ESって訂正しても大丈夫?手書きESの書き損じあるあるについて疑問を解消します!

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修正された跡のあるエントリーシートは好まれない

じっくりと時間をかけて、気持ちを込めて書いたエントリーシートでうっかりミス。どうにかうまい具合に修正テープで訂正を加えたい…!という葛藤に駆られてしまうものですが、そこはぐっと堪えて、新しい紙に書き直しをしましょう。

「でも人事担当者はたくさんのESを見ているのだから、いちいちそんなに細かいところまで見てないんじゃないの?」とも思われますよね。確かに、膨大に届くエントリーシートを一字一句見比べているということは、あまりないかも知れません。しかし、逆にいえばたくさんのエントリーシートの中で、修正が加えられているものが混じっていると目立ってしまう可能性も多いと思います。もちろん、ネガティブな意味で、です。エントリーシートや履歴書を手書きで書く場合において「修正してはいけない」というルールこそありませんが、それがきっかけであなたの印象が悪くなってしまっては、とても勿体無いことですよね。

訂正印を使っての修正もNG

朱肉
修正テープのみならず、訂正印を用いた修正も控えるようにしましょう。訂正印を使った文書の訂正は、公式な訂正方法というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかしエントリーシートや履歴書の場合は内容そのものよりも、最初から最後まで気を抜かずしっかりと書き上げていることそのものの方が重要な判断基準であることもあります。ですからもし書き間違いをしてしまったら、潔く新しく書き直すのがベターです。「ほぼ完成していたのに!」なんて、ものすごく悔しい思いもされるでしょうが、その努力はきっと、企業にも届きます。書類選考という第一関門をクリアし、少しでも企業からのイメージをを良くするためと辛抱して、もう一度書き直すことをお勧めします。

ミスをしてしまってもメールは不要

悩む男性

よほどのミスや変更点が無い限り連絡する必要はない

これまでのケースはエントリーシート作成中におけるものでしたが、実際に提出した後に間違いがあったことに気付いた場合はどのように対応するべきでしょうか。企業にその旨を連絡した方がより丁寧だと思われるかな?などと色々な考えが頭をよぎり、連絡すべきかどうか不安になるかもしれません。ですが、基本的には応募先の企業に連絡を入れる必要はありません。

ただし、万が一住所や電話番号といった個人情報に関わる部分において訂正が必要な際は、速やかに採用担当者まで連絡を入れるようにしましょう!

エントリーシートのミスで落ちることはない

ここまで色々とお話してきましたが、それらは最善の策であって、あくまでもエントリーシートの書き間違いが原因で、その企業とのご縁が終わってしまうということはほぼないと考えても良いです。エントリーシートの内容で不採用になることはあっても、書き間違いなどのミスで落ちることはまずないのです。

ですから、もしエントリーシートでミスをしてしまったとしてもあまり気にしすぎることなく面接に臨みましょう。もし面接で、エントリーシートに絡んだ質問を面接官の方にされた場合は、提出後にエントリーシートの誤字に気付いた旨をお詫びしてもいいかもしれません。

下書きや添削などの対策を

エントリーシートは手書きとwebの二種類がありますが、どちらにしても、あらかじめ下書きをすることと、添削をしてもらうことを忘れないようにしましょう。下書きや添削はエントリーシートの数が増えるほど手間に感じやすいですが、誤字脱字や文法ミスのみならず、内容のブラッシュアップにもつながります。

手書きのエントリーシートの場合は特に、下書きが欠かせません。レポートもPCで作成するようになった昨今、自分が思っている以上に漢字の間違いなどは増えてしまうものです。

また、添削をしてもらう相手は大学の友人でも良いですし、大学のキャリア支援を利用するのも良いでしょう。エントリーシートは相手あってのものですので、自分ではいい文章が書けたと思っていても相手からしたらよく分からない、なんてこともあり得ます。そういった一方通行の自己アピールを防ぐためにも、必ず第三者に読んでもらうようにして万全の対策をしていきましょう。

【編集:岡冨りさ】