【もう遅い?】大学3年生から始める長期インターンについて

ノートを片手にガッツポーズをとる女性
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大学三年生からでも長期インターンを考えてみては?

大学3年生がイメージするインターンといえば、サマーインターンウィンターインターンといった1日~1ヶ月程度のものをイメージすると思います。これらの短期インターンは、会社の説明やインターンのために特別に用意されたプログラムに取り組むようなものであることが多いです。
一方でインターンには、3ヶ月以上に及んで実際に会社で働く長期インターンもあります。それでは就活をひかえた大学3年生はどちらのインターンに参加すれば良いのでしょうか。

大学3年生から長期インターンを始めるのが遅いと思っている方もいるかもしれませんが、授業などに余裕があるのであれば、参加することをおすすめします。長期インターンは有給のところが多いので、アルバイトを変えるような感覚でインターンしてみてはいかがでしょうか。

長期インターンは、

  • 実際に企業で働けるので、就活の企業選びの手助けになる!
  • インターン先で実績を作ることで就活のアピールポイントになる!

といった就職活動をひかえた大学3年生に魅力的なメリットがたくさんあります。働かないといけない時間は普通のアルバイトよりは少々長いですが、得することはあっても損することは少ないのです!

あまり長期インターンをする気のない学生でも、夏・秋などの短期インターンには参加するつもりではないでしょうか。長期インターンと短期インターンとでは、目的も形式もまったく違うんですよ

大学3年生からでも遅いわけではないが目的意識を持って!

長期インターンは長期間にわたって時間が拘束される為、比較的余裕のある大学1、2年生のうちに参加しておくべきというお話を耳にした方もおられるかもしれませんが、大学3年生からの参加でもまったく遅くはありません

ただし、とにかく参加するだけでも良い大学1、2年生とは少し状況は異なります
大学3年生と言えば就職活動を目前に控えている状況です。

大学3年生がインターンをする主な目的には

  • 興味のある業界についての知識が欲しい
  • 就職活動時の面接でアピールできる経験が欲しい
  • 企業で働くということを実感したい
  • 志望業界に対するスキルが欲しい

といったものがあると思います。

では、そんな大学3年生はどのような長期インターンに参加すべきなのでしょうか。

大学3年生から始めるのにおすすめな長期インターンとは

志望する業界を絞る

大学3年生は、就職活動を開始する年です。ですから、長期インターンへ参加する場合はできる限り志望業界をしぼっておくようにしましょう
もちろん、志望業界以外の企業の長期インターンに参加したとしても得られるメリットはたくさんありますが、志望する業界がしぼれているのなら、志望業界で経験を積んだ方が後々の就職活動に役立つことがあります。

例えば、面接で「この業界に入ってどのようなことがしたいか」と言った質問を投げかけられた場合、まだ業界の実務が見えていない他の学生とは違った視点で回答することができるので、面接官の印象にもとまりやすくなるでしょう。

また、長期インターンというとどうしても長時間拘束されるというイメージがあるかもしれませんが、企業によってはシフト制を導入しており、授業やアルバイトなどの活動に合わせて柔軟に参加ができたりする場合があります。
中には在宅での勤務が可能な企業などもありますので、まずは志望業界の中で長期インターンを募集している企業の募集要項や業務形態などを確認してみましょう。

志望業界が決まっていない場合は目的を明確にしよう

更に、志望業界が決まっている場合でも決まっていない場合でも、目的によって参加するべきインターンは変わってきます。

  • 就職活動時のネタにしたい
    この場合、“営業”や“マーケティング”などの成果が比較的アピールしやすい職種での参加を目指すと良いでしょう
  • スキルを身につけたい
    職種の志望が固まっている場合にはその職種に沿ったインターンへ参加するべきでしょう。入社してからもスキルは身につけられますが、事前にスキルを持っておくことは必ず役に立ちます。
  • とにかく参加したい

    志望業界も職種も定まっていない場合は、ずばり“パソコンスキル”が磨けるインターンに参加すると良いでしょう。パソコンスキルはいまやどの企業に就職しても必ず求められるスキルですので、身につけておいて損はありません。

    パソコンを普通に使用する分には不自由はないが、Excelなどを業務で実際に使うとなると勝手がわからないという方は多いと思います

    インターンでは、プライベートでの使用や大学の授業での実習などとは異なる、より実践的なパソコンスキルが身に付きます。
    パソコンスキルを身につけたい場合は、IT業界へのインターンがおすすめです。

長期インターンを就活に活かすために気を付けること

長期インターンに参加する際の注意点といえば、アルバイトとは業務内容が異なるので責任のある仕事を心がける、本業である学業を決しておろそかにしないなど注意点があるのですが、特に大学3年生が長期インターンに参加する場合に気をつけておきたいことがあります。

3年生にとって時間は命だということを忘れずに

先ほども書きましたが、大学3年生というのは就職活動を目前に控えた大事な時期です。その時間はあなたが思っている以上に貴重です。この時期にどのような活動をするかで、その先にある長い仕事人生の方向性が決まると言っても過言ではありません。

だからこそ、一分一秒を無駄にしないつもりで、その長期インターンへ参加する目的意識を明確にして取り組むべきです。企業側から与えられた課題や業務だけをただ黙々とこなす、というだけではあまりにももったいなさすぎます。
自分で目標を定め、その為にはどのような行動が必要かを自分の頭で考え、働きかけていく。このような心構えを持つことが大事です。

重視すべきは自己分析と企業研究

また、長期インターンは自己分析企業研究の場として最大限活用することをおすすめします。
実際に企業で働いてみて、自分がどのような仕事に向いているのか、どのような仕事をしている時にモチベーションが上がり、どのような仕事をしている時にモチベーションが下がるのか。そのような自己分析をしておくことが、実際に就職活動を開始して将来働く企業を決める際に必ず役に立ちます

また、企業研究という観点で言えば、インターンに参加する前と後ではその企業についてどのようなイメージの違いがあったのかをきちんと記録しておくと良いでしょう。
なぜならば、その観点が就職活動本番で企業を選ぶ時に必ず役に立つからです。

最後に、もし万が一参加したインターンが「なにか違うな」「楽しくないな」と思ったら、なるべく早く身を引く事を検討しましょう。せっかく採用してくれた企業に後ろめたい気持ちがあるかもしれませんが、なにより優先すべきはあなたの時間です

就職活動前の時間を悔いのないように過ごせるよう、常に自分のモチベーションにも気を配っておくようにしましょう。