就活後アルバイト復帰はムダ!大学4年生がインターンする意味

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内定後の過ごし方について。内定後インターンという選択肢

就職活動を終えて、大学を卒業するまでの期間をどのように過ごすかは、人それぞれで違います。
学校の卒業論文などの課題に取り組む人もいれば、アルバイトに精を出す方もいらっしゃいますし、海外旅行に行くなど、思い切って遊び倒す! という方もいらっしゃいます。 

そのどれもが有意義な過ごし方だと思いますし、その経験が将来に活きるということは大いにあると思います。

しかし、経験という意味では、内定後に長期インターンに参加する「内定後インターン」も大いに視野に入れてよい活動だと思います。
内定後インターンとは、内定が決まった大学4年生が、内定先とは違う企業で長期インターンに参加することです。

しかし基本的にはインターンというのは就職活動前の学生が行うものだと思っている方も多いのではないでしょうか。
では、大学4年生が参加できる長期インターンというのは存在するのでしょうか。

大学4年生でも長期インターンは可能!

大学4年生でも長期インターンに参加できるのかと言いますと、実は可能なのです。
大学4年生による長期インターン参加を募集している企業もありますし、むしろ他の学年に比べて時間が取れる大学4年生を歓迎している企業もあります。

内定後のインターンでは、内定先の業界ではなく、まったく違う業界へインターンとして参加する方が多く、人によってはNPOなどの団体でのインターンに参加する人もいらっしゃいます。

希望する企業やNPOなどがあれば、募集要項に学年の表記がなかったり4年生の文字がなかったとしても問い合わせをしてみましょう。企業によっては受け入れてくれる場合もあります。

内定後インターンがおすすめな理由

では、なぜ内定後のインターンがおすすめかと言うと、その目的は人によって様々なのは間違いないですが、代表的なものに以下のような理由があります。

  • 違う企業が見れる最後のチャンス
  • 自分がやりたいことをより明確にできる
  • 時間が取りやすいので、本気で打ち込める

内定した企業に入社すると、どうしてもそれ以外の企業について知れる機会というのは少なくなります。
その企業の考え方や風土というものしか知らないと、広い視野で物事や仕事について考えることができなくなります。
ですので、内定後、別の企業の長期インターンに参加する事は自分の視野を広げることにつながります。

また、内定後に長期インターンに参加することは自分がやりたいことを明確に意識することにも役立ちます。
長期インターンで体験することは、社会に出てから働くことに限りなく近い体験です。
そういった活動をひとつでも多く経験しておくことで、自分が社会に出てからやりたいことをより明確にしてくれるのです。
内定後のインターンで感じた疑問の解消や実現したいことを携えて実際に内定先企業で働き始めることで、良いスタートダッシュを切れるでしょう。

また、内定後は卒業までは課題等が残っている場合を除いては、一つのことに打ち込める絶好のチャンスです。
大学1、2年生の頃に長期インターンに参加すると授業やアルバイトなどと両立する必要があり、なかなかインターンだけに打ち込むことができません。
しかし、内定後の時期は授業もほとんどなく、時間が取りやすいこともあり、より集中してインターンに参加できるでしょう。

内定者インターンについて

また、内定後のインターンとは別に「内定者インターン」が存在する場合があります。
これは、内定を出した企業が、内定者に対して行う長期インターンのことで、他の長期インターンと同じように有給であることがほとんどです。
内容も社員と一緒に実務に取り組むという点で他のインターンと同じです。

企業によっては入社前の研修と同じような意味合いで捉えている場合もあり、そういった場合は原則として参加が必須です。

内定後インターンを企業が行う理由としては、先ほどのような研修の一環として捉えている場合に加え、入社前の内定者の不安を取り除くためという場合もあるようです。

内定者インターンは基本的に参加するべきですが、学業などでもし万一内定者インターンを辞退したい場合は迅速に連絡を入れるようにしましょう。
そして内定者インターンを辞退したとしても入社の意志がきちんとある場合はそのこともしっかりと伝えておかなければなりません。
「内定者インターンを辞退したということは、内定辞退をするつもりなのかな」
と企業担当者に誤解されないようにしておくことが大切です。