「不安だからやめよう…」はもったいない!未経験の僕が長期インターンを始めた理由

川原さん
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今日は、株式会社キュービックが運営するメディアの一つである、看護師の転職を応援するメディア「coconas(ココナス)」で活躍する川原祐志(かわはら・ゆうじ)さんにお話を伺います。

川原さん

川原祐志(かわはら・ゆうじ)さん

大学3年生。2016年にキュービックに入社後すぐに「いんため」の立ち上げに参加。その後新たな分野に挑戦したいとの思いから「coconas(ココナス)」に異動。気になったことは何でも試す、超がつくほどの好奇心旺盛人間。

 

メディア運営経験ゼロから「いんため」の立ち上げに参加

川原さん

川原:この記事っていんために掲載されるんですよね……?

そうですよ!

川原:実は僕、いんための立ち上げのメンバーだったんです!当時は僕も取材をして記事を書く側だったので、自分が関わったことのあるメディアでこうして取材されるのって不思議な感じですね。

そうだったんですね!当時はどんな記事を書いていたんですか?

川原:取材記事が多かったですね。今でもすごく覚えているのが、START BAR(飲食代0円! 完全会員制の学生専用Barがめちゃくちゃ気になる!)の記事。これ、僕が初めて書いた記事なんです。取材先のリサーチからアポ取りをして話を聞きに行って……。全部が初めてのことばかりで大変だったけど、楽しかったなぁ……。

もしかしてこの記事ですか??

記事
川原さんが初めて書いた取材記事

川原:……!そう、これです!うわぁ、めちゃくちゃ懐かしい……!

川原さん

川原:これからどうなるんだろうって毎日すごくワクワクしていました。とりあえずやってみてよかったなぁって思います(笑)。だって、新しいことに挑戦したり知らない世界に飛び込むのって、すごくワクワクしませんか??それまで知らなかったことを知ることができるんですよ!?

確かに。でも、長期インターンとして入社してすぐにいきなりメディア運営となると大変なことも多かったんじゃないですか?

川原:そうですね。どう運営していくのか、そもそもどうやって目標を立てればいいのか、分からなくて常に手探りだったし、大変なことは山ほどありました。でも、あの時の経験が今の『coconas(ココナス)』ですごく役に立ってるなって心から思えるんです。

『coconas(ココナス)」ってどんなメディア?

看護師

現在川原さんが長期インターンとして運営に携わっている「coconas(ココナス)」って具体的にどんなメディアなんですか?

川原:ざっくりいうと、看護師さんの転職を支援するメディアです。たとえば、ユーザーが「看護師 ブランク」って調べたとします。このワードを検索した人は、「看護師の仕事に復帰したいけど、ついていけるだろうか」「家事や育児があるから残業はそんなにできない……」などとさまざまな不安を抱えている人だと思うんです。僕らは、そんなユーザーの心の奥底にある「不安」を取りのぞき、行動を後押しできるようなメディア作りを心がけています。

そうなんですね。サイトを実際に拝見しましたが、転職情報だけじゃなくて、看護師さんが面接でよく聞かれる質問とか実際の看護師さんを取材した記事とか、いろいろなコンテンツが充実しているなぁと思いました。川原さんは今も記事を書いているんですか?

川原さん

川原:記事の骨子を作った上でライターさんに依頼することがほとんどです。あとはGoogleアナリティクスを使ってサイトの解析をする仕事をしています。ただ単にユーザーのアクセス解析をするんじゃなくて、インサイト(ユーザーの深層心理)をじっくりと考え抜くことをとても大切にしています。「ユーザーは何を知りたいんだろう?」とか「このキーワードを検索した人は何に悩んでいるんだろう?」とかを常に考えて、改善策を練っています。

私もライターとしてメディア作りを支えるにあたり、「インサイトを考え抜く」ということをもっと大切にしなければならないなと、話を聞いていて気が引き締まる思いです。

「ヤバい。時代に取り残される」という焦りから長期インターンを開始

川原さん

先ほど、長期インターンを始めてすぐいんための立ち上げに携わったとおっしゃっていましたが、もともとメディア運営に興味があったんですか?

