先輩たちに学べ! 就活で後悔してるTOP4

絶望する男
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勤務地などがランクイン!就活で後悔したことランキング

1.休日について知ろう!完全週休二日制と週休二日制

学生と社会人の大きな違いは、まずスケジュールの違いがあげられるでしょう。授業が平日でもない日は、アルバイトや友達と遊びに行くことが可能であったかもしれませんが、社会人となるとそんなわけにはいきません。

平日は基本的には朝から夕方、時には夜遅くまで仕事に従事することに成ります。自分の時間は仕事後、または休日に捻出し、趣味や旅行などの時間にあてることとなります。自分のスケジュールはあくまで空いている時間(仕事以外の時間)でしか決めることはできません。そのため、就職活動前には、休日についてしっかりと確認しておくことが重要です。特に重要になってくるのが、完全週休二日制と週休二日制の違いです

週休二日と聞けば、土日は休むことができ自分の時間が使えると思うかもしれませんが、よく注意しなければ大きな落とし穴にはまることになります。完全週休二日制とは、毎週必ず2日間の休みがあることです。皆さんが考えている週末の土日休みがこれの典型例です。一方で、週休二日制は1か月の間に週2日以上の休みがある週が一度以上あることをさします。そのため、この点を知らずに入社し、思った以上に休みがない! といった事態は起こりえます。具体例として、毎週土曜日と第1、第2、第3月曜日が休み、毎週日曜日と月2回土曜日が休みになるといったシステムです。毎週必ず2日の休日があるだけでなく、あくまで月に1回以上週に休める日が2日あるということです。アパレルや飲食業のシフト制ではこのような休みの組まれ方がなされるケースが多いです。思ったより休みがないという事態にもなりますので、後悔したこと1位として納得の理由でしょう。

社会人になると、自分の自由に使える時間は限られてきますので、自分の時間をどのように使えるか、働く前にイメージすることは重要です。皆さんがシフト制を取り入れている企業に就職すると、休みは不定期となりますし、万一、週休二日制を採用している企業ですと、なかなか休みがとりにくいということにもなりかねません。そのため、完全週休二日制か週休二日制なのか、求人情報をよく確認しましょう。

2.見落としがちな福利厚生 見えない給料とは?

また社会人と学生の大きな違いとしては、給与が皆さんの働きに応じて支給されることです。アルバイト経験があれば、お給料を受け取った経験はあるかと思いますが、社会人になると給与のほかに保険や様々な補助などが給与に加えて付与される場合があります。

皆さんが求人情報をみる際には初任給やボーナスといったお金に目が行きがちですが、その金額に加えて、様々な補助について目を向ける必要があります。例えば首都圏勤務で月額初任給が20万円で勤務先から補助がない場合、家賃等諸経費を含めて10万円の月々コストがかかるとします。そうすると皆さんが自由に使えるお金は10万円となります。あくまで、仮定の話で考えてください。しかし皆さんの勤務先が月額給与20万円に加え、月3万円の家賃補助をしてくれる場合、諸経費の額は10万円から7万円まで下がりますから、実際に使える金額は13万円まで増額することになります。

給与が高くて何の補助も出ないケースと給与が少々低くて補助が手厚いケースを比べると自由に使えるお金は後者の方が多いケースが大半です。そのため就職の際には額面だけの給料を見るだけでなく、様々な補助を含めた見えない給料も計算することが重要です。

3.東京勤務はどこへいった? 勤務地について知ろう

皆さんが総合職を志望した場合、多くのメーカー、銀行では全国転勤を伴い、東京や首都圏勤務を志望していても、地方勤務を命ぜられることもあります。最近ではエリア総合職など、一定の範囲内での勤務をはじめから指定した職種も用意されていることもありますが、まだ一般的なシステムとはいえないでしょう。

就職活動時、または入社時に勤務地の希望はとられるとは思いますが、首都圏勤務は当然人気ですので、競争倍率は高いため、地方に配属される可能性も捨てきれません。つまり、総合職勤務を希望する学生の皆さんは、勤務地についてリスクがあることをあらかじめ知っておきましょう。入社前は東京でバリバリ働くイメージをしていたのに、実際は地方都市で勤務の毎日ということも十分にありえます。会社員である以上、就職に後悔してると考えるだけでなく、辞令には従わなければいけませんから、入社前に勤務地に関して十分な確認をとりましょう。またどれくらいで転勤の機会があるかについて知ることも、リスクを避けるために非常に重要です。

4.見込み残業代の存在 残業代はでるのか?

昨今ではブラック企業という単語も一般化し、サビ残(サービス残業)など働く前に心配することは大変多くなったかと思います。ホワイト企業と優良企業を一概にくくることはできませんが、残業についての定義によって、企業がブラックかホワイトか大まかに見分けられます。先ほどの福利厚生でもお話ししましたが、見えない給料というものがあります。残業代は求人の際にどの程度のものなのか、把握することは難しいものです。

注意点として、求人の給与詳細に残業代が組み込まれているか、否かが重要になります。例えば、年俸制を採用している企業では残業があることを前提に設定されており、すべてあらかじめ含まれているというケースもあります。例えば月額給与で30万円(見込み残業代)と表記される場合は、残業をすることを前提に、残業何時間までの給与があらかじめ盛り込まれているということです。見込み残業代は月に30時間など、あらかじめ企業によって示されているケースが多いです。

残業代がすでに給与に盛り込まれているのか、また月額給与に加え、働きに応じて残業代が付与されるのかは企業によりけりです。どちらが得なのかは、業種、業態にもよりますので、事前に企業、業界の働き方についてリサーチをするとよいでしょう。

就職後に後悔しないために、今できること

OB、OG訪問をして生の情報を得よう

入社してから後悔しないために、実際に働いている方から情報を得ることは非常に重要です。大学のキャリアセンターやサークルのOB,OGネットワークを駆使し、実際に志望している企業で働いている先輩から、生の情報を得ましょう。求人情報などの書面ではわからない部分について聞くこともできますし、実際に働いてからのイメージをつかみやすいでしょう。場合によっては、ここで先輩たちが後悔していることも耳にすることができるかもしれません。

就職、転職サイトの口コミを見てみよう

OB,OG訪問が難しい場合はインターネットを活用しましょう。匿名性というデメリットはありますが、その分より具体的な情報や辛辣な評判を見ることができる可能性も高いです。悪評判を鵜呑みにすることはおすすめしませんが、参考情報にはなるでしょう。

勤務地や待遇といった3年後のモデルケースを聞いてみよう

実際に働いてから後悔する前に、自分の働いている姿をイメージすることが重要です。そのため、入社してから新人といわれる3年間のモデルケースを調べるとよいでしょう。面接の際に、担当官の方に聞いてみるとよいかもしれません。自分が働いている姿をモデルケースと比べてイメージすることで、不安要素や不確定要素を少しずつ明らかにしていくことができます。後悔する前に、聞けること、調べることはやり尽くしましょう。