バイトに飽きてやりたいことないから、とりあえずインターン始めてみた

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インタビュイー紹介

1995年2月24日生まれ。埼玉県出身。

高校卒業後、1年間地獄の浪人時代を過ごしたのち、立教大学に入学。志望動機は、「そこそこ有名」「家から近い」「キャンパスがおしゃれ」の3点。サークルは「立教らーめん愛好会」に所属しており、2〜3年前期まで企画最高責任者を務める。

地獄の浪人時代は、スーパーで人生初のアルバイトに約1年間奮闘。
たいして興味のなかったゼミに落ち、このままスーパーでバイトを続けていていいのだろうか?
と思った矢先、大学の先輩に紹介されたインターン紹介会社を通じて2015年4月に株式会社キュービックでインターンを始める。

入社当初から現在に至るまで、数多の経験を通して何度も挫折経験をしつつも、なんとか持ち前の泥臭さで必死にくらいつく。

現在はコンテンツマーケティング(SEOマーケティング)を主軸として、実践に基づいた業務をこなす。
週の平均出社日数も4日、と社員と並ぶほどの出勤時間となっている。

大学生活への危機感からインターン入社を決意

‐インターンを始めたきっかけは何だったのですか?

インターンを始める前は特に将来やりたいことも目的もなくて、なんとなくバイトとサークルをしていた普通の大学生でした。
これといって打ち込んでいるものが何もない、悲しい大学生でした(笑)

でもこのままじゃヤバいと思っていました。僕の場合はゼミも落ちてしまっていたし……
ゼミという大学生活において重要な時間をつかう機会を失って、
じゃあ、おれ何やるの?ってなって、何も打ち込めるものないやん。ヤバいやん。という漠然とした不安を抱えていました

そんな中、長期インターンに詳しい先輩に話を聞いたことが大きなきっかけとなりました。
正直、何をやるとか、何を学ぶとか、細かいことは特に考えていませんでしたが、感覚値で、インターンは学べることが多そうだなと考えて飛び込みました。

本気で向き合ってくれる社員さんの存在

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成功体験を通して気づく自分の強み

‐インターンをしていて一番うれしかったことは何ですか?

チームとして目標を達成したときが一番記憶に残っているうれしい瞬間ですね。
半年に一回ある社員総会で、「最優秀チーム賞」という賞がありまして、
それを自チームが受賞することができました。
「この子はこれをやっていたから~」という風に個別での評価ももらった上での表彰だったから
本当にうれしかったです

‐途中、辛かったことなどはありませんでしたか?

広告業界はただでさえ業務量の多い業界なので、去年の11月、12月頃はずっと泥臭い単純作業を繰り返していました。
そんな中、成果もなかなか出ず、これが本当に売り上げにつながるのか?という不安がありながらも、
ひたすら続けていた時期は正直きつかったです。。

‐自分が成長したと思うことは何ですか?

一番は自分の強みがわかったことですね。
辛い中でも耐えて、結果を出せたことで、”忍耐力”や”メンタルの強さ”を持つ自分に気づくことができました。周りからの評価ももらえるし、実践することができるからこそ、強みや弱みが明るみになります

実際に働くからこそわかる働き方とキャリア感

‐社会で働く中で失敗した経験はありますか?

社長に怒られたことですかね。
去年は失敗しまくって、社長に怒られ、上司に怒られました
だからこそメンタルは強くなりましたけどね(笑)

‐具体的には何があったのですか?
社長から社員さんに対しての報告を頼まれたのですが、それができずに怒られました。

社長から「メモは取らなくていいのか?」と言われ、「覚えるので、大丈夫です!」とメモをとらなかったにも関わらず、社員さんに伝える内容を間違えてしまいました。
そのあと社長からチャットがきて「普段の仕事の質が本気で心配だわ」と言われました。。
さすがにそれを見たときは焦りと不安を感じました。

それからは自分の仕事に対する姿勢を考えなおして、
100パーセントの期待に対して120パーセントのアウトプットで答えるように意識しています
例えば、「このシートを作っておいて」と言われて、
「はい、わかりました」という感じで作っていたけど、
自分でこれはこうしたほうがいいなと思ったことを提案するようになりました。

‐就活や将来を考える上で役に立ったことはありますか?

上司や社員の方々がインターンである僕のキャリアの相談に乗ってくれることですね。
バイトは極端な話、企業の駒として働くことになると思うので、君は将来のためにこうしたほうがいいよとアドバイスしてくれるなんてこと、まず聞きません

経験豊富で自分のこともよくわかってくれている社会人の方が、僕なんかの今後のキャリアに対してレクチャーしてくれるというのはとてもありがたいです。

‐他にも何か役立ったことなどはありますか?

他には、優秀なインターンや社員さんが多いので、いい情報がたくさん入ってくることですね。
他大学の同学年が何を考えているかとか、社会人経験豊富な優秀な社員さんからいい話を聞くことができます。
これは普段の生活だとそんなに経験することが出来ないと思っています。自分にもう一個コミュニティが増えたことで、そこで更なる情報交換ができることもインターンの魅力だと思っています。

いまやりたいことがなくても、とりあえずインターンをやってみるべき

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インターンに参加することで広がる自分の視野

‐就職を考える上で影響を受けたことはありますか?

ベンチャー企業に興味を持つようになりましたね。
キュービックに入ってインターンをしていなかったら、就活のときにベンチャー企業を選択肢にすらいれられなかったんじゃないかなと思います
他の会社のことも知る機会もありますし、ベンチャー企業に詳しくなりました。

‐就職先はベンチャー企業を考えているのですか?

必ずしもベンチャーでなければ、というわけではありませんが、
“なんとなく大企業に行って就職すれば安定”というようなある種の固定概念みたいなものはなくなりましたね。

‐他に影響を受けたことはありますか?

実際に働いたからこその専門知識がついて、広告やweb業界に興味をもつきっかけになりました。

面接のときに漠然と「経験はないけど、広告業界に興味あります」と言う学生に比べて、
「実際に自分が取り組んでみたからこそやりたいです」と言えると説得力は増しますしね。

自分で選択肢を作る

‐なんとなく日々を過ごしている大学生に何かメッセージはありますか?

やりたいことがないなら、とりあえずインターンやれば?”というのがメッセージです!

そもそもやりたいことがある人というのはちゃんと選択肢がある人なのだと思います。
でも、大学生の9割が選択肢を持っていないと言われていますから、だったら自分から選択肢を作りにいくことが大事だと思います

そういう意味で、インターンに参加してみる経験はとても良い経験になると思っています。
僕は実際、ベンチャー企業に興味を持つことができましたしね!

まとめ

  • 特に将来やりたいこともなく、漠然と日々を過ごしている。
  • このままだとなんとなくヤバいと思っている。
  • 就活のことはまた何も考えていない。

上記のいずれかに当てはまる人こそ、インターンに参加してみるべきです。
やりたいことや選択肢を持ってないからこそ、自分から作りにいくことが大事なのです。

【編集:岡冨 りさ】