長期インターンでの経験から得られる成長と活きる場面を詳しくまとめてみた

成長
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長期インターンで得られる経験と成長3つ

長期インターンアルバイトなどとは違い、実際に社員と同じように業務を行います。
つまり、社会人として働くということを実際に体感できるのです。

長期インターンで得られる経験をざっくりとまとめてみました!

  • 知識やスキルが身につく
  • 社会人としての基礎の考え方が身につく
  • 自分のビジョンやキャリアを見すえることができる

知識やスキルが身につく

長期インターンをすると、長時間その仕事や業界に関する業務に携わることになるため必然的に仕事をする上で必要になる知識が増えます。
その長期インターン先が将来就職を希望する業界だった場合、その知識は就職活動から実際に働き始めた後にまで役立つでしょう。就職活動では面接官の質問に専門知識が絡むものがあったとしてもより濃い回答を返すことができるでしょうし、入社後の研修等で知識について学ぶ際により踏み込んだ内容を学ぶことができるでしょう。

またパソコンを使うインターンでは、PCスキルなんかも成長の一つといえるでしょうね。ワードやエクセル、パワーポイントといった、社会人になると扱う機会が増えるソフトについてのスキルを身につけるのはなかなか学校だけではできない経験ではないでしょうか。

専門的な知識やスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルといった仕事をする上でベースとなる重要な経験を積むこともできます。実際に社会人と働くことで、大人との会話の仕方など普通の学生生活では身につかないスキルを得るような経験ができるのも長期インターンならではですね。

社会人としての基礎の考え方が身につく

長期インターンをすることで、社会に出て働くための基礎的な考え方を身につけることができます。
例えば、取引先とのメールの作法や、名刺交換のやり方、電話の受け方、挨拶の仕方などです。これらは社会に出て働く際に必ず必要になるビジネスマナーです。
ビジネスマナーは仕事をする上で、相手を思う気持ちや考え方から来るもので、少し意識しただけでできるようになるものではありません。会社という場で実際に経験しながら考え方を身に着けていくことで、社会人になったときにビジネスマナーに慣れている状態にしておきたいですね。

ビジネスマナーに合わせて、仕事をする上でベースとなるマインドを身に付けられるような経験もできます。
例えば仕事への時間意識や当事者意識は、実際に社会人と同じように働かないとなかなか分からない経験だと思います。

またお金をもらって“働く”ということの意識が身につくということも、アルバイトではなく長期インターンだからこそ身につくことだと思います。なぜなら、長期インターンではある程度自分の出す成果が分かるようになっていることが多いので、お金を払ってくれている会社に対してあなたがどれだけ貢献しているかがわかりやすいからです。働くマインドを獲得できるのも大きな成長といえるでしょう。

自分のビジョンやキャリアを見すえることができる

ある意味インターンの本来の目的はこれかもしれません。学生のうちに会社で働く経験をして、その業務内容や仕事が自分に合っているのか判断できます。
しかしここで大切なのは、単に合っている合っていないがわかるということではなく、自分の将来働く姿を感じれるという成長を得られることです。実際に仕事をしていく中で、自分は仕事をするうえで何を大切にするのか、お金なのか、業務内容なのか、ヒトなのか、長期インターンではそんなことに気が付かせてくれる経験をすることができます。

またこれはインターン先にもよりますが、見本としたい社会人の先輩と出会うことで、自分の目指す姿が具体的になり、そこに近くための行動を取れるようになります。

長期インターンで成長するには“目的意識”と“積極性”

長期インターンに参加することで成長できるのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、さきほどの3つのポイントのように長期インターンでの経験は確実に成長に繋がります。もちろん他にも成長を感じる瞬間は人それぞれあると思います。
学生やアルバイトとは違った環境で企業の活動に参加することは、今ままでになかった視点や知識を与えてくれますし、普段接しないような方々と交流することはそれだけで成長につながるのですよ

インターンへの目的意識と仕事への目的意識で大きく成長しよう

良い会社での長期インターンは成長できるような経験ができるとはいえ、大きな差として出てくる可能性があるのは、その成長スピードです。自発的に目標を設定したり、目的意識を持つ人はどんどん成長していきます。インターンをする目的をしっかりと確認しましょう。

まず長期インターンを通じて、どんな成長をしたいかを設定してそれを意識することが重要です。ただしなかなか長期インターンでどんな成長ができるかはわかりにくいものなので、インターンを始めてからでも目的意識を持ったほうが成長スピードは早いでしょう。

次に、自分のどんな仕事にも目的を考えて取り組みましょう。
例えば、同じコピーを取るという仕事でも、ただコピーと取るだけの人と、どんな仕事からでも学ぶという目的意識を持っている人では、まったく結果が異なってきます。ただコピーを取るだけの人は、コピーが出来上がるだけで終わりです。しかし、目的意識を持っている人は、「なぜこの書類はコピーを取るのか」「コピー1部にどれくらい費用がかかっているのだろう」「コピーにかかるコストは年間どれくらいなのか」「社内用ならばちょっと明度を低くすれば印刷費が安くなったりしないかな」と様々なことを考えることができます。少々極端な例ではありますが、それがもし的外れな思考であったとしても、自分の頭で考える力がつくのです。

