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企業から内定通知がきた!でもどうやって電話したらいいの?
「やっと志望していた企業から内定通知がきた!」と喜ぶのは束の間、自分から内定の意思を示す内定承諾の連絡を入れなければなりません。
電話とメール、どちらで連絡を入れるべきなのか、どんなことに気をつければ好感を持ってもらえるのかなど、正しいマナーを身につけておきたいところ。ということで、内定承諾の連絡を入れる際の注意点をお教えします。
そもそも内定承諾電話ってなに?
内定承諾電話とは、内定通知がきた企業に電話連絡を入れて「承諾します」と入社の意思を伝えること。応募者が自分から企業に連絡を入れるこの内定承諾電話は、採用企業と1番最初におこなうやり取りです。
だからこそ「この人ならきっと会社に貢献してくれるだろう」と改めて期待してもらえるよう、言葉遣いや話すスピード、連絡を入れるタイミングなど基本的なマナーはきちんと身につけておきましょう!
内定承諾の連絡を入れるときは電話?メール?
内定承諾の連絡は、電話とメールのどちらが正しいのでしょうか。ということで就活生18名に「内定が決まった企業に承諾連絡を入れるときは、電話とメールのどちらがベストだと思いますか?」というアンケートを実施。その結果を「電話派」と「メール派」のそれぞれに分かれたので意見をまとめてみました。
電話派
メール派
内定承諾は必ず電話で連絡を入れよう
企業からいただいた内定通知へは、メールではなく電話で連絡を入れましょう。メールよりも電話の方が一方的な返事にならず、相手と意思を疎通することができます。もちろん、企業のなかには「メールでの返信をお願いいたします」と連絡手段を指定してくる場合もあるので、その指示に従いましょう。
連絡を入れるのにベストな時間帯は?
電話連絡を入れる際にもっとも気をつけたいのが時間帯です。電話をかけるのは、午前10時台と午後2~4時の時間帯がベストなタイミングと言えます。午前11時30分〜午後12時の時間帯は早めのお昼休憩をとっている人も意外と多いものです。
また、取引先との商談や打ち合わせ、社内でのミーティングや来客対応などでバタバタしていることもあるので、相手の業務をできる限り妨げない配慮がとても重要。事前に企業の始業時間、終業時間を調べておくと、電話をかけるときの目安になります。
電話をかけるときのポイント
顔の見えない相手との電話はどうしても緊張してしまうもの。電話をかける前に話す内容を紙に書き出して整理しておくと、スムーズに話を進められますよ。
落ち着いてゆっくりと話す
なんと言っても1番大切なのが、落ち着いた口調でゆっくりと話すこと。緊張するとどうしても早口になってしまいがち。相手は聞き取りづらいばかりか、あなたがせっかちな人である印象を与えてしまう可能性があります。ハキハキと大きな声で丁寧に話した方が、相手に好印象を与えられますよ。
名前と大学名を述べる
電話をかけたら、自分の名前をまず最初に名乗り、大学名もきちんと伝えましょう。「そんなの当たり前ー当たり前ー」と思っていても、緊張すると言い忘れてしまうことは案外あります。相手の顔が見えない電話だからこそ、挨拶でその後の印象は大きく変わるんですよ。
内定をいただいたことへのお礼・入社の意思
「この度は内定の通知をいただき、ありがとうございます」と内定をいただいたことへのお礼とともに、「御社からの内定をありがたくお受けさせていただきたいと思い、お電話させていただきました」と、入社への意欲をきちんと伝えましょう。入社後の具体的な抱負についてここで長々と話す必要はなく、意気込みを簡潔に伝える程度でOKです。
必要書類や手続きの確認
入社までに揃えておくべき必要書類・手続きに必要な書類について確認しておきましょう。住民票の有無、提出期限といったスケジュールの確認も忘れずにおこないましょう。
また、配属部署はいつ決定されるのかや研修日程についてなど、気になることは事前に確認しておくことをオススメします。何度も連絡する必要がないよう、電話をかける際は手元にメモとペンを用意してください。
電話をかけるときの例文
それでは、内定承諾連絡の電話をかけるときの例文をご紹介します。失礼のないよう、ゆっくりと落ち着いた口調で話す、ということをまずは意識してみましょう。
例文1
企業:お電話ありがとうございます。株式会社◯◯でございます。あなた:突然のご連絡で申し訳ございません。私、◯月◯日に内定の連絡をいただきました◯◯大学の◯◯◯◯と申します。お忙しいところ誠に恐縮ですが、採用担当の△△△△様はいらっしゃいますでしょうか?
