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就活のとき意外とネイルは見られている
「就活中でも指先はきれいにしておきたい」と、女性なら誰しもが思うことでしょう。
とはいえ、派手なカラーや凝ったデザインネイルは就活には不向きです。身だしなみは頭、足、爪など体の先端部分に現れると言われています。
上品且つ清潔さを与える第一印象が重要な面接において、髪型や服装だけではなく、採用担当者たちはネイルも意外とチェックしています。
今回は、面接官に好印象を与えられる爪の長さ、形、色についてご紹介していきます。また、自宅でケアする際の正しい方法についてネイリストの方に取材してきました。
そもそも就活でネイルはOKなの？
先ほどお話しましたが、派手なカラーや奇抜なデザインのネイルは就職活動中は控えた方がいいでしょう。
ただし、クリアやベージュなどの目立ちにくいネイルならOK。むしろ、その方が指先がきれいに見え、面接官たちに清楚で上品な印象を与えることができるからです。
きれいにしていたいとは思う一方で、「就活中にネイルをしていたら、面接官に不快な印象を与えてしまうかもしれない」と感じてしまうもの。
だからと言ってケアをしていない自爪の状態だったり、ささくれがあったり、甘皮で爪が覆われていたり、爪が長すぎる場合は、それだけで面接官にマイナスな印象を与えてしまう可能性があるんです。
面接を受ける時は、椅子に座った状態で手を膝の上に置いています。
この際、指先というのは意外と面接官の視界に入りやすく、チェックされる重要ポイントでもあるのです。
就活で清潔感を与える指先ケア
繰り返しになりますが、就活成功への近道はなんと言っても好印象を与える清潔さが最大のポイントです。
爪の長さ、形、色がほんの少し違うだけで、よくも悪くも相手に与える印象はガラリと変わります。
あなたの今の爪の長さ、形、色は大丈夫なのかどうか、各項目ごとに見ていきましょう。
長さ
基本的に深爪はNG。最近は、爪の白い部分が見えないくらいの短めが流行っています。
カジュアルなファッションに合わせるのであればいいけれど、就活の場合はそれだと子どもっぽくガサツな印象を与えてしまう可能性があるんです。
短ければいいと言うわけではありません。爪の長さを調整する時は、白い部分を2〜4mm残すのがベストです。
形
就活では、指先の形に沿った丸みのあるラウンドフォルムが一番良いでしょう。相手に、やわらかく落ち着いた雰囲気を与えてくれます。
反対に、角を残したスクエアフォルムはカジュアルすぎて就活用には不向きです。
また、爪先が尖ったオーバルフォルムは攻撃的で強い印象になりやすいため、角は削ぎ落としてなるべく丸いフォルムに仕上げましょう。
色
どうしてもカラーをしたい、という人もきっといるでしょう。
そうした場合は、黒、濃紺、グレーといったどのリクルートスーツの色とも合う、クリア、ベージュ、ほのかに薄いピンクがベターです。
トップコートを塗るだけでツヤが出て、パッと見た時に清潔感のある印象になります。
ほのかに薄いピンクやベージュは指先の血色が明るく見えて、手元全体が美しくなるんです。
受付業務の場合は特に、来客対応がメインとなるため手元を見られる機会が多くなります。
指先がきれいだと、それだけで上品で清楚な印象を与えてくれるんです。
自爪じゃだめなの？
就活におけるネイルは、基本的には何も塗っていない自爪が理想です。特に金融関係、公務員などのお堅い業界の場合は、自爪の方が好まれる傾向にあります。
反対に、面接官の好みにもよると思いますが、アパレル、クリエイティブ、外資系企業では、トップコートで艶っぽいネイルの方が好意的に見てもらえることもあるんです。
