大学生のいまどきランチ事情に直撃!お弁当と学食、ぶっちゃけどっちがいい?

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今日のランチは何にしよう!?

大学生

「高校まではお弁当だったけど、大学生になってからは毎日学食ー」という大学生も多いのではないでしょうか?学食といえば、ラーメン、カツ丼、カレー、うどんなどワンコイン(500円)で食べられるものが多いので、お金に余裕のない大学生にとっては非常にありがたいシステムです。

とは言え、毎日学食に頼り続けていたら食費がかさんでしまいます。そこで今回は、大学生のランチ事情について色々調べてみました。

大学生が1回のランチにかける金額っていくら?

とある企業がおこなった調査によると、大学生が1ヶ月にかけるランチ代は平均6,078円。また、1日にランチにかける平均予算は461円という結果が出ています。

つまり、ワンコイン(500円)で済ませている人が多いようです。しかしなかには、1回のランチに1000円以上使うと答えた人や節約のために200円以内で済ませる、という人もいました。

学食とお弁当、安く済むのはどっち?

男子大学生

パンやおにぎりの販売だけではなく、最近は校内にファストフード店があったり、お弁当販売機があったりとバラエティに富んだ学食を提供している大学が増えています。

こうした学食を利用する人もいれば、「私はお弁当派だから!」と毎日お弁当を持ってくる人に分かれるでしょう。どちらの方が安く済むのか、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

学食のメリット

料理

ワンコインでお腹いっぱい食べられる

カレー、定食セット、うどんなど大体はワンコイン(500円)で食べられます。しかも、大盛り無料、ご飯・サラダ・味噌汁はおかわり自由といったうれしいサービスがついていることが多いので、お腹いっぱい食べることができるんです。あまりお金に余裕のない大学生にとって、非常にありがたいですよね。

毎日違う料理を食べられる

学食には十数種類もの固定メニューのほか、季節限定や日替わりメニューがあります。もちろん、大学によってさまざまですが。最近は、洋食屋さんで出てくるようなコクのあるカレー、ラーメン屋にひけをとらない美味しさのラーメンなど、本格的なメニューを提供しているところが増えています。その日の気分に合わせて選ぶことができるから、お昼の時間がより楽しくなります。

提供時間がスピーディー

食券を出してから料理ができ上がるまで、ほとんど待つことがないので非常にスピーディー。学食は時間が命ですからね。しかも、出来立て熱々の状態で食べることができるのも、学食の魅力のひとつです。やっぱり、ご飯は出来立てが一番ですよね。

友達と楽しい時間を過ごせる

仲の良い友達と一緒に食べるご飯は、何倍もおいしく感じられるもの。もちろん、「ランチタイムは1人でゆっくり過ごしたい」という人もいますが、恋愛の話やバイト先での話、最近あった悲しい出来事など、他愛もないことをワイワイガヤガヤ話す時間が楽しかったりします。

学食のデメリット

落ち込む女性

お弁当よりも高くつく

学食の一番のデメリットは、お昼ごはん代が高くついてしまうこと。仮に1ヶ月30日×500円とすると、1ヶ月のお昼代は15,000円という計算になります。それプラスお茶や食後のデザートも買ってしまったらあっという間に20,000円は軽く超えてしまうでしょう。「1品500円以内なんて安い安いー」と毎日学食に頼っていたら、ランチ代がかさんでしまいますよ。

食べたいメニューが売り切れの場合がある

人気メニューは1日◯食限定とされている場合があるので、目当てのメニューが売り切れで食べられなかった……ということもあります。また、時間帯によっては満席で、席に座れないことも。特に、4〜5月は学食を利用する新入生でごった返して、メニューが売り切れ、席がない、というケースがよくあるので、この時期だけお弁当に切り替えるのもアリです。

お弁当のメリット

お弁当

食費が浮く

お弁当の一番の魅力はなんと言っても、食費をグッとおさえられること。きんぴらごぼうや鶏肉のそぼろなどのおかずを、一度にたくさん作って冷凍しておけばかなりの節約が見込めます。

バランスのとれた食事を摂れる

健康的な食事を摂ることができます。学食のメニューを思い返してみてください。手軽に食べられる丼ものや麺類が中心で、野菜を取れるメニューが少ないと感じませんか?その点お弁当なら野菜やお肉、フルーツなど栄養価の高い食事を気軽に摂れるんですよ。

好きな時間に食べられる

自分が好きな時間に食べられます。お腹が空いたら早めの11時頃に、バタバタして食べられなかったら14時頃にとか、お昼を食べる時間が自由なのはうれしいですね。学食が閉まってしまうかもしれない、という不安が無くなります。

お弁当を開ける瞬間のワクワク感がある

「今日のお弁当の中身はなんだろう」あるいは「今日は好物の卵焼きを入れたっけな」と、毎日が小学生の頃の遠足気分のような感じです。お弁当を開けるのが楽しみだと、眠くて辛い朝の授業も頑張れそうですね。

お弁当のデメリット

春の丘

お弁当を作るのに手間や時間がかかる

お弁当のデメリットは、作るのには時間がかかるということ。当然洗い物も増えるわけなのでその手間も増えます。見た目にこだわらないのであれば、食材を詰めておしまいでもいいと思いますが、華やかさや美しさを追求するとなると、朝早起きしなければならないのでその分、時間も労力もかかってしまうんです。

夏場は食中毒の心配がある

気温が上がる夏場は特に、おかずが痛みやすいので衛生的にあまりよくありません。もし心配なのであれば、お弁当を保冷バッグに入れたり、風通しがよく涼しい場所に保管したりして、食の安全面も考慮しましょう。

