もしかして自分だけ?就職が決まらない人の特徴と6つの解決方法!

悩む男性
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就職が決まらないのはなぜだろう?

悩む女性

就職活動を頑張ってはいるけれど、「なかなか内定をもらえない」あるいは「一次面接で落ちてしまう」など、就職先が決まらずに焦りを感じていませんか?

どうして就職が決まらないのか、その原因を把握しなければ闇雲に面接を受けていても、同じことの繰り返しになってしまうかもしれません。そこで今回は、就職活動に悩みを持つ人を少しでも減らしたいと思い、就職が決まらないのにはどんな理由が考えられるのかをご紹介します。

就職が決まらない人には特徴がある?

ハンカチ

就職が決まらない、内定がもらえない、面接がうまくいかない、という人にはある共通点があります。一体どうすれば、望むような形で就職活動を進められるのでしょうか?

そもそもエントリー数が極端に少ない

あなたは、何社にエントリーをしていますか?
「僕は商社一本だから」「私はマスコミ業界だけを狙ってる」など、ある特定の業界にこだわるあまり、そもそもエントリー数が少なくなっているという理由がまず考えられます。

やりたいことがあるのは素晴らしいことですが、いきなりひとつに絞ってしまうと選択の幅を自ら狭めてしまうことにもなりかねません。たとえば、マスコミ業界と言っても放送、新聞、出版、メディアなどさまざまなジャンルに分かれています。「企画や制作に携わりたい」のか「ライティングや編集業務に携わりたい」のか、自分が何に興味があるのかをまず明確にしてみましょう。

自信と余裕がない

雨粒

面接は誰でも緊張してしまうものですが、自信や余裕のなさは無意識のうちに表情にも出てしまいます。また、年間何百人もの応募者の面談や面接をおこなっている面接官には、瞬時にその表情を読み取られてしまいます。

もしあなたが採用する側だったら、どんな人と働きたいと思いますか?根拠がないことをツラツラ並べて語るのは良くありませんが、自信なさげに話す人よりも堂々とした態度でいる人の方が頼り甲斐があって「一緒になんでもやり遂げられそう」と思ってもらえるもの。ハキハキと大きな声で話すだけでも、自信に満ちたオーラをまとうことは可能です!

面接準備が不十分

面接では、さまざまな切り口から質問が投げかけられますが、「自分を動物に例えるとなんだと思いますか?」や「学生時代にもっとも力を注いだことを教えてください」という具合に、ある程度パターンが決まっている場合が多く、面接で聞かれる頻度の高い質問というのは必ず事前に練習しておくものです。

面接の準備が不十分だと、突っ込まれたときに臨機応変な対応をすることができないため、しどろもどろになったり、その場しのぎの適当な返答になったり、支離滅裂な答え方になってしまいます。

聞かれた質問に場当たり的に答えるのではなく、前もって調べたり、書き出したりして、きちんと準備をしておきましょう。

志望動機が固まっていない

女子大学生

「この企業だからこそ入社したい」という志望動機をきちんと伝えられていますか?いくらスキルや能力があって優秀な人材であったとしても、入社意欲を疑われてしまう学生に、人事は内定を出さないでしょう。

「この学生なら、会社の成長に貢献してくれるに違いない」と思ってもらえるよう、強い意欲と前向きな姿勢をアピールしなければなりません。

質問の意図を理解していない

面接官がどんな理由であなたにその質問をしているのか、質問の意図をきちんと理解できていますか?
例えば、面接でよく聞かれる質問のひとつに「あなたの尊敬する人は誰ですか?」というものがあります。これはただ単に、あなたが尊敬している人が誰かを知りたいわけではありません。この質問を通してあなたの価値観や仕事への熱意を知りたいと考えているんです。就職の成功率を上げるためには、面接官からの質問の意図や本質をきちんと理解したうえで受け答えすることがポイントです。

自己PRがきちんとできていない

考える女性

自分がいかにその企業にとって必要な人材であるかどうか、きちんと自己PRできていないというパターンです。数年前までは、スキルやポテンシャルに重きを置いた採用基準であったのに対し最近は、ミッションやカルチャーへのフィットをより重要視する流れに変わってきています。

だからこそ、応募者は他人にはない自分だけの強みや長所、前向きな姿勢を積極的にアピールする必要があるのです。

企業研究がきちんとできていない

今はインターネットで調べれば、ある程度の情報は簡単に収集できる時代です。応募した企業や興味のある業界についての研究が足りていないと、自分の魅力を絡めた自己PRはおろか、志望動機も不十分な内容になってしまう可能性があります。

企業が思い描くキャリアビジョン、求めている人物像についてを自分のなかにきちんと落とし込んでおくためには、徹底的に応募先企業についてリサーチする必要があります。

面接がうまくいかない人同士で傷を舐め合う

女性を励ます男性

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、人は同じような属性の者同士で自然と集まる傾向にあります。そして、うまくいかなかった同士で傷を舐め合い、知らず知らずのうちにグループの雰囲気が自分に影響を及ぼしてしまっているというパターンです。

