意外と稼げる!? 長期有給インターンの給料・給与・時給

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長期インターンは有給が基本。短期は会社によって報酬が!

まずはインターンの種類についてカンタンにおさらいしましょう! インターンには、大きく分けて2種類あって、種類によって給料が出るかどうか大きく変わるんです。

短期インターンはお金が出ないところがほとんど

短期インターンとはその名の通り短い期間で行うインターンの事で、サマーインターンやウィンターインターンと言われているものです。一日や数週間程のプログラム形式場合が多く、多くの場合は給料が出ません

ただし、短期インターンでも企業によっては報酬が出るようなインターンもあるんですよ。リクルートやLINEと言ったベンチャー系の会社では特に短期でも給料や有償を出すところが多いそうです!
もし短期インターンでなおかつ有給のインターンを探している場合は、募集要項に給与の記載があるかどうかで判断するようにしましょう。

長期インターンの多くは給与が出る有給インターン

「長期インターン」とは、数ヶ月から一年を通して行うインターンの事で、他の社員と同じような仕事をしたり、企業の一員として働くインターンのことです。
週何日以上、一日何時間以上と就業条件が決められていることが多いのも特徴ですね。実際に会社の中で働くタイプの長期インターンは一般的に給料の出る有給インターンなんです!

期間 給与
短期インターン 1日から数週間が多い 給料が出ない
長期インターン 数か月から数週間が多い 給料が出る

長期インターンの給与は時給か日給! 平均時給は1,000円

長期インターンはお金が支払われる有給インターンであるということを説明しましたが、それでは長期インターンの給与とはどのように決められていて、どのくらいの金額が支払われるのでしょうか。

長期インターンの給料は“時給”での支給が多い

まず、長期インターンの給与体系は企業によって様々ですが、多くの会社では時給で給与を出しています。時給以外では、日給で給料を支給をしていることもあります。

また、職種によってインセンティブ(成果ごとに追加で発生する給与)を支給する場合もあります。例えば営業職などの場合、アポイントの獲得数や成約件数ごとに追加給与が発生したり、ライターのインターンはひと記事でいくら給与が発生するなどといったしくみを導入している企業もあります。

交通費などの必要経費は、支給しているところが多いのではないでしょうか。“一月いくらまで”のような上限アリもありえるので、実際に求人を見て確認しておきたいところですね。

長期インターンの時給の平均は1,000円程度

さて給与のシステムがわかったら、あとは気になるのは実際どれくらいもらえるかですよね。

長期インターンの給与の相場は、

  • 時給:1,000円程度
  • 日給:5,000円〜7,000円程度

です。アルバイトとほとんど変わらないくらいと言えるのではないでしょうか。意外とお金を稼げると思いませんか?

また、先ほど書いたように成果による追加給与が導入されている企業もあり、そういった企業の場合は基本給は比較的安めであることが多いようです。

給料ナシは注意! 給料アリでもめちゃくちゃ安いことも!?

長期インターンを募集している企業の中でも、給与が出ない、いわゆる無給で学生を働かせる無給インターンシップもあります。

きちんと給料の支給があるのかどうかは、絶対に事前に確認しておかないといけません
もちろん“成長”や“やりがい”といったものはインターンにとって重要な要素ではあります。しかしそればかりを強調し、給料を支払わずに学生を働かせようと考える企業が存在するのも残念ながら事実です……

大切なお金の話はインターンに参加する前にクリアにしておき、インターンを始めてから後悔のないようにしましょう!
なぜならば、労働に対して対価を支払うことは当然のことであり、その部分を疎かにしている企業というのはお世辞にも優良企業とは呼べないことが多いからです。
いわゆるブラック企業と呼ばれる企業も少なくなく、インターンとして参加してみた結果、最初の取り決め以上の時間働かされることになってしまったりといったことにもなりかねませんので、十分注意をするようにしましょう。

無給もしくはかなり低い賃金で学生にインターンをさせようとしている企業の募集要項には、給与に関する記載がなくあったとしても要相談といったような形でぼかしていることもあります。そのような会社でインターンしたいときは、きちんと担当者に確認をするようにしましょう。

また、時給以外で給料が支給される場合は、自分で時給換算をしてみることをおすすめします。
実は日当だからといって、最低賃金よりも安い給料で働かせようとする会社もあるのです。例えば、10時〜19時(休憩1時間)の出勤で日当5,000円だと、なんとその時給は625円なのです! 時給で計算してみた結果、あまりにも安い給料で働かされるということが分かったら、もう一度応募を検討し直すようにしましょう。

給与アップも狙える!? 長期インターンにはこんな昇給制度が!

インターンと言えども、アルバイトや社員と同じように昇給制度を導入している企業もあります

例えばインセンティブを設定しているような企業の場合、ある一定のインセンティブを越えた場合、基本給そのものをアップする昇給制度を導入している場合があります。営業職の場合、成約何件につきいくら昇給といった昇給制度を導入している場合も少なくありません。
また、インターン生をいくつかの階級に分けて、その階級ごとに給与を設定している場合もあります。単純に勤務日数によって階級が移動する場合もありますし、成果によって階級が変わる場合もあります。

企業側がそうした昇給制度を導入する背景には、インターン生のやる気や自発性を誘発する狙いがあります。給与という非常に分かりやすい基準で成果を目に見えるようにし、より積極的に働いてもらおうと言う狙いがあるのです。

インターンはお金を設けることが主目的ではありません。もし単純にお金を稼ぎたいのならばアルバイトをいくつか掛け持ちする方が稼げる場合も多いでしょう。しかしそういった昇給制度をうまく利用し、自分の中の目標設定などに活用することもできますので、参加する前に昇給の有無なども確認できるようならばしておくと良いでしょう。