
目次
長期インターンを募集している大企業とは
大企業はあまりインターンを募集していない
まずはじめに、長期インターンを受け入れている大企業というのはあるのでしょうか。
結論から申し上げれば、長期インターンを募集している大企業はほとんどありません。
大企業のほとんどは短期インターンのみしか実施していないのです。
一方で、比較的大きな規模の企業で、長期インターンを募集している企業もあります。それは以下のようなベンチャー系の企業です。特に規模の大きいベンチャー企業は、メガベンチャーなんて呼ばれ方もしています。(例:DeNA,GREE,サイバーエージェントなど)
※ベンチャーとは、創立年数が短く、大企業が実施しにくいようなチャレンジングな事業を展開する企業を指します。IT企業に多く、いわゆる銀行やメーカーなどとは区別されます
インターンを募集しているITベンチャーまとめ
・サイバーエージェント
インターネット界の寵児とも言われる大企業です。最近ですとオリジナルの生放送コンテンツを提供する「AbemaTV」などのサービスを次々と打ち出しています。
サイバーエージェントに入る為にはインターンへの参加が必須とも言われているので、興味がある方は選考に挑んでみても良いかもしれません。
・株式会社ぐるなび
飲食店を探す際に誰もが見た事のあるサイト「ぐるなび」を運営する企業です。
実際に店舗の紹介ページの作成に携われるなど、やりがいのある仕事ができるのが特徴です。
・エン・ジャパン株式会社
就職活動や転職活動をしたことのある方ならその名を知らない人はいない、転職サイトを運営している会社です。
社会人向けの研修サービズ業務など、ビジネスパーソンを相手にした仕事ができるので、いち早く社会を身近に感じられます。
大企業でインターンをするメリット・デメリット
では、こうした大きな規模の企業での長期インターンに参加するメリットとデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
大企業インターンのメリット
- 教育体制が整っている
- 豊富な人材に出会える
- 名前の知れた企業で働ける
以下で詳しく説明していきます。
教育制度が整っている
大企業は教育制度が整っている場合がほとんどなので、インターンとして参加した際も手厚い教育を受けられる場合があります。
中小企業やベンチャー企業ですと、いわゆる「見て覚えろ」という教育制度になっている場合も少なくないので、しっかりと教育を受けながらスキルアップをしていきたいという方にはメリットの一つになるでしょう。
豊富な人材に出会える
大企業には当然ながら多くの社員がいます。それはつまり、豊富な人材が揃っているということになります。
仕事をする部署はもちろんのこと、他の部署の方と交流を持つことができれば様々な知識や価値観などに触れることができるでしょう。
名前の知れた企業で働ける
有名であることがそのまま優秀な会社であるということにはなりませんが、やはりある程度有名な企業で働いた経験があるというのは就職活動時の面接官へのアピールポイントにはなります。
大企業インターンのデメリット
では反対に、大企業で長期インターンに参加することのデメリットとはどのようなものなのでしょうか。それは、以下の点です。
- 会社全体を把握しにくい
- 会社全体を動かすような仕事ができない
会社全体を把握しにくい
大企業になるとたくさんの部署や事業がある場合が多く、インターン期間中に会社全体について理解することができないというケースが少なくありません。
会社全体としてどのような方向に動いているのかが把握できない場合もあります。
会社全体を動かすような仕事ができない
大企業の場合、社長や役員といった幹部まで自分の意見を伝えることが難しい場合があります。
会社全体を動かすような仕事を体験したい場合、上層部への意見が通りにくく、また企業文化が根強く動きがにぶい傾向にある大企業のインターンに参加することはデメリットと言えるでしょう。
メリット | デメリット |
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大企業のインターンに受かる方法3つ
大企業におけるインターンの選考は、中小企業等の選考に比べて厳しい傾向があります。しっかりと対策を練るようにしましょう。
大企業の長期インターンに応募する場合、押さえておくべきポイントは以下の3つです。
- インタ—ンを通じてなにがしたいのか。それを今後どう活かしていきたいか
- なぜその企業なのか
- インターン募集の情報は随時チェックする
以下で詳しく解説していきます。
インタ—ンを通じてなにがしたいのか。それを今後どう活かしていきたいか
まず企業側が重視するのは”目的意識”です。なぜならば、ここが曖昧な学生は、いざインターンとして働き始めたとしてもすぐにやる気が低下し、戦力外となってしまう場合があるからです。最悪の場合は、せっかく選考の手間をかけたのに辞められてしまうなんていうことにもなりかねません。
そういったリスクはいくら大企業と言えども避けたいのです。
なぜその企業なのか
これも目的意識に近い話ですが、”なぜその企業でなくてはならないのか”これも大事なポイントで、よく面接で聞かれる質問です。
なぜ、その企業でなければならないのか。他の企業ではいけないのか。その点をしっかりと考えておくことが大事です。
そうでなければ、“他のところで働いた方がいいのではないか”と考えられてしまい、思うような結果にならないこともあるのです。
大企業はHP以外にも様々なメディアから情報を得る事ができるので、その企業がなにをやっていて、そこでしかできないことなどを意識しておくようにして面接に臨みましょう。
インターン募集の情報は随時チェックする
また、これは選考の対策とは少しずれるのですが、インターン募集の情報を随時チェックすることは大企業でのインターンを実現する確率を高くすることにつながりますので、意識して行いましょう。
どうしても大企業でインターンをしたいなら短期を狙おう
ここまで、大企業で長期インターンをすることのメリット、デメリットや、大企業の長期インターンに参加する方法などをご紹介してきましたが、冒頭で申し上げた通り、大企業は長期インターンを募集していない企業がほとんどです。
まずは、あなたがインターンへの参加を希望する場合に、それが本当に大企業でないと実現できないことなのかを検討してみるところから始めましょう。
中小企業やベンチャー企業でもその目的を達成できる可能性は大いにあるのではないでしょうか。
その上で、どうしても大企業へのインターンに参加したいのであれば、短期インターンを狙うようにしましょう。
そして、長期インターンはベンチャー企業などのものに参加し、大企業の選考に役立つ知識と経験を蓄えてください。その方が、良い結果を生むと思います。