ただし、爪の間にゴミが詰まっていたり、甘皮がパリパリになっていたり、爪に筋が入って形が不揃いだったりすると、ガサツで不衛生な印象を与えてしまう場合があるため、ネイルケアは怠らないようにしよう。
縦長できれいな爪が理想ですが、爪の形をコンプレックスに感じる女子は意外といます。
最近は「自爪風ネイル」といって、爪を大きく長く健康的な印象に見せてくれるデザインネイルもあるんですよ。
就活女子必見！ネイリストが教える就活におすすめなネイルとケア方法
ネイルケアをするのとしないのとではどのくらい違いが生まれるのか、指先の乾燥に悩む私渡辺が、ネイルサロンで施術を受けてきました。
また、プロのネイリストの方に教えていただいた自宅で簡単にできるセルフケアの方法、おすすめのネイルカラーもご紹介します。
男前な手元で恐縮ですが、ネイルケアでどのくらい見た目の印象が変わるのでしょうか。
白い部分は2〜4mm残した長さ
まずはやすりで爪の長さを整えていきます。二枚爪を防ぎ、尚且つ爪切りによる負担を減らすためにも長さ調整の時はヤスリを使いましょう。
そして整えた状態がこちら。
このように、ヤスリで整えて爪の長さを均等にするだけで清潔感のある印象。しかし、爪の根元が甘皮に覆われているため爪の面積が小さく見え、カジュアルさが強調されてしまいます。
ネイルサロンでは専用の器具で甘皮を取り除いていきます。自宅で甘皮処理する場合は、お風呂から出た後に綿棒で軽く押し上げるときれいになるそうです。この時、ボディオイルやネイルオイルをつけておくと保湿効果が高まります。
専用マシーンの振動で甘皮を押し上げます。ちなみに甘皮は垢ではなく、爪を覆う保護膜のようなもので、多い少ないは個々の体質によってバラバラです。
専用のニッパーを使って、甘皮をカット。セルフケアする場合は、甘皮以外の皮膚をカットしてしまう危険があるほか、そレガささくれや乾燥を招く場合があるため自宅での使用は避けましょう。
ニッパーでカットしながら、除去した甘皮をガーゼできれいに拭き取ります。こうして少しずつ丁寧に甘皮をカットしていくことで、爪の面積が広くなって誠実な印象を与えてくれるんです。
甘皮処理が終わった状態がこちらです。もう一度処理前の写真と比べてみましょう。
施術前と後の写真を比較すると、爪の根元にある爪半月と呼ばれる白い部分がよりくっきり出ています。
また、張り付いていた甘皮を処理したことで奥行きが出るほか、爪の表面積が広くなり指を長く見せる効果もあるのです。
甘皮処理直後の爪や皮膚は、不要な膜が取れたことで乾燥しやすい状態です。オイルで保湿することできれいな爪が生えやすく、二枚爪の予防にも繋がります。
爪が小さいことにコンプレックスを抱える女性は案外いるもの。そういう人こそ、長さの調整、形を均等にする、甘皮を処理するなどきちんと指先のケアをしておくことで、目の前にいる面接官たちから好印象を持ってもらえるのです。
セルフケアの方法
指先だけで第一印象が左右されると言っても過言ではない、指先のケア。
企業の採用担当者は未だに中高年の男性が多く、就活をより有利に進めて内定を勝ち取る第一段階として、まずは上品、清楚、清潔感がとても大事なキーワードとなるのです。
就活に向けてネイルはどうしたらいいのかわからないと悩んでいる方は、下記のポイントを意識してセルフケアしてみましょう。
長さを調整する時はヤスリを使う
爪の長さを整える時は、必ずヤスリを使いましょう。爪切りだと確かに楽ではありますが、断面が2枚に分かれて二枚爪の原因になるほか、形が不揃いになりだらしがない印象になってしまいます。
お湯に5分間指先をつけて甘皮をふやかす
洗面器に40度前後のお湯をためて1〜2分間指先を入れ、皮膚をやわらかくします。そうすることで甘皮を押し上げやすくなるんです。ラベンダーやペパーミントなどの精油を加えると、リラックス効果も生まれます。
ネイルオイルで保湿する
