きっかけはサークル?飲み会?現役大学生に聞く友達の作り方!

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長く付き合える友達を作りたい!

春の丘

「大学でできた友達同士の人間関係は薄くなりがち」という意見がある一方「大学で一生付き合える友達と出会えた」という声もあり、大学での友達関係については賛否両論あります。そうはいっても、せっかく楽しい大学生活を送るのであれば、長く付き合える友達を作りたいものです。

大学は高校と違って友達が作りづらい?

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高校ではクラスが決まっているので、受ける授業は基本的に全員同じです。自分が受けた講義が終わったら次の講義がある教室まで移動して、空いている席を見つけて適当に座る、という具合に基本的に自由なスタイル。

また、休み時間に近くの席に座っている人に話しかけて交流を持つ、という高校ではありがちな光景が圧倒的に少なく、友達を作るチャンスが減ってしまいます。これが、大学では友達を作りづらいといわれている理由です。

リア充グループに入るにはスタートダッシュが肝心?

考える女性

どの大学にも必ずいるリア充グループ。お昼は決まったメンバーとだけランチを食べ、休みの日は一緒に買い物に出かける、といったように、基本的にどこに行くにも集団で行動するスタイルです。このリア充グループに入るには、自分から積極的に声をかけるしかないのですが、すでにできあがってしまったグループに入るのはなかなか難しいもの。

いざ入ろうと思って声をかけても、グループのボス的存在の人に認めてもらわなければ加入することができないため、ますます友達ができづらい状況になってしまいます。よって、入学して1ヶ月以内はできるだけ多くの人に声をかけるという具合に、スタートダッシュが非常に重要です。

一生付き合える友達の作り方

登山

では一体、どのようにすれば卒業後も長く付き合い続けることができる友達を作れるのでしょうか?

SNSを活用する

入学前に、TwitterやFacebookを有効活用するという方法です。SNSには「〇〇大学20XX年入学生」「◯◯サークル新入生専用アカウント」といった限定のアカウントが存在します。行動が早い人の場合は、サークルや大学名などの共通のワードを検索してフォローしているので、これを活用しない手はないでしょう。

積極的にフォローすることで、さらにその中で小さなグループができ、グループ同士や友達の友達がまた仲良くなるという具合で交友関係を広げられるチャンスです。まずは自分から行動に移さなければ、友達はなかなかできません。

学校のオリエンテーション

キャンパスライフ

入学式が終わると、その後2~3週間程度は「オリエンテーション」といって、受けてみたい講義を自由に見学できる準備期間があります。オリエンテーションの期間や内容は大学によってそれぞれ違いがありますが、友達を作る絶好のチャンスです。

同学部同学科の学生が集まっているときは、勇気を振り絞って話しかけると、気の合う仲間を見つけられるかもしれません。どうやって話しかければいいのか分からず不安、という人は、とりあえず「よかったら一緒に見学しない?」と声をかけてみましょう。

同じ講義を受けた人と

大学の授業がはじまったばかりの時期は、まわりもまだ友達がいなくて1人で講義を受講している学生がたくさんいます。なんとなくインスピレーションで「あ、あの人と仲良くなりたいな」と感じた人にはすかさず「隣の席、座ってもいい?」と声をかけてみましょう。

自分と同じ講義を受けている人は興味のある対象が同じである可能性が高いので、出会ってすぐに打ち解けられる確率が高いです。また、同じ学科の人は受ける講義が被ることが多いので、長く一緒に過ごせる友達を作ることができます。2ヶ月も経つと、特定のグループができ、集団で講義を受けるようになるため、話しかけるのは1ヶ月以内が勝負です。

部活動で交流を深める

フットサル

自分から話しかけるときの緊張や意気込みが必要なく、自然で楽に友達を作る方法です。同じ志を持つ仲間が集まる部活動では、苦しい時間、楽しい時間をともにするので、打ち解けるまでに時間はかからないでしょう。

