長期インターンの業務内容・やることってなんなの?

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インターンの種類について

インターンには大きく分けて2つの種類があります。
それは、「短期インターン」と「長期インターン」です。

短期インターン

短期インターンとはその名の通り、短期で行うインターンのことです。
1日だけで行うこともあれば、数日から一週間といった内容のものもあります。

1日だけで行うものは通称「説明会型」と呼ばれているインターンです。
説明会型のインターンは、企業の担当者から企業の事業内容などの紹介があったり、簡単なミニワークショップを学生同士で行ったり、社内見学や製造業などで自社工場などがある場合はそういった工場の見学といった内容になっています。

数日から一週間かけて行うものは「プロジェクト型」と呼ばれているインターンです。
このインターンは、初日に会社の事業説明などを行い、次の日から学生同士や社員も含めたグループを作ってグループワークを行ったりといった内容になっています。
そのグループワークは企業の事業内容に沿ったものになっており、企業の事業に対する姿勢などを知ることもできます。
多くの場合、インターン最終日にそれぞれのワークショップで出した結論や成果物などをプレゼンし合い、内容を共有するといったスタンスがとられます。
また、この「プロジェクト型」の中には、このワークショップへの取り組み方や成果によって、その場で学生に内定が出される「内定直結型」のインターンがあることも特徴の一つです。
この内定直結型のインターンを採用している企業はベンチャー企業や外資系企業が多いことが特徴です。

長期インターン

短期インターンに対して、数ヶ月から一年といった長期に渡って行うインターンを長期インターンと言います。
長期インターンは別名「実務型インターン」とも呼ばれ、企業の実務に参加することのできるインターンです。

実務の内容は企業によって様々ですが、その多くがアルバイトなどとは異なり、社員同様しっかりと責任のある仕事を行う点が特徴です。

長期インターンは企業ごとに内容が異なる

長期インターンとは、社員と一緒に実務を行うインターンですので、その実務の内容は企業によって大きく異なります。

例えば、クライアントに対してなにか営業を行うといったインターンの場合は、営業用の資料をExcelやPowerPointで作成するなどといった業務や、実際の営業に同行して商談のサポート(議事録を作成するばど)を行う場合もあります。

また、webサービスを運営しているIT企業などであれば、企業のホームページに載せる記事を作成したりする場合もあります。
その際、「インターン生から見た株式会社◯◯!」といったような企業のPRに近い内容をライティングする場合もあります。

コンサルティング会社の場合、コンサルタントのサポートを行うことはもちろんですが、クライアントへの説明会会場の設営、運営など幅広い業務を担当することもあります。

IT企業のプログラマーのインターンの場合は社員のサポートというよりもむしろ戦力としてプログラムを作成していくという内容も多く存在します。
また、内容によっては在宅での業務も認められている場合もあります。

また、ベンチャー企業などの場合、経営者のサポートをするといったような長期インターンも存在しており、そういったインターンに参加することで、経営するとはどういったことかを学べるような内容のインターンもあります。

企業はどのように業務内容を割り振っているか

企業の多くはインターン生の受け入れを行う際、担当者を設定しています。
それは、人事の担当者であったり、受け入れ部門のリーダー職だったりします。

そして、インターン先で行う業務内容についてはこの担当者による裁量で決められている場合がほとんどです。

ですので、一概にこのように決められているということはありません。

ただ、多くの場合は学生の適性や元々持っているスキルなどによって業務内容が決定する場合が多いです。

例えば、同じwebマーケティングの企業でも、数字が得意な学生には数字の分析資料を作成させ、ライティング能力に秀でた学生には企業のホームページ運営の仕事を任せるなどといった、適性に沿った配置がなされている場合があります。

企業と学生双方にとって最も良いのは、お互いにとって高い成果が得られることですから、企業側としてはインターン生が高い成果をもたらしてくれる業務内容を設定すべきですし、学生側にとしては自分がこの長期インターン学んでみたい、経験したい内容になっていることが大切です。
そのためにも、入社前の面接やヒアリングで、お互いが業務内容についてのすり合わせを十分に行うことが重要になってくるでしょう。