
初対面の人と話すネタがない……。
初対面の人と2人きりなったとき、こんな経験ってありませんか?やたらとスマホをいじる、目が合いそうになるとなぜかそらしてしまう……。なぜなら、話す話題がないから。
しかし、社会に出れば営業や取引先への接待などで、自分から話題を提供して話を盛り上げなければなりません。「人見知りなので」とは言っていられないのです。そこで今回は、人見知りな私がオススメする初対面のときに役立つ鉄板ネタ16選をご紹介します。
会話を盛り上げる工夫は大切
ネタについて触れる前に、初対面の人と話すときは受け身でいてはいけない、ということについて、まず心にとめておきましょう。無口な人に、「お休みの日って出かけたりするんですかー?」と無理に話しかけたり、話を盛り上げようと頑張ったりする必要はありません。
沈黙は全然気にならない、という人もなかにはいるからです。そうは言ってもこちらが気まずくなるので、うざいと思われない範囲で歩み寄る工夫も大切ですよ。
緊張しすぎない
1番大切なことは、緊張しすぎないことです。初対面の人と会うときは誰でも緊張してしてしまいます。たとえば友人に誘われて、大人数でのBBQや飲み会に参加したとして、頼みの綱である友人が席を外した場合は、自分でその場を切り抜けなければなりません。
「何か話さなくちゃ」「でも話す話題がない……」と話す義務を感じてしまうと、余計に気まずい雰囲気が流れてしまうでしょう。自分が緊張していると、相手にもその緊張は伝わってしまうので、会話のハードルを下げるという意味でも、できるだけリラックスすることが大切です。
あらかじめネタを用意しておく
初対面の人と話をするときは、前もって話のネタを用意しておくことをオススメします。こちらの質問に相手が答え、今度は相手があなたに質問を投げかける。
この繰り返しによって言葉のキャッチボールが生まれます。勇気を出して質問をしてみることで、思いもよらない共通点が見つかったり、共通の知人がいたりして、仲良くなるきっかけにつながることもあるんですよ。
自分から話題を提供する
例えば「◯◯さんはどこに住んでるんですか?」と聞かれて「◯◯駅です」とだけ答えた場合は、そこであっけなく会話が終了してしまいます。人によっては「何か気に触るようなこと聞いちゃったかな……」と気にしてしまう、なんてことも。
質問に答えたあとは必ず「How about you?」的な感じで「あなたは?」と質問を投げかけてみましょう。会話のラリーが続くようになれば、初対面の人ともうまくコミュニケーションが取れるようになりますよ!
笑顔で相手の話を聞く
会話のラリーがそこそこ続くようになってきたら、笑顔で相槌を打ってみてください。このとき、体は相手の方に向けて、相手の鼻のあたりに視線を送るようにすると「あ、ちゃんと話を聞いてくれているんだな」と好印象を持ってもらえますよ。
うつむいたり、頬杖をついていたり、ましてやスマホをいじったりしていると「あぁ、自分に興味ないんだ……」とがっかりさせてしまうかもしれません!初対面の相手の話を聞くときは、表情と態度も強く意識しておきたいところです。
相手の話を否定しない
一度打ち解けてしまえば、仲良くなるまでにそう時間はかかりません。たとえ相手が話す内容に「ん?」と疑問を持ったとしても、「そういう考え方もあるよね」と一度前置きすると「自分のことをわかってくれてるんだ」と安心感を持ってもらえます。
人は、自分の話を否定されると、まるで自分自身や人間性まで否定されているかのように勘違いしてしまう傾向にあるのだそう。相手の考えを受け止める広い心も必要ですね。
共通点がなくても盛り上がるネタ16選
初対面の相手にさまざまな話題を振ることで共通項を見つけられます。それが結果的に、仲良くなるキッカケになるんです。そこで、沈黙になったらぜひ使っていただきたい筆者オススメのネタ16選をご紹介します。
1.時事ネタや天気の話
鉄板ネタといえば、最近のニュースや天気について。盛り上がる話題というよりかは、会話のとっかかりになります。ただし、経済や世界情勢についてなどの少々マニアックすぎる話題は人によってはドン引きされてしまうこともあるのでオススメしません。
「もう9月後半なのに暑いですね〜」「カーディガン一枚でも余裕ですね〜」とか、そこからファッションの話につながることもあります。
2.大学や出身地の話
これもお決まりのネタ。会話を膨らませるひとつの手段です。大学生の場合は、大学進学とともに地方から上京してきたという学生も多いはずなので、方言が混じっていたり、アクセントに独特の訛りがあったりしたら「出身地はどこなんですか?」とすかさず聞いてみてもいいでしょう。その地域の名産品や観光スポット、出身芸能人、方言ネタなどで盛り上がりますよー!
