本当にあるの? 就職活動における見た目採用について

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女性が面接で見た目採用されることはあるのか

たった数十分の面接で合否が決まる就活。「もしかして見た目で合否を決めることもあるのでは?」と気になる方もいるはず

はっきり言うと、見た目採用は存在します。人目を引くことも仕事の一つとされる業界では、見た目の良さもアドバンテージになることは否定できません。

しかし、見た目”だけ”で採用されることもありません。見た目がよくてももともとの顔立ちがどうこうというよりも、その人の性格や考え方、それが現れる総体としての外見が評価され、採用につながるのだと考えましょう。
また、見た目に関しては特に女性の方が思い悩んだりすることも多いと思いますが、美人でなければ女性は採用されないといったことは決してありません。就職が決まらず落ち込む時期には、「自分の見た目のせいだろうか」と悩む人もいるでしょう。でも容貌が恵まれていることは内定の必須条件ではありません。素の自分をより魅力的に見せられるように、記事の後半でご紹介するような工夫できる点には努力を惜しまないようにしましょう。

アパレル・ブライダル・ホテルの3業界は見た目重視の傾向に

さて業界によっては社員の見た目重視なところと、そうでないところがあるのは何となく感じているかと思います。では、具体的にどんな業界が見た目重視なのでしょうか?

まず、人の人生の節目にかかわる職業は、見た目の良さも売りの一つです。就活生の人気業界常連のブライダル業界も、見た目が重視される業界の一つ。結婚式という華やかな場を企画するのにふさわしい、華やかさやセンスの良さが求められますね。

同じくセンスが必要といえばアパレル業界。この業界では、キャリアのスタートは、まず店舗営業であることが特徴です。自ブランドの商品を身につけ、代表として店頭に立つわけですから、やはり見た目に気をつかう必要があります。顔の造作というよりもむしろ明るく自然な笑顔や、親しみやすさなどが求められるとともに、着こなしや組み合わせなどをお客様に提案できるための美的センスが求められます。

また同じ接客業でも特にホテル業界は、他業界よりも特に従業員の清潔感を厳しく見る業界です。特に政財界の要人が訪れることもある高級ホテルではその傾向が強いでしょう。
ホテル業界を受験する上で、外見が上品できりっとした印象であることは大きな長所の一つです。

見た目が特に問われる業界として、ブライダル・アパレル・ホテル業界を挙げました。共通することは華やかなイメージで美的センスが問われる業界であることです。就活生に人気のこれらの業界を目指す場合は、特に見た目に気を配るようにしましょう。

見た目重視の業界に就職したい人が注意すべきこと

美的センスを重視する業界では見た目が重要だということをお伝えしてきましたが、面接ではどんな点が審査基準になるのでしょうか?

面接選考では、「見た目」という項目で美しさが点数評価されるというよりも、第一印象の良さや、かもしだす雰囲気の良さが総合評価に影響するという方が正確です。みんな同じ就活スーツを着ていても、その人の持つ華やかさや品の良さ、美的センスは自然に伝わります。髪の整え方やメイクの仕方、スーツの着こなし、かばんや靴の選び方など、細かい点ですがその一つ一つがあなたを印象づけています。逆をいえば、こうした細かい点に気を配れるかどうかが合否の分かれ目と言えるでしょう。

このような業界を受験する際は、全体的な見た目に気を抜かないでほしいのですが、特に気を付けるとすれば、それは髪型です。面接は座って行うものなので、顔周りの印象は特に記憶に残ります。同じ顔立ちでも髪型が違うと大きく印象が異なるものです。まとめ方や前髪の流し方はもちろんですが、横を向いたときに不自然ではないか、頭頂部や耳周りの髪の毛がはねていないかなど、面接の部屋に入る前に必ず鏡でチェックしましょう。

見た目が重要な業界では、何よりも大事なのは自信です。いくら容貌が整っていても、自信なさげにしていては何のプラスにもなりません。自信は小さな積み重ねが大切。自分の魅力が一番伝わるように細かな点から見た目を磨いて、面接に臨みましょう!