部活動を通して仲良くなった友達とは一生付き合える関係を築けるかもしれません。ただし、交友関係が部活動だけに偏ってしまうと、講義を休んだときにノートを貸してくれる人やテストの情報を共有する人がいなくなる可能性があります。部活動での友達も大切ですが、やっぱり同じ講義を受ける友達も大切です。

アルバイト先

大学入学を機に一人暮らしをはじめて、同時にアルバイトをスタートさせる人も多いはず。大学近くのカフェや居酒屋、ガソリンスタンドなどでは同じ学校の生徒が働いている確率が非常に高いため、友達を作りやすくなります。

出勤頻度が多ければシフトがひんぱんに被る友達も出てくるため、バイトや学校生活、就活についてなど幅広く何でも話せるお互いにとって良き相談相手になれるかもしれません。

顔見知りから徐々に

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毎回同じ講義に出席していると「あれ、あの人いつもいるな」という人が当然出てくるでしょう。最初はお互いに顔見知り程度で会釈だけだったのが、そのうち顔を合わせると軽いトークをするようになり、隣同士で講義を受けるようになり、放課後は一緒に帰ってご飯を食べに行く、という流れで自然と仲良くなっていきます。

最初はお互いに遠慮気味で「仲良くなれないかも」なんて思っていても、一緒に過ごす時間が長くなることで信頼し合える良好な関係を築けることもあるものです。自分から話しかけることに抵抗がある、という人はまずは顔見知りからはじめてみても良いのではないでしょうか?

現役大学生を直撃!友達ってどうやって作った?

ポラロイド

ここからは、実際にどうやって友達を作ったのか、現役大学生に直接話を聞いていきます。現在は就活中なため匿名で対応させていただくという条件のもと、取材に協力してもらいました。もともと人見知りというI.Aさん(女性)は、一体どのようにして友達を作ったのでしょうか?

−早速ですがI.Aさんは現在、大学の友達は何名くらい、いらっしゃいますか?

全然いないですよ。一緒に行動する友達が1人いるだけです。もともと人見知りだったということと、あと基本的に1人でいるのが好きなんです。

−そうなんですか。1人でいて周りからどう思われているか気になったりしないんですか?

全然気にしていません。私は1人でいることが恥ずかしいことだとは思わないし、好きでもない人とずっと一緒にいたら疲れちゃうので。

−確かにおっしゃる通りだと思います。現在行動をともにしていらっしゃるお友達とは、どうやって仲良くなったんですか?

講義がかぶることが結構あって、私から「隣に座っていい?」って声をかけたんです。その子も私と一緒で1人でいるのが好きらしいんですけど、そういう雰囲気が似ていたところが仲良くなれた理由だと思います。

−話しかけるときってやっぱり「不審がられたらどうしよう」とか不安になりましたか?

私の場合は、不安はなかったですね。「急に話しかけてきて何?」って思われたら嫌だなとは思いましたけど、いつも1人でいる子だったし、なんとなく仲良くなれそうな気がしていたので。

−直感というやつですね。そのお友達とはプライベートでも遊ぶことってあるんですか?

ありますよ。映画館に行ったり、お互いの家に泊まりに行ったり。気を遣わないので、一緒にいて本当に楽な気持ちでいられます。

−自然体でいられる関係を築いていらっしゃるんですね。

そうですね。行動をともにするっていっても、ずっとべったりというわけじゃなくて、お互いに1人で行動するときもありますよ。

−ほど良い距離感なんですね。本日は貴重なお話をありがとうございました!

無理をして友達を作ろうとしなくていい

虹

見ず知らずの人に自分から話しかける、というのはとても勇気がいることです。ましてや、人見知りだとなおさら「反応が冷たかったらどうしよう」と不安に感じてしまいます。

しかし、1人になるのが不安だからと無理に友達を作ろうとしたり、リア充グループに入らなくても良いのです。たとえ最初は顔見知りだったとしても、本当に気の合う人とは、いつの間にか気づいたら仲良くなっているものですよ。