冬場は暖房や空気の乾燥によって乾燥しやすく、ケアを怠ると皮膚が硬くなってガサガサになってしまいます。ささくれを予防しきれいな手元を保てるよう、ネイルオイルできちんと保湿しましょう。
就活におすすめのネイルカラー
先ほど少しお話しましたが、金融、医療、公務員などのお堅い業界の場合は自爪が好ましいと言えます。
しかし、おしゃれを楽しみたい女子の中には「就活だから、、、」とそれまでしていたジェルやマニキュアを泣く泣く除去する人もいるのではないでしょうか。
もしどうしても自爪に抵抗がある場合は、自然な色にもっとも近いベージュ、うっすら色味がついたピンク、少しだけパールが入ったカラーであれば、手元をより美しく見せてくれます。
今回お邪魔させていた「エルネイル」さんには、医療関係や金融関係で働いてらっしゃるお客様が多いようで、こうした肌と馴染みやすく目立ちにくいカラーをおすすめしているのだそうです。
また、色味はつけなくてもトップコートを塗るだけで、爪表面に自然なツヤが出て清潔な印象を与えられます。
紫、赤、ピンク、オレンジ、ラメなどの派手な色合いは避け、就活中は整えた自爪で勝負するか、落ち着いた色でおしゃれを楽しむか、どちらかに留めておきましょう。
就活のために自爪にしたら、案外楽でそのままマニキュアライフからフェードアウトした、なんていう話もよくあるそうなので、爪を休めてあげるのもアリなのかもしれませんよ。
今回取材に伺った「Nail Salon L nail中目黒（エルネイル）」では、ネイルケアに力を入れており、女性だけでなく男性用のケアコースが充実しています。
ちなみに取材に伺った日、代表取締役の西塚卓さんが来店されていて「社長、薬指だけ妙に長いですよ（笑）」「え、あそう？」と和気藹々と楽しそうな雰囲気でネイルケアを受けてらっしゃいました。
ハンドケアは必須
いくら指先のケアに力を入れたところで、乾燥によるひび割れ、ガサつき、粉が吹いている手元は、決して美しいとは言えません。
保湿されてきちんとケアが行き届いた女性の手元を見ると、ただそれだけで上品で清潔な印象を抱くことありませんか？
ハンドクリームは乾燥対策や就活に限った話ではなく、上品な手元を演出するためのマストアイテムです。
ただし、香りが強すぎるものだと人によっては相手に不快な印象を持たれてしまうケースがあるため、無香料もしくは極力香りを抑えた微香料を選ぶようにしましょう。
手のムダ毛処理も忘れずに
「男性が気になる女性のむだ毛ランキング」で10位にランクインしている、ゆびのむだ毛。
腕や脇に比べて1本1本が細くて目立ちにくいものの、案外目立つうえ人から見られている部分でもあるのです。
ネイルやハンドケアは抜かりないのに、むだ毛を見た瞬間に百年の恋もなんとやらで、清潔度指数がガタ落ちするのは間違いないでしょう。
就活だけではなく、入社後はクライアントとの商談、打ち合わせ、接待など様々な人と接する機会が多くなります。
そうした外部の人たちに清潔な印象を与えるためにも、常に見られているという意識を持ち、むだ毛のケアもしっかり行いましょう。
就活ネイルは清潔感が重要
お辞儀をした時、膝の上に手を置いた時など、実は意外と人から見られている手元は、普段の生活やあなたの人となりを表す一部と言っても過言ではありません。
今回は就活という形でお話しましたが、社会に出てからも同じで、取引先や営業先で名刺交換をしたりと人と接する機会が多い場合は特に指先のケアが大切です。
採用担当者たちは、あなたの指先もチェックしています。知的で上品な印象を与えて内定に近づけるためにも、ネイルケアを入念に行ってから面接に挑みましょう。
最後に余談ですが、、、。施術の後に用意してくださったホットゆず茶の隣に、私宛の手書きのメッセージカードが置いてありました。ネイルケアでスッキリした後のこうした心温まるサービスって、本当嬉しいですね。