居酒屋バイトの大変なこと、その対処法

提供商品を持つ女性
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居酒屋バイトで大変なのはピーク時

「忙しくて大変そう」というイメージを持たれる居酒屋バイトですが、その仕事は実際に大変なことが多いです。特に居酒屋バイトで大変なのが、お客さんの多いピーク時です。時間帯でいうと夜7~10時の時間帯ですね。この時間帯はちょうど仕事の帰りに居酒屋に寄る人が多く、店内が大変込み合います。

お客さんが多くなると当然オーダーが多くなるので、バイトスタッフはその対応に追われます。キッチンでは次から次にオーダーが入ってさばき切れない、ホールでは注文を取るのに手一杯になってしまうなど、居酒屋でバイトしていると「大変だなあ…」と思うスタッフがほとんどです。

時間に追われるキッチンと、接客に追われるホール

では実際に、キッチンとホールの仕事では何が大変なのかを解説していきます。

時間に追われるキッチンの仕事

まずキッチンですが、一番大変なのは注文がいつまでも止まらないときです。次々にオーダーが入るので休むヒマはなく、ずっと立ち仕事なので腰が痛むこともあるでしょう。キッチンの中で料理をつくる担当とドリンク担当が分かれていない場合は、その両方に対応しないといけないので、より仕事が大変だと感じるでしょう。

接客に追われるホールの仕事

次にホールの仕事で大変なのは、一度にたくさんのお客さんの接客を担当する必要があることです。ピーク時には店内にお客さんが溢れ、テーブルから呼ばれる回数も増えるでしょう。「オーダーをキッチンに伝えたいのに、すぐに他のテーブルに呼ばれて対応しないといけない」という状況になることも多く、慣れるまでは頭がこんがらがってしまうかもしれません。

キッチンもホールも同じくらい大変

「キッチンとホールではどっちが大変なの?」と思う人がいるかもしれませんが、正直大変さではどちらも変わりません。ただキッチンでは基本的に接客の必要がないので、黙々と仕事をしたい人にはキッチンがおすすめ。逆にホールは接客仕事なので、人と関わることに苦手意識がなければ、多少忙しくてもホールの仕事は苦にならないでしょう。

チームで動けるチェーン店、ひとりに任される個人経営店

次に解説していくのは、チェーン店と個人経営店の違いについて。チェーン店と個人経営店では忙しさが異なるのか、について書いてきます。

チームで動くチェーン店

まずチェーンの居酒屋で大変なのは、「客席が多く、一度にたくさんのお客さんを対応する」という点が挙げられます。チェーン店はどうしても客席が多く、その分キッチンでもホールでもお客さんの対応に追われます。

ただチェーン店ではバイトスタッフも多いのが普通で、ひとりひとりに担当が振り分けられる場合がほとんどです。ドリンク担当ならドリンクをつくり続けるのが仕事。「注文を取って、ドリンクをつくって、レジもする…」なんてことは基本的にありません。

ひとりに任される個人経営店

それに対して個人経営の居酒屋では、バイトスタッフの人数は少ないのが普通。その分ひとりひとりが、幅広く仕事をする必要があります。チェーン店では担当に分かれているような、「注文を取って、ドリンクをつくって、レジもする…」という状況も個人経営店ではあり得ます。

ただ個人経営店では客席が少ない場合がほとんどなので、チェーン店に比べると、対応しなければいけないお客さんの数も少なくて済みますよ。

お客さんの数ならチェーン店、仕事の数なら個人経営店が大変

ここまで見てきたように、チェーン店と個人経営店では大変さの種類が異なります。仕事の種類は少なくても、対応するお客さんの人数が多いのがチェーン店。逆に仕事の種類は多くても、対応するお客さんの人数は個人経営店の方が少ないです。

「お客さんが多すぎるとこんがらがってしまう…」という人はチェーン店の方が大変でしょうし、「仕事を幅広くこなせるほど器用じゃない…」という人は個人経営店が大変に感じるはずです

「後回しにしない」のが居酒屋バイトでのコツ

そんな仕事が大変な居酒屋では、「絶対に後回しにしない」ことを心がけましょう。ピーク時の居酒屋では、キッチンもホールも次々に仕事がやってきます。でもその仕事を終わらせるには、ひとつひとつ順番に仕事をこなすのが一番の近道。

キッチンであれば、注文された料理を見逃さないように、順々に料理をつくっていく。ホールであれば、次のお客さんに少し待ってもらってでも、注文を確実にキッチンに伝える。このように「後回しにしない」ことが、忙しい中でもミスを減らすための近道です。