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クレジットカードを作るなら大学生のうちがベスト
大学生になると、クレジットカードを作るかどうか検討する人が多いのではないでしょうか?買い物や食事はもちろん、保険料や家賃などの固定費もクレジットカードで支払うことができるので、持っているとても便利です。
しかし、クレジットカードの審査は厳しいといわれるなか、安定した収入のない大学生でも作ることは可能なのでしょうか?ということで今回は、大学生がクレジットカードを作るときのポイントをお話します。
バイトをしていない学生でもクレジットカードって作れるの?
結論から言ってしまえば、バイトをしていない学生でもクレジットカードを作ることは可能です。社会人になって収入が安定してから、と考える学生も多いようですが、むしろ大学生のうちにこそクレジットカードを作っておくべきなのです。
なぜなら、大学生は親からの支援を受けている場合が多いので、「支払い能力がある」と判断してもらえるからです。支払い金額の設定にもよりますが、月10万円前後であれば審査は通りやすく、バイトをしていなくてもカードを作ることは可能です。
大学生がクレジットカードを持つメリットとは?
(1)クレジットヒストリーという実績を作りやすい
クレジットカードには、ゴールドやプラチナなどのランクがあります。ランクアップするためには、クレジットカードを日常的に利用しているという実績や証明が必要です。これを「クレジットヒストリー」と言います。
この通称「クレヒス」はすぐに構築できるものではないので、大学生のうちから利用履歴を積み上げていけば、プラチナやゴールドにランクアップすることができる日も近づくのです。
(2)旅行傷害保険が適用される
旅行の傷害保険が適用されているものが多く、海外旅行や短期留学の際、わざわざ海外保険に加入する必要がありません。
旅行傷害保険とは、旅行先での怪我や病気、盗難や事故などのトラブルを保障してくれるというもの。この保険は海外でも国内でも適用されるので、クレジットカードが1枚あればどこに行くにも安心です。
(3)たまったポイントや特典を利用できる
クレジットカードには「ポイントプログラム」というものがあり、利用額に応じてポイントがたまったり、たまったポイントで商品と交換するなどさまざまな特典を利用することが可能です。
また、最初に決めた上限に対していくら使っているのか、お金のリスク管理ができるようになることも、大学生のうちからクレジットカードを持つメリットのひとつです。
学生がカード会社を選ぶときのポイント
それでは、実際にカードを作るときにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
審査が通りやすい
やはりなんと言っても一番は、審査に通りやすいかどうか。クレジットカード会社はあなたの代わりにお金を先払いしているようなものなので、きちんと毎月の支払いが可能かどうかの信用が第一です。
大手クレジットカード会社の場合は、一定の審査基準に収入、職業、貯金額なども加味しながら厳しくチェックしています。よって、安定した収入がない学生でも審査が通りやすい学生専用の「学生カード」がオススメです。
年会費無料
学生カードの場合、年会費は無料のものがほとんどです。しかし、なかには1年目は年会費無料で、2年目や3年目以降は数千円の年会費がかかる場合もあります。年会費の有無をきちんと確認してから選ぶようにしましょう!
ポイント還元率が高いかどうか
クレジットカードにはポイント還元があり、使えば使った分だけポイントがたまっていきます。この還元率はカード会社によって違うんですよ。
たとえば、「ポイント還元率0.5%」となっている場合は、1,000円の買い物で5円分のポイントが付加されていきます。
たまったポイントは、商品券や電化製品などと交換することが可能。家賃、光熱費、通信量などの固定費を全てクレジットカードで支払いたい場合は、ポイント還元率の高さをきちんとチェックしましょう。
海外旅行サービスがついている
上でも触れていますが、海外旅行傷害保険サービスが利用できるクレジットカードを選びましょう。海外旅行傷害保険は渡航に欠かせないものですが、そのときになっていざ加入しようとすると、期間にもよりますが数千円から数万円はかかります。
海外旅行はもちろん、海外ボランティアや短期留学を検討している学生はぜひ、海外旅行サービスがついているカードを選んでください。
おすすめのクレジットカード会社は?