3.住んでいる場所の話
「どの辺りに住んでるんですか?」と、2の内容から繋げて現在の話までするパターンです。もしかしたら、「2駅先の◯◯駅に住んでます」とか「今通っているジムの最寄り駅なんです」などと、意外な共通点が見つかるかもしれませんよ。
ただ、「どこに住んでいるんですか?」は直球すぎるので、「お住まいって大学の近くなんですか〜?」の方がナチュラルです。
4.好きな食べ物の話
食べ物の話は当たり障りがないので、会話が苦手な人にぜひおススメしたい話題のひとつです。料理を注文するとき、「何が好きですか?」と相手の好みを聞くと意外と話が盛り上がったりします。相手がグルメ好きなのであれば、オススメのお店を聞くなどして、相手が気持ちよく話せる環境を提供する、というテクニックでもあります。
5.持ち物を褒める
持っているスマホケース、財布、時計などを褒める、という方法です。「そのスマホケース、可愛いですね」と身近な持ち物を褒めることで、相手は「あ、自分に興味を持ってくれてるんだ」と喜んでくれるはずです。
ちなみにアメリカでは、人と会うときに「その靴、素敵ね」「そのワンピース、色がきれいだね」などと相手のことを必ず褒めます。これはマナーでもあるのですが、会話を生み出すきっかけ作りにもなるんです。
シャイな人にとってはやや難易度が高いかもしれませんが、褒め上手は会話上手ともいわれています。恥ずかしさは捨てて、大げさにならない程度に褒めてみましょう。
6.血液型
これは定番ですね。賛否が分かれる血液型の話題も、実際に話してみると結構盛り上がります。大体が「私って何型に見える?」とか「何型だと思う?」とかクイズ形式で血液型を当てていく、という流れ。
ただし、自分勝手な決めつけで発言をして、思い切り間違えた場合、相手を傷つけてしまう可能性もあるので注意が必要です。そうはいってもこの手の話題は女性同士だと盛り上がることは間違いないので、程よく距離が縮まりはじめた頃にさりげなく言い出してみましょう。
7.好きな異性のタイプ
ややデリケートな話題ではあるものの、同性同士であれば警戒心をもたれる可能性は低いでしょう。「どんな人がタイプ?」と軽く聞いてみるのものアリかもしれません。
女性同士は特に、お互いの恋愛観や過去の恋愛について共有したがる傾向にあるので、まずハズレることはないはずです。しかしなかには、あれこれ詮索されるのが苦手という人もいるので、注意しましょう。
8.休日の過ごし方
家でひたすらゲームをする人もいれば、キャンプやビーチに出かけてアウトドアを楽しむ人もいて、休みの日の過ごし方は人それぞれ。休みの日に何をするのかを元に、相手の趣味趣向を探ることができるので、共通の趣味があった場合は「今度一緒にどうですか?」という誘い話にもつながりやすいのです。
9.インターンやアルバイトの話
上の話の展開のひとつとして、「休日はアルバイトを掛け持ちしている」や「インターンシップに参加している」というケースもあるはずです。同学年だった場合は、興味のある業界についてやどんな企業にエントリーしているのかなど、就活に役立つ情報交換につながり、よき相談相手になってくれる。なんていうことも十分考えられます。
10.映画やドラマの話
好みにもよりますが、最近話題になっている映画やドラマを、話のトピックにしてみるという方法です。「趣味は映画鑑賞」「休みの日は大体家で映画を観ている」など、映画好きの人は必ず一定数います。
話が盛り上がったときによくあるのが「今までで一番面白かった映画はどれ?」というもの。もし選んだ映画がお互いの好みとマッチしてしていた場合は間違いなく、一気に距離が縮まるはずです。
11.お酒は飲む飲まない
飲み会や合コンで特に使えるのが、「お酒は飲む?」という質問。どんなお酒が好きなのか、どれくらい飲むのかなどを話題にしてみると意外と盛り上がるかもしれません。また、お酒で失敗したエピソードを盛り込むと、キャラ付けもできるかもしれませんね。
もし、お酒を飲まない場合は「嗜む程度」とふわっとさせておくと、相手に変な気を遣わせることなく良好な関係を構築できるはずです。
12.幼少期の話
