メディア運営の先を見据えて奮闘する19歳の長期インターンのまっすぐな想い

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デジタルマーケティング事業を営む株式会社キュービックのメディアで活躍する長期インターン特集。今回の主役は不動産売却のお悩み解決サイト『イエトク』で奮闘する長期インターン、有賀さんをご紹介します!彼はなんとまだ大学1年生。少し前まで高校生だった彼が、社会人に混じりベンチャー企業で仕事するというのは、どういった心境なのでしょうか。気になるあれこれを聞いてみましょう!

2017年11月10日現在のサイトトップページ

有賀幾己(ありが・いくみ)さん武蔵野大学1年生。大学では「お茶同好会」に入り、月に1回喫茶店巡りを楽しんでいる。その影響で、喫茶店事情にはとても詳しい。休日は心行くまで睡眠していることが多い。

 

『イエトク』ってどんなメディア?

ー有賀さんが運営を担当する『イエトク』って、どんなメディアなんですか?

有賀:家を売りたい人のさまざまな悩みや疑問を解決するメディアです。具体的には不動産売却の流れや、売却のメリット・デメリット、売却時の注意点などを紹介しています。どのコンテンツに関しても、初めて家を売る人が見て分かりやすい内容であることを心がけています。

ー家を売りたい人ですか……。うまくイメージが湧かないのですが、それっていったいどういう状況の人なんでしょう?

有賀:”家を売りたい”といっても、本当に事情は人それぞれなんですよね。例えば、住宅ローンを払えなくなった人。ローンを払えない期間が長引くと、競売にかけられてオークションに出されてしまい、普通に売るよりも損をしてしまう。だからその前に仕方なく売ることを選ぶ人もいます。売るのが一軒家なのか、マンションなのかによっても資産価値や売値の計算方法・売却のフローが変わってきます。他には、土地を売りたい人もいたり……

ー『イエトク』なのに土地ですか……?

有賀:はい。土地を売りたいという人が置かれている状況としては、不要な土地を相続してしまっていたり、今は使用していない土地の費用負担がかさんでしまっていたりといったケースがあります。

ー不動産売却と一口に言っても、そんなにたくさんのシチュエーションがあるんですね。正直、今少し頭がクラクラしています……(笑)。

有賀:僕も最初はそうでした(笑)。『イエトク』が、他の類似サイトに負けないところはその点における中身の濃さだと思いますね。それこそ、目が回るほどカテゴリーがたくさんあります。さまざまな事情で”家を売りたい”人の悩みや疑問に応えることができるようになっていると思います。

見やすいページの追及

ー続いては、有賀さんの業務内容を聞かせてください!

有賀:主にメディア内の記事改善を担当しています。具体的には、より分かりやすいコンテンツになるように図表で補足したりして、記事全体が読みやすくなるような工夫を加える仕事をしています。

ー記事改善をしていく中で心がけていることはありますか?

有賀:やはり一番は”見やすさ”です。僕は高校生のとき、自分でiPhoneのアプリを作っていました。その過程で意識していたのは、ユーザーが喜ぶ見た目の実現。画面にどんな仕掛けがあったら使いたくなるだろうかということをひたすら考えていました。だからメディア運営においても最も重要なのは、ユーザーが見やすいコンテンツかどうかだと思います。それが僕にとってのユーザー視点でした。ただ、キュービックで長期インターンとして『イエトク』の運営に携わってから、それだけじゃ通用しないなと焦りました。

ーというと……?

有賀:不動産に関する専門知識もしっかりと身につける必要があると思ったんです。ユーザーにとって本当に見やすく、分かりやすいページを作るには僕自身がまず不動産の知識を身につけ、最善の伝え方を考えなくてはいけないなと。高校時代にやっていた見やすいページを作る技術は最大限に活かしつつ、さらに不動産の知識をプラスして、ページ改善をしています。いくら内容が良いものでも、見にくいページはユーザーも離れていってしまいますから。

記事改善は少しの忍耐と達成感

ー有賀さんが高校生のときにやっていたアプリの作成がメディア運営に活かされているんですね!では、記事改善をしていて大変だと思うことはありますか?

有賀:そうですね、記事改善は非常に忍耐力の必要な仕事だと思います。細かい誤字や文章の違和感をじっくり修正していき、時間をかけてページを完成させたとしても、実際に結果として出るのは2.3か月後。結果が出るまでじりじりと待つ時間はとても不安です。でも記事改善が完了して、よりたくさんの人に読んでもらえたら本当に嬉しいし、その結果、成果が出たときの達成感もひとしおです。

ーその他に仕事をしていて嬉しかった瞬間はありますか?

有賀:夕方にやる定時会で、その日目標を達成したチームの名前が呼ばれるんです。先日、僕のチームの名前が呼ばれて。あのときはやっぱり嬉しかったですね!

