面接は受けるものじゃない?ブラック企業やミスマッチを回避する3つの方法

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「面接は受けるもの」その考えをまず捨ててみる

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まずは、ブラック企業を見抜く面接の心構えから。
採用を勝ち取れるかどうかの瀬戸際の面接は、だれもが緊張して周りが見えなくなりますよね。

面接官の心証を良くしなきゃ、質問に的確に応えなきゃ、身だしなみや立ち居振る舞いにも気を付けなくてはいけないし、、、

もう、いっぱいいっぱいで平静を保つのも難しく、ついつい受け身になってしまいますよね。

でもちょっと待ってください。本当に、面接は受けるだけのものですか?

面接は受けるだけのものではなく、こちらも「会社を面接する」くらいの勢いで臨むことが、実は就活においては重要だったりします。

少子化で働き手が減っている現在は、企業側も優秀な社員の確保に必死になっています。だからこそ、面接は受け身になっていてはいけないのです。

ブラック企業を見抜く心構えも基本は同じ。「会社を面接する」つもりで平常心と洞察力をもって臨めば、見えない姿も見えてくるものです。ここはしっかり自分のセンサーを働かせましょう。

「会社を面接する」押さえておきたいポイントはココ

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ブラック企業も採用に悪影響を及ぼさないようにうわべを取り繕ってきます。オフィスを一時的に掃除したり、社内の裏事情を見られないように隠していることもあります。人事担当者も学生に疲れた顔は見せません。

しかし、実は隠しきれないサインはいくつもあるんです。そのチェックポイントをしっかり押さえておきましょう。

 

オフィスのココをチェック

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●社員のデスクは片づいているか
●部屋の隅に荷物やゴミが積み上がっていないか
●オフィスのデザインや配置は働きやすそうか
●会社のロケーションや賃料もチェック

オフィスの様子は、見た目で最も分かりやすいポイントです。面接の時期だけ体裁をととのえていても、日々の業務に追われているオフィスには会社のパーソナリティが現れるもの。

社員のデスクが総じて片づいていない、部屋の隅に古い段ボール箱や埃をかぶった荷物が積み上がっている、社員の動線に物が置かれている…そんな会社はブラック起業である可能性が少なからずあります。

またロケーションや賃料も、会社の財務状況が垣間見えるので一つの目安にしておくのもいいかもしれません。「あれ?HPの情報となんか違うな」なんて思うことがあったら、遠回しに質問して探りを入れてみましょう。

社員のココをチェック

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・社員同士が挨拶をしているか

良い会社は働いている人が生き生きしているもの。でも面接という限られた時間で、社員の「鮮度」まで見極めるのはなかなか…。

そこでチェックしたいのが社員同士の挨拶です。たかが挨拶、されど挨拶。社員間のコミュニケーションが取れている会社かどうかが一目で見て取れます。

社員同士が目をそらして通り過ぎるような会社は、組織の風通しが悪いか、挨拶が面倒なくらい疲れているか。これまたブラック度高めのサインです。

エントランスホールに入った瞬間から、エレベーターや廊下でも社員さんをしっかり観察しましょう。

面接官のココをチェック

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●事前に書類に目を通してくれているか
●こちらの目を見て話をしてくれるか
●会社の魅力ばかりを強調しないか

「会社を面接する」最後の重要な情報源は、ズバリ、面接官その人です。
基本的な会話姿勢はもちろんですが、上記の3点も要チェック!

まず、事前にあなたの書類に目を通してくれているかどうかは、面接官のあなたに対する本気度が分かるという点で絶対に見逃したくない情報です。

ブラック企業は社員の入れ替わりが激しいので、面接官も「人員補充目線」で学生のパーソナリティに興味が薄くなりがち。履歴書に書いてある事を話しただけなのに、面接官が大きく反応したら要注意です。

また、こちらの目を見て話をしてくれるかどうかも重要なポイントの一つです。
会社によっては面接官が書類ばかり見ていて全くこちらを見ないことも。

面接を受ける側としてはプレッシャーも少なく、やりやすいかもしれませんが、これも候補者の人柄は二の次で、仕事さえしてくれればいいといった「人員補充目線」の現れかもしれません。

そして、都合のいい話しかしない人。これは日常生活なら間違いなく胡散臭く感じてしまいますよね。
たとえば洋服屋の店員さん。どう見ても似合わないだろ!ってツッコミたくなる服でも「小顔効果が~、色合いが~、」なんて調子のいいことばかり言ってくる人がいます。本当に似合っているのかどうか疑いたくなってしまいませんか?

ところが会社という大きな組織になると、この胡散臭さがなぜか安心感に変換されちゃうから不思議。
あえてネガティブな面や、その会社で働くデメリットを聞いてみるなどをして、相手の反応をチェックしましょう。

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