川原:メディア運営に特別な興味があったというよりも、知らないことを知りたいっていう好奇心ですね。

ーそれは何かきっかけがあったんですか?

川原:きっかけというよりも、焦りですね。僕が入っていた学生団体は、『グローバルリーダーを輩出する』というミッションのもと活動していたので、3ヶ国語を話せる+専門性を持った優秀な海外の学生や社会で活躍しているリーダーと接する機会がとても多かったんです。そうした人たちの話を聞くうちに自分のなかでぼんやりとですけど「これからはもっと、ITを中心としたテクノロジーが世界を変えていくんだな……」と思うようになって。

ーなるほど

川原:でも、当時の僕はITといわれても「え、何それ?」ってくらいさっぱりで。まわりの人は知っているのに自分だけ知らないなんて「さすがにヤバい」ってすごく焦りました。それで、キュービックで長期インターンをしている友達に相談したんです。そしたら彼が「じゃあさ、キュービックで長期インターンしてみたら?」って誘ってくれて。それで、長期インターンをはじめました。

キュービックはバリバリのITベンチャーですよね。好奇心旺盛とはいえ、さすがに何も知らないまま飛び込むのって不安じゃなかったですか?

川原:不安はもちろんありました。でも、”不安”っていうのは不確かなものや未知なものに対して必ず湧き上がってくるものだと思うので、そこから逃げ続けても”不安”は消えないと思っています。逆説的ですが、不安だからこそ、アクションを起こすしかないと思ったんです。だから僕は、知らないことにもどんどんチャレンジしていきたいなって。もちろん失敗もありますけど……。

……。私はこれまで、いろいろな不安や嫌なことから逃げまくってきたので耳が痛いです。

川原さん

川原:いや、でも、自分で言っておきながら恥ずかしいな……。照れますね……。

働いてみて感じた大変さや苦労、そしてやりがい

花畑

いんための立ち上げやcoconasのメディア運営など、川原さんはどんなときも楽しんで仕事をしているようにお見受けしました!でも「うわぁ、しんどい」って感じることとかってあるんですか?

川原:もちろんありますよ。1番辛かったのは、自分が担当したページの検索順位がなかなか思うように上がらなかったとき。Googleアナリティクスでひたすら解析し続けたり、まわりの人にフィードバックをもらったり、ユーザーのことを妄想し続けたり、とにかくもがいていました。SEOの知識もほとんどない状態からのスタートだったので、やりながら覚えていくしかなく、あのときはしんどかった……。

ー長期インターンとして仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間ってどんなときですか?

川原:やっぱり、記事の検索順位が上がったときですね!それだけたくさんの人が記事を読んでくれているってことなので。「もっといい記事を作ろう」ってやる気が湧いてくるんです。

ー学生なのに、仕事と本気で向き合っているんですね。それでは最後の質問になりますが、これから長期インターンを始めよう!もしくは始めようか悩んでいる学生に向けて何かアドバイスをお願いします!

川原:「自分はどうせ無理だから」と思っている人こそ、飛び込んでほしいなって思います。知らないことに引け目を感じるとさらに「自分なんか……」と逃げてしまう。不安な気持ちはわかりますけど、でもそれって、自分の可能性を狭めてしまうと思うし、本当にもったいない。知らないなら調べる、わからないなら誰かに聞く。そうやって、なんでもやってみようの精神でどんどんチャレンジした方が人生楽しめるんじゃないかな、って思いますよ!

ありがとうございました!!

まとめ

川原さん

私が今こうしていんためで取材をできるのも、川原さんをはじめとする当時の立ち上げメンバーの努力があったからこそなんだなぁと考えると、大変感慨深いインタビューとなりました。

「知らないから」「できないから」とできない理由、やらない理由を作って言い訳をするのではなく、知りたいなら情報を取りにいく、分からないなら聞きに行く。そういう前向きな気持ちが、自分自身の成長機会につながるはずです。私も肝に銘じたいと思います!