外資系企業志望者必見!外資で長期インターンってあるの?

外資系企業
Pocket

外資系企業とは?

外資系企業とは、外国の法人、または外国人個人の資本が半分以上の割合を占める企業を指します。
マイクロソフト、インテルなどといった、外国資本100%の企業もあれば、50%とちょうど半分の企業もあります。
また外国資本が40%ほどでも、経営戦略などを外資が主導で行うという場合も「外資系企業」と呼ばれます。

また最近増えてきている傾向としては、外国の企業がM&A(合併、買収)によって日本の企業を傘下に入れて、外資系企業とする場合もあります。日産自動車やマツダなどの自動車製造会社がその代表的な例です。

外資系企業の大きな特徴は、徹底した能力主義の企業が多く、出世のための査定などがプロセスではなく結果が最重視されるといった部分です。

外資系企業といえども、日本にある外資系企業の場合は従業員の大半が日本人であり、公用語も日本語です。
ただし、子会社などとのやりとりで英語が公用語として用いられる場合が他業界に比べて多いのが特徴と言えるでしょう。

外資系企業に就職するにはどのような活動をすれば良いのか

外資系企業への就職活動は、日本の企業とは少し方法が異なります。

まず選考前の活動として、通常は説明会に参加したり、OB訪問をしたりといった活動をすると思います。
しかし、外資系企業のほとんどはOB訪問の受付を行っていません。また、説明会への出席が必須という企業もほとんどありません。

ではなにが重視されるのかと言えば、それは面接やグループディスカッションといった選考の結果です。
日系の企業は学生の今後の「伸びしろ」を鑑みて採用不採用を決定することが多いのですが、外資系企業のほとんどはこの実施試験の結果で「能力」を図り、それを基準に採用か不採用かを決定します。

また、外資系企業への就職にはインターンへの参加がほぼ必須になっています。
本選考の前にインターンを通じて優秀な学生に内定を出す、といった企業がとても多いのが外資系企業の特徴です。

最近では外資系企業といっても、日本で独立して経営している企業が多くなりました。そういった外資系企業の場合は日本語を公用語といているので問題ないのですが、中には外国語を公用語としている企業もあります。
もし、社内の公用語が英語の場合は、ビジネス英語以上の英語力は必須と言えるでしょう。
現在英語力に自信がないという場合で、英語が公用語の外資系企業への就職を考えている方は英語力を身につけるのがまず最初にするべきアクションです。

つまり、外資系企業に就職するためには面接や選考に入る前にきちんと能力をつけておくことが必要だということです。
英語力などは別として、外資系企業で働く上で身につけておくべき能力とは、ビジネスに対するセンスや論理的思考力などがあげられます。
成果主義と言われる外資系企業では、こうしたスキルに優れた人材が多く働いていることが特徴としてあげられます。そうした人材の中で働く上で重要な能力を身につけることに時間を使いましょう。

外資系企業は長期インターンを募集しているのか

まずはじめに、外資系企業が長期インターンの募集を行っているのかという点ですが、ほとんど募集を行っていません。
まったくのゼロというわけではないのですが、数はかなり限られていると言っていいでしょう。
また、その限られた企業の中での選考はかなり倍率が高くなっています。
ただでさえ外資系企業は就職希望者の倍率が高く、長期インターンとなると他の業界から語学力などのスキルを身につけようという学生も多く志望するため、かなりの倍率になります。

ですので、外資系企業への就職を志望している場合は外資系企業での長期インターンに必ずしも参加しなければならないというわけではなく、おすすめもしません。

外資系企業への就職を目指すのであれば、他業界でも構わないので、ベンチャー企業の長期インターンに参加するようにしましょう。
ベンチャー企業は実力主義の外資系企業と同じように、その能力や成果を重視される傾向にあります。また、ベンチャー企業での長期インターンは個人に任される裁量が大きい傾向にあり、主体的にビジネスに触れることでビジネスセンスや実績を身につけることができます。

また、長期インターンとは別に、外資系企業への就職を目指す場合は、短期インターンへの参加は「必須」だと考えた方が良いでしょう。

外資系企業の短期インターンの内容

上記通り、外資系企業は長期インターンの募集はほとんど行っていないのですが、短期インターンは積極的に行っています。
つまり、外資系企業のインターンは短期インターンがメインなのです。

そして、外資系企業の短期インターンの特徴としては、他業界と比べて「選考に直結している」短期インターンが多い傾向にあるということです。
面接などの本試験の前で、短期インターンで優秀な学生がいればそこで確保をしてしまうという傾向が強いのです。中には、本選考よりも短期インターンで採用する人数の方が多いという企業もあるくらいです。
ですので、外資系企業に就職を希望している学生の方は、短期インターンには出来る限り参加しておくべきであると言えるでしょう。

外資系企業の短期インターンは、他業界の短期インターンと同様に、学生数人でチームを組ませてグループワークを行うという内容のものが多いようです。そのグループワークを通じて、実際に企業がどのようなことを行っているのかを体験することができます。

ここで大事なのは、インターンの選考の際にアピールした強みをしっかりとグループワークなどでも発揮することです。
選考に直結しているインターンの場合は、企業の担当者がインターン参加者の強みがしっかりと発揮されているかどうかをチェックし、その内容によって、採用か不採用かを決定しています。

ですので、インターン選考の面接などでアピールした強みとグループワークなどでアピールする実際の強みが異ならないように気をつけましょう。