長期インターンで成長できるのは積極的な学生

当たり前ですが、大人に囲まれながらもどん欲に自ら働きかけることができる学生は成長できます。

また、大人(先輩)の人たちは、若い人に働きかけられることを基本的に歓迎してくれます。そして、その熱意が伝われば、こちらから質問していないことでも様々なことを教えてくれようとするでしょう。
そういった状況に自分を置く事ができれば、周りの大人が成長をサポートしてくれることになるのです。

反対に、そうした意欲がない人は成長スピードがなかなか上がらず、思うような成果が得られません

本当に成長できる長期インターン先企業の3つの特徴

まず前提として、給料や賃金がきちんと発生することを確認しておきましょう!
長期インターンにも関わらず無給・無賃金で働かせることはそもそも違法であり、そういった企業のインターンに参加すると企業のいいように扱われてしまい、あなたが消耗するだけで終わってしまう可能性があります

賃金はきちんと発生するという前提の上で、良い経験ができるインターン受け入れ企業には次のような特徴があります。

  1. 多くの学生がインターンをしていること
  2. 尊敬できる大人が働いていること
  3. 学生を単なる労働力ではなく戦力として考えていること

学生インターンの多さは素晴らしい成長環境の証拠

すでに学生インターンを受け入れた経験がある企業は、あなたが成長でいきるような良いインターン先である可能性が高いです。一度学生を受け入れた経験があるので、土壌や教育がしっかりしていたり、担当者が慣れていることが多く、質の高い体験を積むことができるでしょう。

また、インターンを受け入れた経験があることに加えて、より多くの学生がインターンに参加していることも企業を選ぶポイントとなるでしょう
こき使われるような居心地の悪い会社ならそもそも、そんなに多くの学生は残りませんよね。多くの学生がインターンに参加しているということはそれだけ企業側もノウハウが蓄積されているということで、より成長しやすい環境が構築されていると予想できます

尊敬できる大人と働く経験は大きな成長の手助けに!

実際に働いてみないと分からない部分ではありますが、自分が尊敬できそうだと思える人物が働いている会社はとてもオススメです。

尊敬できる人の近くで働くことは、

  • 自分のなりたい姿に近い人物が分かる
  • 近くにいることでその人から吸収できる

という2つの意味であなたが長期インターンする意味を最大限伸ばしてくれます。
中小ベンチャー企業でも、びっくりするくらい優秀な大人は多いんですよ。

労働では大きな成長はできない、戦力として見てくれる会社へ

最後に、大事なポイントとなるのは仕事の裁量です。任せられる業務が単純な作業ではなく、あなた自身の裁量によって進めることができる仕事の場合、それだけ得られる経験値は大きくなり、早く成長することができます。

学生インターンに裁量を与えてくれる会社は、学生をお手伝いさんとしての労働力ではなく、会社に貢献してくれる戦力として見てくれています。せっかく長期インターンするなら、会社から信頼され戦力として働きたいですよね。

就活だけじゃない! 長期インターンの経験を活かす場面

長期インターンで得た経験は、様々な場面で役に立ちます。
具体的には、以下のような形です。

  • 就職活動の際にアピールポイントになるなど他に差を付けられる
  • 自分が働くときの基準が生まれる
  • 就職以降も社会人としての基礎的な考え方が役に立つ

やはりインターンでの経験は就活に活かされる!

長期インターンに参加し、企業の活動に社員と同じような形で参加した経験は、就職活動のときに役に立ちます

長期インターンに参加し、周りから刺激を受けて成長したエピソードを面接官に伝えることができれば、それはつまりあなたがその企業に入社してどのように成長してくれるかということを面接官に伝えることができる、ということになります。それは、面接官にとってあなたを選考する判断材料になるでしょう。サークル活動やアルバイト経験のみの学生の場合、そういったイメージを面接官は持ちづらく、選考の判断材料に欠ける結果になってしまう可能性があります

またアルバイトではなく、会社で働いていると仕事やビジネスを考えるときの頭の使い方ができるようになるんです。面接に限らず、グループディスカッションでも他の学生とは一味違う質の高いアウトプットができるようになりますよ

働くことや企業に対する考え方は人生を考える上でも役に立つ

働き方はバイトに近いとはいえ、長期インターンは大人がやるような仕事と同じようなものです。
長期インターンとして働いていると、「自分は仕事をするときになにを大切にしているのか」「何をモチベーションに働いているのか」がわかるようになります。これは自分が将来どう生きたいかということを早くから考えられるということです。

また、長期インターンに参加すると、良くも悪くも企業に対する理解が深まります。その中には、参加する前は想像もしなかったような一面もあるでしょう。
そうした経験は、就職活動の中で自分の就職先として企業を選ぶ際に役立ちます。単純に募集要項に載っている条件などの他に企業風土などの面を感じ取ることができるようになります。

社会人コミュ強に!? ビジネスマンとしての考えは将来も活きる

そして、一度長期インターンに参加すると、社会人として働く上で必要な基礎スキルが身に付きます。スキルと言ってしまうと大げさかもしれませんが、例えば挨拶の仕方であったり、電話の取り方、敬語の使い方などもコミュニケーションを取る為には必要な技術です。
そういった基礎スキルを持っていると、入社してすぐに同じ会社の社員や取引先とコミュニケーションを取る事ができます。

言い方を変えれば、入社してからそういった基礎スキルでつまずくことなく、業務を覚えることに集中できるのです。
これも、長期インターンの経験が活きる場面と言えるでしょう。