元リクルートに聞いた!インターンをする本当の意味
30万、全然違います。実は一人採用するのに、100万円前後のコストかかっているんです。もちろん企業によって多少差はあります。
多いところでは500万かけているなんて企業も。新卒というまだスキルもない人材に対し、それだけのコストをかけているんです。
すぐに辞めてしまうかもしれないし、上手くワークしないかもしれない、そういった人材に対して100万円というコストをかけるというのは、想像以上に会社としては重い決断なんです。
100万円、、、車が一台買えてしまいますね。
はい。だから企業はできるだけリスクは避けたい。そうした事情の中で、インターン経験というのは「社会人のとしての適性はどうか」「企業の風土と合うかどうか」、実に信頼できる判断材料になり得るんです。
バイトでも仕事ができるかどうかは判断できると思いますが、、、
確かにバイトでも仕事や社会性を測ることもできます。しかし、バイトと正社員として働くのでは、責任や裁量があまりに違いすぎます。
インターンというのは、正社員と同等に扱われるケースもあり、ビジネスマナーやPDCAの回し方などもしっかりと学べるので、仕事がどう言うことなのか知っている場合が多い。
つまり、インターン経験がある学生たちは、責任感や仕事に対する姿勢などがある程度保証されているということになります。
これにより、採用後のミスマッチを防いだり、教育コストを下げることもできるので、企業からすると願ったり叶ったりなんです。
なるほど。どうせならリスクの少ない方がいいですよね。
もちろん、インターンのメリットは企業だけに限った話ではありません。学生側にも数え切れないほどのメリットがあります。
実際に働いてみないとわからない、職場の雰囲気やまわりの人たちとの付き合い方、仕事の進め方、責任を持つという意味を社会人になる前から学べます。
人は、社会に出るまで本当の意味での責任を持つ機会がほとんどありません。社会人として独り立ちしてからようやく、責任という言葉とその重みを実感するんです。
それまで責任を持つ機会に触れることは、ほぼないと言ってもいいでしょう。
これは、すごく危険な状態です。初めて自転車に乗る時に、補助輪や介助してくれる人がいない状態に近しいのですから。
つまり、インターンというのは、社会人として独り立ちできるようにするための、練習期間のようなものでもあります。
完全に独り立ちをする前に、社会人と同じ裁量で仕事をさせてもらえるんですから。
仮にミスをしても、インターンだからと許してもらえることも多い。さらに、そこには先輩という介助してくれる大人たちがたくさんいます。
こんなにも恵まれた環境に飛び込まないなんて、絶対に損ですよ。
私が学生の時代にもインターンという制度が欲しかった、、、。ようするに、インターンというのは学生と企業、双方にメリットのあるシステムなんですね。
はい、その通りです。インターンをする本当に意味。
それは、入社してからのミスマッチを未然に防ぎ、社会人になる前に社会の厳しさを学べるということにあります。
なるほど、安全地帯にいながら社会の荒波を体験できるというなんですね!
いや、補助輪をつけた状態で自転車に乗る練し、、、
ありがとうございました!
結果!インターンをやる意味は大いにある!
今回、元リクルートの森實さんにインタビューをしたことにより、インターンという制度の可能性を改めて強く感じました。
インターンをやる意味なんてないという声をSNSでたまに見かけますが、この記事を読んでもまだそうだと言えますか?
私が学生のころは、まだインターンという制度がなく、セルフサービスのガゾリンスタンドでひたすら車の窓ふきをしていました。
将来、ガソリンスタンドで働く予定などなかった私が、いくら窓を綺麗に拭けるようになったところでそれが今の自分の武器にはなっていないんです。
自分の時間を切り売りするようなバイトを続けるより、自分の将来に役立つ経験、知識を得ながらお金をもらえる有給インターンの方が、私には何倍も魅力的に感じました。
あなたはいかがでしたか?もしインターンに興味が湧いたのなら、話だけでも聞いてみるのもいいかもしれません。
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