恋愛と就活は一緒!?元リクルートが今こそ伝えたいたったひとつのこと

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こんにちは。元リクルートのモリザネです。現在は、株式会社キュービックで、人事などをメインに行なっております。気が付けば、新年を迎えて早くも2週間が過ぎました。年々、時間の過ぎるスピードが速くなっている気がしてなりません。

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さて、この時期になると、就活に備えて自分の入りたい業界のことを調べ始めている学生も多いのではないでしょうか。みなさんは企業や職業を選ぶとき、どのような基準で選んでいますか?

安定した収入が得られるか、自分のやりたいことにチャレンジできるか、はたまた残業が少ないのかどうか、判断基準は人それぞれだと思います。

もちろんどれも間違っていないのですが、僕からひとつアドバイスをさせてください。

たしかに、業界の将来性や仕事内容は、とても大切です。

しかし、僕が最も注目してほしいと思うのは、その業界や会社で働く「ヒト」なのです。
今回は「どんな人と働きたいか」という点に着目しながら就活について書いていきたいと思います。

業界を作るのは「ヒト」

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なぜ、就活において「ヒト」について考えなくてはいけないのでしょう。
就活ではついつい忘れられがちですが、結局のところ、会社を作っているのも業界を作っているのも、そこで働く人々なのです。

そう考えると、業界や企業のネームバリューばかりで自分の働くところを選んでしまうのは、少しリスキーだと思いませんか?僕は、業界や企業のその先にいる「ヒト」にもっと目を向けてほしいなと思います。

企業や業種によって集まる人も全く違う

僕はキュービックに入社する前、人材紹介業界に身を置いていました。
職業柄、さまざまな業界、業種の人と出会い、深い関わり合いを持ってきました。そこで僕は、それぞれの業界が持つ独特のカルチャーや商習慣、そして働く人の人間性、いわば「人種」が大きく異なることに気が付きました。

人というのは、キラキラとした環境で働きたい人や、落ち着いた環境でたんたんと仕事がしたい人、仲間と一丸となって頑張りたいという人もいれば、自分のペースで働きたい人。チャレンジが好きな人や安定志向な人まで本当に多種多様です。そして、仕事に対して似た価値観を持つ人たちは、同じ業界に集まりやすい傾向があります。

例えば、広告やマスコミ業界には、華やかに働きたいという人が多く集まり、メーカーに勤務している人は真面目で堅実な人が集まる傾向にあります。もちろん業界に限った話ではありません。同じ業界の中でも外資か内資かでは驚くほどに社風や雰囲気に違いがあります。

一見、近そうなイメージのある保険業界と金融業界でも、働いている人のタイプは少しずつ異なっているんです。

あなたがもし、企業のネームバリューや、なんとなくあこがれている業界に就職しようとしているのなら、少し慎重になってみたほうが良いかもしれません。その業界や企業にはどんな人が集まっているのか、少し調べてみたほうが良いと思いませんか?

せっかく面接を通過して、いざ就職してみたら、同僚や上司と馬が合わなかったなんてミスマッチが起きてしまったら、今までの努力が水の泡ですよね。

というのも、離職原因の多くは人間関係によるものなんです。「職場に尊敬できる人がいない」、「同僚や上司と仕事の価値観が合わない」などの理由が毎年のように上位を占めています。

こういった事実がある中、はたして企業のネームバリューや業界だけで就職先を選んでもいいのでしょうか。

実際に目で見て判断することの大切さ

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今や、業界や会社に関する情報は、インターネットである程度、簡単に収集できるようになりました。企業の口コミを集めたWEBサイトも数多く存在しています。

しかし、WEBから得られる断片的な情報を鵜呑みにはしないでほしいのです。実際に企業に足を運び、自分の目で見て、肌で感じてみなくてはわからないことが山ほどあります。気になる会社があるのであれば、ぜひ一度、会社見学に行ってみてください。

実際に足を運んで得た情報は、あなたにとってきっと大きな価値のあるものになるはずです。

あなたは、恋人を選ぶときにFacebookで得た情報だけで決められますか?決めれませんよね。
就活というのは、そういったことなのではないでしょうか。