長期インターンシップとアルバイトの3つの大きな違いを解説

インターンシップとアルバイト
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違い①長期インターンの方がバイトよりも充実して働ける!

まずバイトよりも長期インターンの方が、仕事が充実することが多いです!アルバイトの経験がある人なら分かると思いますが、「うわ、明日バイトだ、行きたくねえ」ってなることありますよね。インターンをしている学生はバイトをしている学生に比べて、楽しく仕事をしている学生が多いと思います。(もちろんどうしようもなくつまらないインターンや、インターンよりも面白いバイトもありますが)これはインターンとバイトで任される仕事が違うからです

バイトでは基本的に同じようなことを繰り返す作業が主な仕事なのに対して、インターンでは物事を進めていくことが仕事になります。ずっと同じことを繰り返すより、毎日新しいことができるような仕事の方が楽しいですよね。

またインターンでの仕事はアルバイトに比べて、結果や成果が目に見えることが多いです。飲食店などでのアルバイトでは、自分の仕事がどう売り上げに貢献しているか分かりにくいですよね。一方で、例えば営業のインターンなら「自分の力でどれだけの新規顧客を獲得できたか」、マーケティングのインターンなら「自分の力でどれだけ商品が売れたか」といった成果がわかりやすくなっています。自分で成果や実績が出せると、働くことの楽しさに気付くことができると思います。

同じお金を稼ぐ仕事でも、自分で成果を出して前に進んでいく充実感があるか、同じようなことを繰り返しするのかはインターンとバイトの大きな違いです。

  • アルバイト=比較的誰でもできる仕事が多く、繰り返しの作業系が多い。
  • インターン=成果を出せると楽しい、仕事に一定の変化がある。

違い②長期インターンならバイトでは得られないスキルが得られる

2つ目の長期インターンとバイトの違いとして、インターンはスキルアップや成長できる経験ができることが多いです。また、インターンを探している学生も「インターンでお金稼ぎたい」というよりは「インターンを通じて、将来役に立つスキルや経験を身に付けたい」と思っている方が多いと思います。
インターンの方が成長できる理由として

  1. 社会人に近い業務内容という違い
  2. 任せられる仕事の大きさの違い
  3. 会社で働くという違い

が挙げられます。

わかりやすいインターンとバイトの違いとして、インターンではバイトに比べてパソコンを使う仕事が比較的多いです。バイトでパソコンを使ってもせいぜいデータ入力くらいですが、インターンではもっと多くのことをやる機会もあります。
また就職して社会人になったときに、パソコンなしで仕事をしている会社はほとんどありません。就職して社会人になる前に、ワードやエクセルなどに当然慣れておいた方がいいですよね。長期インターンの仕事内容が、実際に大人になってから働く形に近いからこそ、このようなPCのスキルをはじめとして、インターンシップでは将来必要になるスキルが身に付くのです。

次に一般的にインターンはバイトよりも、良い意味でも悪い意味でも与えられる仕事が大きいのです。アルバイトでは、マニュアルに沿ってやり方を1から説明され、その通りにやることが求められます。むしろそれ以外のことはやってはいけません。一方でインターンでは、こと細かに1から10まで教えてくれるところは少ないでしょう。インターンの方が難しい仕事をしているかのように思いますがそうではなく、自分であれこれ考えながらやるからこそ、成長することができるのです

最後に、インターンは一般的に会社に入って働くので、社会人としてのマナーが身につきやすいです。たしかにアルバイトも大人と一緒に働くというのは一緒ですが、会社の中で働くのはやはり雰囲気が違います。バイトに社員はいても上司はいません。上司と働くことで、就職活動でも役立つような社会人の基礎スキルを身に着けられるのは大きな違いだと思います。

違い③インターンとアルバイトで集まる学生の違い

長期インターンシップとアルバイトでは集まる学生の感じも少し違っているような気がします。アルバイトでは一般的にお金を稼ぐことを目的としているのに対して、インターンではスキルアップや学生時代に夢中になれるものを目的として学生が集まることが多いです。学生が求人を探す時も、バイトでは時給や場所を重視して選び、インターンでは業務内容を重視して選ぶのが一般的です。募集する企業もこのような学生の要求に応えられるように募集したいですね。

ただし、インターンに応募してくる学生は必ずしもいわゆる意識高い系というわけではありません。多くの学生は意識高いからインターンするのではなく、インターンすることで意識が高くなるのではないかと感じます。

また長期インターンには有給のものと無給のものがありますが、1ヶ月以上の長期で働くインターンはまず有給です。インターンは就業体験といわれますが、インターン生が労働者、会社の生産に貢献しているなら法律で賃金を払わないといけないと決められています。インターンという名目で勉強・成長のためだからと学生をタダ働きさせている会社は違法なので注意してくださいね。

結局学生はインターンとバイトどっちをするべきなのか

長期インターン アルバイト
仕事に比較的変化がある 誰でもできる簡単な作業が多い
自分の成果がわかりやすい 成果などのプレッシャーはない
社会で必要なスキルが身につきやすい 社会人になるとあまりできないような仕事

迷っているならインターンしよう!みたいなサイトが多いですが、長期インターンをするべきかアルバイトをするべきかは正直その人によると思います。ただお小遣いを稼ぎたいだけならアルバイトで充分ですが、もし少しでもスキルを持ちたい、就活で有利になりたい、遊んでばかりではまずい、と思うのであれば一度インターンを経験してみるのはおすすめです。

長期インターンの方が仕事内容が難しい、面倒くさい、大変ということはありません。普通のアルバイトだと物足りないという人であれば、きっと長期インターンに向いていると思いますよ