反対に、いつも面接に受かる人が輪の中にいると、なぜか自分も受かるかもしれないと前向きな気持ちになるもの。うまくいかなった人同士で集まっても発展性は見込めないため、同意を求めるばかりではなく、内定をバンバンもらっている人から的確なアドバイスをもらってみましょう。

就職活動をやめてしまう

なかなか内定がもらえず、就職活動を諦めてしまうパターン。これは、就活生がもっとも陥りやすいケースです。面接がことごとく失敗に終わり、何度も不採用通知を受けると次第に、「もう自分なんて何をやってもうまくいかないんだ」と自己否定するようになってしまいます。

そもそも、エントリー数が少ない時点で、内定がもらえる可能性は低くなってしまうもの。つまり、就職活動を続けなければ当然、内定が出るはずもないのです……。

就職活動がうまくいく6つの方法

笑顔の女性

就職活動がうまくいかない人に共通しているのは、「軸がブレている」ということ。軸というのは「自分が企業を選ぶ基準」です。

・余裕と自信がない

・企業選びの軸が定まっていない

・志望動機が不明確

・話すのが上手ではない

・他の人よりも魅力的な部分が見つけられない

 

これらを改善するためには、下記の内容を見直してみましょう。

1.諦めない

なんと言っても一番は、すぐに諦めないことです。まわりの友達が内定をもらっているなか、自分だけなかなか就職が決まらないと、どうしても投げだしたくなってしまいますよね。

けれど、うまくいかないからといって、すぐに諦めないで欲しいのです。以前取材をした企業の代表がこんなことを言っていました。「内定が決まらなかったのはスキルがないからじゃない。その企業のカルチャーにフィットしていなかったから。だから諦めずに就活を続けることが大切」。

先ほどもお話をしましたが、企業側の採用基準が少しずつ変わりつつあるため、不採用となったことを「失敗」だと落胆せずに気持ちを切り替えて、カルチャーフィットしそうな企業を探してまた挑戦してみましょう。

2.エントリー数を増やす

パソコンと女性

エントリーする企業を増やしてみましょう。企業数を増やせばそれだけ採用のチャンスも増え、就職活動対策としてはかなりの効果が見込めます。エントリーした企業の関連会社やグループ会社など的を広げてみるのもオススメです。

大手企業だけに絞っているのであれば、似たような業界のベンチャーや中小企業などにも視点を当ててみると、今は名前も知らない企業のなかに将来性のある企業が存在していることも。就職先が決まらないときにこそ、志望企業を選ぶ視野をもっと広げてみることが必要です。

3.面接練習を繰り返しおこなう

面接で必ず聞かれる質問や聞かれる頻度が多い質問などはインターネットで検索して、答えを用意しておきましょう。

事前に時間をかけて質問と向き合っておけば、その質問に込められた面接官の想いや意図などに気が付いて、より魅力的な答え方ができるようになります。面接練習を繰り返しおこない、引き出しをたくさん用意しておきましょう。

4.自己PRを見直す

スマホを持つ二人

志望動機がブレていると、自己PRも説得力に欠けてしまいます。学生時代に経験したエピソードや問題を解決するために実行したことなど、過去の具体的な話を絡めて話すことでより魅力的なアプローチができるようになります。

さらに、経験から学んだことを今後のビジネスにどう生かしていきたいのかなど、可能性を想像させるような話し方だと、「もっと話を聞いてみたい」「一緒に働いてみたい」と、面接官から興味を持ってもらえるはずです。

5.自分の弱点を検証してみる

自分の弱点を書き出してみる、という方法です。エントリーシートの書き方に問題がある、面接での立ち居振る舞いや回答の仕方に問題がある、など自分が苦手意識を持っている部分を明確にしてみましょう。

エントリーシートの書き方に自信がない場合は、社会人の先輩やキャリアセンターの職員などに添削を依頼し、面接が苦手なのであれば、ビデオ撮影や鏡の前で練習をしてみるなど、いくらでも解決策はあるはずです。

6.常に「理由」を考える

書類を見る女性

なぜその企業に惹かれたのか、どうして働きたいと思ったかなど、行動した理由と向き合ってみましょう。人が行動を起こすときは想像以上のエネルギーが必要となります。

だからこそ、そこには必ず理由があります。なぜ良いと思ったのか、星の数ほどある企業のなかからなぜ選んだのか、常に理由を考えることで、アプローチの仕方もより具体的になります。

客観的な視点で自分を見つめ直してみよう

メモをとり将来の目標を決める女性

「なかなか内定をもらえない」「受ける面接がことごとく失敗に終わる」と就活に行き詰まりを感じているのだとしたら、一度立ち止まって自分を見つめ直してみましょう。

自分の弱点を見つめ直すことで、具体的な改善策を導き出せたり、状況が良い方に好転したりと、必ずプラスになるはずです。「もう何もかもうまくいかない」と諦めず「また次がある」と気持ちを切り替えて先に進みましょう!

 

【編集:岡冨 りさ】