ー実年齢より大人びている印象でしたが、今その笑顔に19才の純粋さを感じてなんだか安心しました……!そんなに喜べるのは、やはりチームメンバーと良い関係が築けているからでしょうか?

有賀:恥ずかしいですね(笑)。でもそうですね、チームや、同じ部署の皆さんには仲良くしていただいていますし、本当にお世話になっています。

大人ばかりに囲まれた環境 尊敬できる先輩がたくさんいる

『イエトク』運用チーム

有賀:『イエトク』運用チームはとにかくメンバーの仲が良いです。業務中のコミュニケーションもとても円滑で、まさに和気あいあいという言葉がぴったりです。

ー先ほどチームでお仕事なさっている様子を見学させていただいたのですが、仲の良さがひしひしと伝わってきました。有賀さんは現在大学一年生ですよね。社内にいるほとんどの方が年上だと思うのですが、萎縮したり、緊張したりはしないんですか?

有賀:最初は緊張しましたが、本当に良い先輩ばかりですぐに打ち解けることができました。今では、先輩とくだらない話で笑い合ったりもすることができるまでになりました。同じ部署のインターン、畑野さんには特にお世話になっています。

有賀さんが社内で一番お世話になっているという先輩インターン畑野さん(左)

ー畑野さんとの出会いのきっかけは?

有賀:僕が入社した日に初期指導をしてくれたのが畑野さんなんです。だから、僕がキュービックで一番最初に話した人ということになりますね。よく一緒になる帰り道に、悩み相談をしたり、一日の気づきを共有し合ったりもします。とにかく何でも話せる関係で、畑野さんがキュービックにいてくれて良かったと本当に思います。女性だったら惚れているかもしれませんね(笑)。

さらに戦力になるため休職を決意

ーしかし、有賀さんは11月でキュービックを休職するとお聞きしました……

有賀:そうですね。ただ、決してネガティブな休職ではなく、さらに成長してもっとキュービックで戦力になりたいと思ったからなんです。さまざまな企業で、さらにいろいろな角度からWEBデザインなどの技術やウェブマーケティングの知識を深め、再びキュービックでメディア運営に携わりたいと思っています。戻ってきたときには、学んだスキルを最大限に活かして活躍したいです。あとは、時間がある大学生のうちにもっといろいろなことに挑戦しておきたいと思ったことも大きいですね。

ーそうなんですね、有賀さんが一回り大きくなって戻ってきてくれるのを心待ちにしています!復帰してからの目標はありますか?

有賀:戦力になって活躍して、月間MVP※を取れたら良いな……。あとは、部署内に恐ろしく頭がキレて人望の厚い先輩がいるんです。グロースハックユニット、というメディアのお助け部隊のような役割をする部署で活躍していて、いつも部署全体を冷静に見ている人です。彼のような人間を目指していきたいですね。

※社内でその月に特に活躍したインターンに贈られる賞。

まとめ

ー長期インターンをしたいと思っている学生にむけてアドバイスをお願いします!

有賀:大学生で長期インターンをしているって、それだけで確かに意識が高いというか「すごいな」ってなるとは思うんです。でも、会社で働いていることそのものに満足することなく、業務を通していろいろな壁にぶつかりながら泥臭くあがいてほしい。その方が自分のためになると思うし、絶対に楽しいですよ。僕も入社して最初の三か月、まったく成果が出ませんでした。でも、諦めずにあがき続けていたら少しずつ成果が出るようになったんです。やるならとことんやった方が楽しいと思います。

そもそも、長期インターンというものがよく分からなくて、はじめることを迷っている人も多いと思います。そういう人は、とりあえずWantedly(ウォンテッドリー)の「話を聞きに行く」ボタンを押しましょう!減るものはありません、保証します(笑)。

ー最後に、有賀さんにとってメディア運営とはなんですか?

有賀ユーザーにキッカケを与えるための手段です。以前、中高生のためのプログラミングITキャンプやスクールなどを企画•運営する会社『ライフイズテック株式会社』の代表である水野さんにお会いする機会があって。その時に言われた言葉が印象的でずっと心に残っているんです。「事業やプロダクトを起こすのは結局手段であって、一番大事なことはユーザーに何を届けるか」。言葉は異なりますが、キュービックのミッションでも言っていることは同じだなと思います。「ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティングでみんなの明日が変わるキッカケを生み出し続ける」。ゴールは、メディアやサービスを作ることではなくみんなの明日が変わるキッカケを届けること。メディア運営の先には、ユーザーの笑顔がある。僕はそう思っています。

有賀さんは11月に休職し、来年の9月に復職予定です。休職している間も、きっと彼は画面の向こうのユーザーの笑顔を求め、まっすぐに学んでいくはずです。そして、今より更に成長し、『イエトク』のメディア運営で再び輝く有賀さんの姿を心待ちにしています!