三井住友VISAデビュープラスカード
学生にぜひオススメしたいのが、三井住友VISAデビュープラスカードです。このクレジットカードは、18歳から25歳限定の若い人向けのカードで、毎月の支払額に関係なく、ポイントの還元率はなんと2倍!銀行系カードなのでセキュリティも安心です。
JCB CARD EXTAGE
JCB CARD EXTAGE は年会費無料で、学生にオススメです。海外旅行傷害保険にも対応しているため、持っておくととても便利です。
親に内緒でクレジットカードは作れる?
クレジットカードは欲しいけれど、両親が猛反対するから申し込みができない、と困っている学生は案外多くいるもの。
家族が現金主義だった場合はなおさら、クレジットカードできちんとお金の管理ができるのかと、疑われてしまうかもしれません。そもそも、親にバレずにクレジットカードを申し込むことは可能なのでしょうか?
未成年の場合は両親の同意が必要
18歳未満でクレジットカードに申し込みをしたい場合は、親の同意が必ず必要となります。つまり、18歳以下でクレジットカードを作りたいと思った場合は、カード会社から親権者に連絡を入れ、クレジットカードを作ることに問題がないかどうかを確認をする必要があるのです。
よって、18歳を超えていれば問題はありませんが、未成年の場合は内緒でクレジットカードを作るのは難しいと言えるでしょう。
「本人限定受取郵便」にする
20歳を超えて親の承諾なしにクレジットカードを申し込めたとしても、カードの受け取り方に注意が必要です。クレジットカードは「簡易書留」と言って、受け取り手のサインが必須な郵便で送られてきます。
このとき、通常の簡易書留郵便だと本人以外の家族がサインをしても受け取ることが可能なため、クレジットカードだとバレてしまう可能性があります。これを防ぐために、「本人限定受取郵便」に送付方法を変更しましょう。これなら、バレるリスクがかなり低くなりますよ。
カード利用明細はWEB明細に変更する
クレジットカードの利用明細書は通常、郵送で送られてきます。自分の不在中に家族に利用明細書を見られてしまった場合、クレジットカードを作ったことが即効でバレてしまいます。
最近では、エコや個人情報の取り扱いについてシビアになっているため、Web明細をオススメしている会社がほとんどです。
ただし、Web明細への切り替えは自分で設定しなければならないので、申し込み時に「利用明細をWEB明細に切り替える」と言う欄にチェックを入れるか、もしくはカードを発行したあとにWEB会員登録をして会員ページから切り替えるなど、明細書の処理も慎重におこないましょう。
保管場所にも気をつけよう
部屋のデスクの上に置きっ放しにしていたり、スマホケースに入れてテーブルの上に放置してしまったり、気を抜くといつ家族にバレるかわかりません。
鍵がついている引き出しの中や自分だけしか触らない場所に保管する、もしくは財布は常に持ち歩くなどしてバレない保管方法にも気をつけましょう。
もし親にバレてしまったら?
もし、クレジットカードを持っていることが親にバレてしまった場合は、もう包み隠さずに正直に胸の内を打ち明けましょう。
なぜクレジットカードが必要なのか、上でお話をしたメリットを絡めながらきちんと説明しましょう。順序立てて説明をすれば、きちんと理解を示してくれるはずです。
社会人になると、接待や打ち合わせ費用などを立て替えるときなどに現金よりもクレジットで支払う機会が多くなるため、学生のうちからクレジットヒストリーを積み上げていきたいものです。
そもそもどうして親にバレる?
バレてしまう一番の原因は、支払いが滞って督促状が届いてしまうこと。上限金額を高めに設定していた場合、手元にキャッシュがなくてもカードで簡単に決済できます。
支払い金額は翌日に請求されるため、バイト代が意外と少なかった、羽目を外して無駄遣いしすぎた、なんて場合には、支払いが滞ってしまうことも。
督促状の通知が自宅に届き、「これはなんなの?」とバレて怒られるきっかけになってしまうため、遅延や延滞は決してしないように注意が必要です。
クレジットカードでマネーリスクを身につけよう
ショッピングや飲食だけではなく、光熱費や家賃などの支払いにも使えるクレジットカードは、大学生のうちから持っておくとクレジットヒストリーという実績を構築できるため、プレミアムやゴールドにもグレードアップしやすくなります。
ポイントの還元率、年会費などをよく確認してから申し込みをおこないましょう。また、両親にバレるかも、というリスクを回避することを考えるよりもまずは、必要性を伝えることからはじめてみてください。