企業:ご連絡ありがとうございます。はい、少々お待ちくださいませ。
あなた:はい。よろしくお願いいたします。
担当者:はい、お電話代わりました△△△△です。
あなた:お世話になっております、◯月◯日に内定の連絡をいただきました、◯◯◯◯と申します。
担当者:はい。お世話になります。
あなた:この度は内定の通知をいただき、誠にありがとうございます。本日は、御社からの内定をありがたくお受けさせていただきたいと思い、お電話をさせていただきました。
担当者:ありがとうございます。それはこちらとしても嬉しい限りです。これから、どうぞよろしくお願いいたします。
あなた:はい。入社後は、1日も早く御社に貢献できるよう努力して参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
担当者:こちらこそ、入社日にお会いできることを楽しみにしています。
あなた:つきましては、確認させていただきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか。
担当者:はい、大丈夫です。何でしょうか?
あなた:入社までに、こちらから送付するべき書類や手続きに必要なものなどがございましたら、教えていただけますでしょうか?
担当者:そうですね。では、◯◯と◯◯の書類をご準備いただき、◯月◯日までに私宛にご送付をお願いします。
あなた:承知いたしました。では◯日までには送付いたします。本日はお時間を頂戴し、ありがとうございました。それでは失礼いたします。
担当者:はい、失礼いたします。
止むを得ず内定承諾をメールで連絡する場合は?
企業から「メールでの返信にてお願いいたします」という指定があった場合は、下記の項目に気をつけて担当者にメッセージを送りましょう。
(1)件名は簡潔かつ内容を読まなくてもわかるように書く。内定通知がメールで来た場合は引用返信を用いて返事をする。「Re:」は消さずにそのまま返信しましょう!(2)本文の文頭にはメールのやり取りをしている会社名、部署名、担当者氏名をフルネームで書く。
(3)内定をもらったことへのお礼と、入社後の抱負や目標を簡潔に書いて熱意を伝える。
(4)電話と同じく、入社までに用意しておく書類や手続きに必要な証明書の有無を確認する。
(5)最後に自分の氏名、大学名、学部、学科、連絡先(メールアドレス、携帯番号)を署名する
例文
件名:Re:選考結果のお知らせ本文:
株式会社◯◯◯◯
人事センター 部長△△△△様
お世話になっております。◯月◯日に内定通知をいただきました、◯◯大学◯◯学部◯◯学科の◯◯◯◯です。この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
入社後は一刻も早く会社に貢献できる人材になれるよう、一生懸命頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
尚、契約手続きに必要な書類に関しまして入社日までに用意、送付しておくべきものがありましたらご教示いただけますと幸いです。また、送付する際は人事センター部長△△△△様宛でよろしいでしょうか。お忙しいところお手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ーーーー署名ーーーー
◯◯◯◯(自分の名前)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
E-mail:xxxxxx@xxx.com
携帯電話:000-0000-0000
内定承諾の際にも抜かりなく好印象を与えて入社に備えよう!
内定通知をもらった企業への内定承諾電話は、入社に向けて自分のやる気を示すことができる意思表示の機会と言っても過言ではありません。
言葉遣いはもちろんですが、電話をかけるタイミングや話すスピード、話す内容など、今後の自分の印象にもつながるものです。誰から見ても好印象を与えられるよう、最低限のマナーは心得ておきましょう!