【イベントレポ】「第1回エンジニア採用を頑張りたい人たちの会」の取材に行ってきた!

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19時を過ぎ、ちらほらと参加者たちが集まり始めました。このイベントにはエンジニアのほか、人事採用担当者も出席しています。イベントが始まるまでの間、パソコンを広げて仕事をする人の姿が数多く見受けられました。

株式会社Branding Engineer

主に、イベント企画を担当している株式会社Branding Engineerの社員、土井皓貴さん。カゴの持ち手がしなるくらい、大量の缶ビールやチューハイを裏から持ってきて、慣れた手つきでテーブルに並べていきます。

そのあまりの動きの速さに、シャッタースピードが追いつきません。イベント慣れしていますね。

株式会社Branding Engineer

正確な数はわかりませんが、ざっと見ただけで40本(参加人数分)以上は確実にあります。

株式会社Branding Engineer

Branding Engineerさんのイベントでは、毎回アルコールを提供しているそうで、月に5〜6万円分おつまみやアルコールをまとめて注文しているのだそう。

お酒のほかにも、お茶や炭酸などのソフトドリンクも用意されています。いいなぁ。

採用人事、エンジニア5名が登壇

株式会社Branding Engineer

時刻は19時30分をまわり、いよいよイベントがスタート!

今回のファシリテーターは、ディベロップメントマネジャーの田中雅人さん。なんと田中さん、入社半年足らずでマネジャーの地位まで上り詰めたという凄腕エンジニアなのだそう。

株式会社Branding Engineer

マイクの調子が悪いのか、田中さんの声が途切れ途切れになる場面が。その様子を心配そうに見つめる、小川昌之さん(株式会社マネーフォワード)と勝股修平さん(株式会社SmartHR)。乾杯の瞬間を待ちわびる田中光さん(株式会社SOROERU)と是澤太志さん(株式会社Speee)。写真左から順に。

乾杯

毎回恒例となっているイベント前の乾杯タイム。ひとり1本ずつ飲み物を片手に、土井さんの合図で乾杯!席が隣同士の人、前後左右の人と乾杯したあと、みなさん満足気にグビグビ飲んでいました。

「第1回エンジニア採用を頑張りたい人たちの会」

「どういうエンジニアを採用したいか?」というテーマについて、是澤さん(株式会社Speee)の会社では、スキルがあり即戦力となる人材を求めているそう。したがって、半年に1人しか採用できないケースもあるのだと言います。

その理由は、優秀なトップエンジニアが教育に回る手間を省き、マネジメントコストがかからないようにするため。そうすることで、エンジニアの仕事により注力でき、ストレスをためない職場の環境づくりを目指せるのだと言います。

小川昌之さん

また、採用フローに関して採用グループリーダーを務める小川さん(株式会社マネーフォワード)の会社では、同日に面談を4回行うのだと言います。

夕方18時頃から遅いと22時過ぎまで、エンジニア、リーダーそれぞれと1対1で面談を行い、全員からの評価が高ければ採用。反対に、一人でも「どうかなぁ」と難色を示すようであれば、不採用になるケースがあるのだそう。

面談を終えた人がこれから面談を行う担当者に対し、「あの人は○○だった」というフィードバックや情報の共有は一切行わないのだと言います。

それは、「一緒に仕事をしたいと思える人材かどうか」という判断基準がブレないようにするため。

田中光さん

田中光さん(株式会社SOROERU)の会社では、総勢9名(うちエンジニア1名)という体制で、技術だけではなく、人としてもエンジニアとして組織の中で成長し伸びていける人かどうかを重要視して採用を行っているようです。

転職求人サイトはもちろん、セミナーやイベントなどで直接会って話をしたことがある人物を採用に結びつけたいと考えており、リファーラル採用にも力を入れているのだと言います。

勝股修平さん

「こういう人は採用したくない」という議題について、勝股修平さん(株式会社SmartHR)は、「他責志向な方」と キッパリ。自責の範囲が広い人は自分へのフィードバックが多いため成長角度が高く、また、他責ではないので仕事で関わる人が気持ちよく働けると考えているからだそうです。

株式会社Branding Engineer

ちなみに、是澤さんの会社では社員との1on1 の際「こういう言い方はちょっとやめて欲しいです」と言われることがあるようで、部下だから上司だからと立場は関係なく、自分が悪いときは素直に「ごめんなさい」が言えるかどうか。仕事をしていくうえで、それが一番大切だと言っていました。

「第1回エンジニア採用を頑張りたい人たちの会」

もし経験値がゼロな場合でも、エンジニアになれるのかどうか。田中光さん(株式会社SOROERU)は、「謙虚であることがものすごく大切」だと言います。卑屈になるのではなく、人に何かアドバイスをもらったり注意を受けた場合は、それをまずは受け入れてきちんと解釈する気持ちを持っておければ、伸び代は十分にあると言っていました。

確かに、人からのアドバイスを突っぱねていては、成長機会を逃してしまいます。たとえ経験値がゼロだったとしても、人の話は素直に聞き入れ、何がいけなかったのか問題を検証して解決しようとする謙虚な姿勢が大事なんですね。これは、どの仕事にも共通しています。

参加者の方々は、パソコンにメモをしたり、深くうなずいたりと、真剣な様子で話に耳を傾けていました。