子どもの頃の話というのは、意外と盛り上がる話題のひとつ。子どもの頃の夢、好きだった給食の献立、好きだったアニメなど。年齢が多少違ったとしても、共通点を見つけやすく、話が続きやすいものです。
13.周囲に理解されない自分のクセ
自分が当たり前のようにしていたクセや行動が、実は世間とズレていたという経験、ありませんか?自虐ネタでもあるのですが、「ぶっ飛んでいる人」という変人キャラが相手にインパクトを与え、興味を持ってもらえたり、覚えてもらえるきっかけになることも。
14.「もしも◯◯だったら……」のもしも話
小中学校の卒業文集によくある「もしも1日だけ、別の人に生まれ変わったら何をしてみたい?」「もしも今、願い事が叶うとしたら何をお願いしたい?」というもしもシリーズです。これは、初対面の人が多い合コンや飲み会などで盛り上がる鉄板ネタです。
ただ、1対1でこの話題を出すのはさすがにハードルが高いので、大勢が集まる場で使うことをオススメします。
15.犬派か猫派か
「休日は犬の散歩に出かけたり〜」という話題が出てきたらすかさず、ペットの話題を振ってみましょう。ペットを飼っている人は、自分のペットに愛情を持って接しています。気持ちよくなった相手は、こちらが話題を振らずとも自分から、愛するペットについての話を楽しく語ってくれるでしょう。
これによって相手が心を開いてくれる可能性は非常に高いです。見た目は怖そうだけど実はとても優しい人だったなど、相手の意外な一面を知るキッカケになりますよ!
16.将来の夢の話
話す時間が長くなるにつれて、当たり障りのない話から現実的で真面目な話になることもあります。就活についての話をするうちに、「外資系企業に就職して海外で活動したい」「在学中にバイアウトして起業したい」など、お互いの夢を語り合う時間が訪れるかもしれません。
自分が知らない分野の知識が豊富だったり、はたまた興味のある業界が同じだったりして、急速に仲が深まることもあります。ただし、自分語りはドン引きされてしまうケースもあるので注意が必要です。
初対面ではタブーな話題
年齢の話
年齢を聞かれることに抵抗を感じる人は多くいます。「失礼ですが……」とワンクッションを置いたとしても、年齢を聞かれて嬉しい人はあまりいません。初対面の人に年齢についての話題を出すのはタブーです。
容姿についての話
相手の見た目についての話題も絶対に避けましょう。痩せていようがふくよかであろうが、見た目についてあれこれ言うのはとても失礼です。女性はもちろん、男性に対しても好ましくありません。
「背が高い」「目が大きい」など相手を褒めようとして言った場合でも、実は相手が気にしているということもあります。あるいは、他の人からもだいたい同じことを言われ続けていて、本人が聞き飽きているなんてことも。
宗教の話
世の中にはさまざまな思想を持つ人がいます。したがって、宗教に関する話題はトラブルを引き起こす可能性が高いので、避けた方が良いでしょう。また、政治や経済についての話題は正解がないため、発展性が低く、最悪の場合ヒートアップしすぎて口調が荒くなってしまうこともあります。
熱く語ったところで解決することは1つもない上に、お互いが気分を害することもあるので、避けた方がいい話題です。
お金の話
学生同士の場合はあまりこの話題に触れる機会は少ないかもしれません。社会人になると、大人の付き合いで接待に駆り出されることもあるでしょう。ここで特に気をつけたいのが、お給料についての話題です。
「給料っていくらくらいですか?」という質問。収入の話題は、たとえ親友同士でもデリケートなもの。初対面の人にいきなり聞くと不快に思われる可能性が非常に高いので、お金についての話題は避けましょう。
相手を楽しませたいと思う気持ちが大切
初対面の人とうまく会話を続けられない、話題がないと悩んでしまう人は、今回ご紹介した鉄板ネタを前もっていくつか用意しておきましょう。私自身も人見知りなので、緊張してしまう気持ちはとてもよくわかります!
ですが、1番大切なことは相手に楽しんでもらおうと思う気持ちなのではないでしょうか!初対面の相手に「今日は来てよかった!またご飯に行きましょう!」と最後に思ってもらえるよう、相手をもてなす配慮も重要ですよ。