【イベントレポ】「ミス総理大臣コンテスト 2017」へ投票に行ってきた!

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プレゼン開始!

候補者全員の挨拶が終わると、ひとり5〜10分間のプレゼンが行われました。この日に向けて各々が作成した資料を使って、自身が考える日本経済における若年世代の問題点、解決策を提案していきます。

ベンチャー企業でインターンをしたからこそ見えてきた課題として、グローバル化に対応できていない企業が多いこと、海外を視野に入れた人材育成の重要性など、日本の起業率の低さと改善策を提案していました。

「Innovativeな未来へ」をマニュフェストに掲げており、若年層が起業できる社会づくりを目指し、日本をより活性化していきたいと熱弁。緊張が一切感じられない、落ち着いた話し口調が印象的でした。

プレゼンを聞く様子

鈴木さんのプレゼンに真剣な眼差しを向ける候補者たち。

現在、イギリスのシェフィールド大学に在学中の佐々木桃美さんはなんと、前日帰国したばかり!「実は、まだちょっと時差ボケで気持ちが悪いんです、、、」とグローバルな一面が垣間見えるトークからスタート。海外仕込みの発音はとても流暢でした。

「みなさんにとっての自由ってなんですか?」と会場にいるオーディエンスに問いかけ、「制約のない、自由な国にしたい」と、海外文化を知る佐々木さんならではのグローバルを絡めたプレゼンを展開していました。

2016年5月に行われた、伊勢志摩サミットの開催地となった三重県からやってきた藤野奈々さん。日本最大の学生団体、NPO法人ドットジェイピーの三重支部代表を務めています。

藤野さんのビジョンは“地方を起点に若者を主役に”。若者離れが深刻な各地域において、コストを抑えた動画を作成することで、若者を取り込みやすく地域をアピールしていけると事業プランを提案していました。

今回登壇した5人の中で、ゲスト審査員の伊藤さん、会場のオーディエンスからもっとも高い評価を受けていたのが、青山学院大学に在学中の草田彩夏さんのプレゼン。

「何かに挑戦する学生は“意識高い系”と言われがち。学生が挑戦できる環境がないままでは、現状維持でコミュニティがどんどん狭くなってしまう。そうした悪循環の中で、そもそも成長なんて生まれませんよね」と大学生のリアルな問題を提起していました。

プレゼンを聞く伊藤さんと候補者

審査員の伊藤さんは、草田さんのプレゼンの最中何度も深く頷きながら話を聞いておられました。プレゼン終了後には「現実的な問題提起と解決提示ができている」と、草田さんのプレゼンを絶賛。

プレゼンのアンカーとして登場した鈴木さんは、「みなさん、ワクワクしてますか?」とこれまでの4人とは経路の違う個性が光るプレゼンを展開。

中学高校と、人とのコミュニーケーションがうまくとれず友達ができなかったと自身の経験を語る鈴木さんは、コスプレとの出会いによって他者との繋がりが広がり深まったのだと言います。

「海外からの日本のコスプレ需要は非常に高いのに、それが日本全体の活性化に繋がっていない。それは、日本人が内向的な性格だからです。だからこそ、コスプレを他者とのコミュニケーションツールとして広めていきたい」と、等身大のビジョンを熱く語っていました。

会場に集まった人たちは、「うんうん」と頷きながら深い関心を寄せていました。