かさばる

お弁当箱がカバンやリュックに入りきらなかったり、しまえてもカバンがパンパンになってしまったり、お弁当箱は持ち歩きの荷物がかさばるのがデメリット。おかずが傾いたり、汁がこぼれてカバンの中が汚れてしまうので、入れる向きを自由に変えるわけにもいきません。

でも今は、スリムタイプや軽量タイプのお弁当箱がたくさん販売されています。下記の記事でお弁当箱の種類を詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてください。

ランチの誘いが少なくなる

悲しいかな、友達からのランチの誘いが減る可能性がある、ということは覚悟しておいてください。せっかく「今日一緒にランチ行かない?」と誘ってもらえても「あ、ごめん。今日お弁当なんだ」となると断るパターンになるので、しまいには誘われる回数が減ってしまうのです。

どうしても誘いを断りたくないのであれば、ランチも行くしお弁当も食べるという選択肢もありますよ。

ランチ代を節約する方法

お金

できればお弁当を作って節約したいけど、毎日作るのはさすがに面倒ですよね。そこで、毎日の食費をおさえて、お弁当と学食の両方をより楽しめるオススメの節約方法をご紹介します。

コンビニ弁当にする

一番手っ取り早いのがこれです。『100円ローソン』を利用して毎日の食費を少しでも安くおさえるという方法。あなたの家の近くでも見かけたことありませんか?大盛りのカップ麺とおにぎりを買って、お昼代は216円(税抜き)で済みます。

しかもお腹も満たされるので、かなりの節約になります。「最近使いすぎてるな」と感じたら是非このパターンを使って食費をおさえてみてください。

ランチパスポートを利用する

外食ランチ派の人にオススメなのが、『ランチパスポート』。これは、通常700円以上のランチメニューを500円(税込み・税別あり)で食べられる本のこと。この本は本屋さんで買うことができるので、上手に使えばかなりお得になりますよ。全国43都道府県80近くのエリアで発行しているので、ぜひ利用してみてください!

スーパーのお惣菜や弁当を割引で買う

夕食どきや閉店ギリギリになると、唐揚げ、サラダ、お弁当などのお惣菜が半額近くまで値引きされます。割引で買ったお惣菜をお弁当に詰めて持っていけばかなりの節約になりますよ。

チェーン店の朝食メニュータイムを利用する

『松屋』の朝食タイムは11時までで、朝食セットが450円で食べられるんですよ。『マクドナルド』の朝マックも10時30分までやっているので、お昼を早めに食べて安く済ませるというのも方法のひとつ。でも、授業に間に合う様に行かなくてはならないので、あまり現実的ではないかも……。

飲み物は買わずにタンブラーを持参する

「100円、150円の飲み物代くらい大したことないから大丈夫」と思っているそこのあなた。塵も積もれば山となる、ということわざがあるように、自動販売機やコンビニで毎回100円の飲み物を買っていたら、単純計算すると30日で3,000円も使っていることになります。

高級ランチをしてもお釣りがくるくらいの金額です。飲み物は買わずに、タンブラーを持ち歩くことをオススメします。

飲食店でアルバイトをする

これは経路の違う節約方法になるかもしれません。バイト先のまかないをたらふく食べられるという一番ハッピーな方法です。店舗や作ってくれる人の好意にもよると思いますが、「いっぱい食えよ」と大盛り、しかもソフトドリンク飲み放題にしてくれるところもあります。

大学生に聞いた!学食派?それともお弁当派?月々のランチ代っていくら?

女性2人

ここからは、現役大学生のR.Sさんにお話を聞いていこうと思います。

ーそれでは早速ですが、R.Sさんは学食とお弁当だったらどっち派ですか?

R.Sさん:私は両方です。月、水、金は学食で、それ以外の曜日はお弁当を持って行きます。週明けの月曜日ってお弁当を作る気にならないし、金曜日の放課後はそのまま友達と出かけることが多いからお弁当箱を持ち歩きたくないんですよね。

ーそれは賢い使い分けですね。学食とお弁当だったら、どちらの方が安上がりですか?

R.Sさん:お弁当じゃないかなぁ。厳密にいくらって言うのはちょっとわからないです。この前まで毎日学食だったんですけど、その頃と比べたら節約できてると思います。

ー毎日学食だとランチ代が高くつくからお弁当も導入したと。お弁当も作り方によっては高くついちゃうと思うんですけど、その辺りって何か工夫されていらっしゃるんですか?

R.Sさん:やっぱり、作り置きですね。煮物とか野菜炒めを大量に作って、タッパーに小分けにして冷凍すれば1週間以上持ちますよ。あと、タンブラーも持ち歩くようになりました。今までは喉が渇いたらすぐコンビニで買ってたんですけど、友達が「もったいないからやめた方がいいよ」って教えてくれて。

ーお弁当だと、夏場は衛生的に色々と心配な面もあると思うのですが、何かその点の工夫はされていますか?

R.Sさん:そうなんですよね。冬場も暖房の影響などがありますけど、夏場は特に悪くなりやすいので、保冷バッグと保冷剤をダブルで使っていました。お弁当は冷えちゃいますけど、学食でレンチンすれば全然問題なくおいしく食べられますよ。

ーそうなんですね。R.Sさんのお話を聞いて、私も自炊を頑張ってみようと思いました。本日は貴重なお話ありがとうございました!

うまくやりくりをして楽しいランチタイムを!

虹

大学生のランチ事情についてご紹介しました!学食とお弁当にはそれぞれ、メリットもあればデメリットもあります。「タンブラーを持ち歩く」「割引のお惣菜やお弁当を持っていく」など小さな節約を心がけて、楽しいランチタイムをお過ごしください!