インターンシップは何年生が行くのか、おすすめの学年を解説

黒板と考える学生
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インターンシップに行く人は何年生が多いのか

インターンとは企業が行う「就業体験」であり、就職活動を控えた学生が多く参加しています。

その中で、インターンのメインターゲットとなるのは、就職活動を1年後に控えた大学3年生や、大学院1年生になります。
就職活動前の時期に行われるサマーインターンなどでは、参加している学生の99%が大学3年生や、大学院1年生です。

では、大学1年生や2年生といった学生が参加するインターンは存在しないのでしょうか。
実は、そんなことはありません。

インターン参加に学年は関係あるのか? 学年不問のインターンとは

インターンにはそもそも、大きく分けて二つの種類があります。
それが「短期インターン」と「長期インターン」です。
短期インターンとは、数日から数週間の短い期間で行われるインターンです。
その内容は、企業説明会に近いものから、企業の業務に沿った簡単なワークショップを行うものなど、多岐に渡ります。

一方、長期インターンとは数ヶ月から一年にかけて行われ、実際に企業の実務に携わります。
アルバイトと同じような働き方で、社員のサポート業務を行ったり、新規事業立ち上げに社員と同じように関わったりします。
長期インターンのほとんどが給料の支給される有給インターンになります。

それでは、それぞれの対象となる学年について見ていきましょう。

短期インターン

一般的に「インターン」と呼ばれるインターンはこの短期インターンを指している場合が多いです。「サマーインターン」「ウィンターインターン」もこの短期インターンにあたります。

短期インターンを企業が行う主な目的は、採用活動に向けての企業PRです。
インターンを通じて学生に企業をPRすることで、より多くの優秀な学生に企業への興味を持ってもらう狙いがあります。
また、企業によっては採用してすぐ退職されてしまうといった学生とのミスマッチを防ぐために事前に企業に触れてもらう為に短期インターンを実施している場合があります。

その為、短期インターンでは就活を始める前の大学3年生や、大学院1年生が多く参加しており、実際にインターンの選考も通りやすくなっています。
短期インターンの募集には「学年不問」と書かれている場合がありますが、あくまで対象は大学3年生や、大学院1年生がメインであるのは間違いありません。
ですが、学年不問としている場合は大学1、2年生が応募してはいけないというわけではありません。
もちろん、大学1、2年生で短期インターンに参加する場合少数派にはなってしまいますが、どうしても参加してみたい企業が学年不問で募集をかけている場合は挑戦してみるのも良いでしょう。

長期インターン

短期インターンとは別に、「有給インターン」などと呼ばれることもあります。

長期インターンの場合は採用活動とは関係なく、純粋に学生を企業の戦力として迎え入れている場合が多いです。

その為、長期インターンは学年不問のものがほとんどです。
大学1年生だろうが2年生だろうが参加でき、はたまた内定が決まっている大学4年生が参加することもあります。

ただし、長期インターンの場合は企業にとって長く働いてもらえればもらえるほど教育の手間がかからず戦力としての貢献度も高まる為、長く働いてもらうことができる大学1年生や2年生の方が歓迎されやすい傾向にあります。

就職活動の為には何年生からインターンを始めればいいのか

もし、大学1年生や2年生の方がインターンへの参加を考えているのならば、サマーインターンなどの短期インターンよりも、長期インターンへの参加を検討すべきだと言えます。

長期インターンに参加すると、あるひとつの物事について長きに渡って関わることになります。
その結果として、ある特定のスキルを身につけることができる可能性があります。これは、短期インターンでは難しいことです。
また、長期インターンで企業の社員に囲まれて仕事をすることで、あなたの力を試すことができます。あなたはいったいどのような仕事が向いていて、どのような仕事をする時により良い結果を残せるのか。そういった自分の力を知ることができるのも、長期インターンのメリットと言えるでしょう。
長期インターンに参加することにより、大学生活をより充実したものにできる可能性があります。勉学以外にも、なにかに熱中することこそ、時間が比較的自由に使える大学生に必要なことなのではないでしょうか。

そして、そうした経験は、就職活動を実際に始めた時、選考でのアピールポイントになります。もうすでに希望する業界が決まっている方は、その業界の長期インターンに参加することはこの上ないアピールポイントになるでしょう。

また、業界問わず実際に企業で働くという経験を積むことで、企業とはどういうものなのか、どういう企業が自分に合っているのかということを知る材料にすることができます。

短期インターンは大学3年生になってからでも大丈夫ですが、長期インターンへは他の学生に圧倒的な差をつけられるという意味で、参加は早ければ早いほど良いでしょう。

理想的なインターンへの参加としては、大学1、2年生で長期インターンを経験して、大学3年生になったらサマーインターンなどの短期インターンに参加し、多くの企業を見て回るという方法になると言えるでしょう。