デジタルマーケティング事業を営む企業、株式会社キュービックでは十数個の自社メディアを運営しています。そんなキュービックのインターンは大きな裁量をもって働いており、インターンも社員と一緒にメディアの運営を支える存在です。なぜキュービックではインターンにそれほどの裁量を与えられるのか、気になりませんか？ということで、キュービックにはどんなメディアがあるのか、そして、どんなインターンがどんな風にメディアを運営しているのか、連載で取り上げていきたいと思います。
今回は、初心者にオススメのFX口座・会社比較入門サイト『エフプロ』を運営する長期インターンの宮元さんに取材しました。
宮元翔大（みやもと・たかひろ）さん
慶應義塾大学経済学部4年生。2016年6月、大学の友人の紹介でキュービックに入社。2か月間、自動車保険メディア『カービックタウン』の運営に尽力したのち、2016年8月末から『エフプロ』の運営に携わる。趣味はドライブ。車が好きで、生後まもない頃からタイヤで遊んでいたほどのナチュラルボーン。
エフプロってどんなメディア？
ー早速ですが、『エフプロ』ってどんなメディアなのか教えていただいてもよろしいですか？
宮元：はい！エフプロは、今後資産形成をしていこうと考えている40代の方々を中心に、FXに興味を持ったすべての人に対してFXを始める後押しをしているメディアです。10社以上のFX会社を分かりやすく比較し、紹介しています。エフプロを見れば、FXの口座開設の流れも一目で分かります！
ーすごい！！…と言いたいところなのですが、実は私、”FX”って何？というレベルのド素人で……。
宮元：最初は皆さんそうだと思います（笑）。エフプロは、資産に余裕がでてきた40代のユーザーが比較的多い印象です。ですから「FX」も、若い世代の人にはあまり馴染みのない言葉なのかもしれません。ちなみに「FX」とは、「Foreign Exchange」からきた、日本で使われている造語です。外国通貨を売買して利益を得るということ。一言で言うと「外国為替拠金取引」ですね。
ーなかなか難しそうですね……。
宮元：あ、じゃあ、分かりやすく説明します！例えば、米ドルを1ドル100円で買いました。その後、1ドル110円になった時に売ると、10円儲かる。……そういうしくみです。
ーなるほど、それは分かりやすい！つまり、”お金”に投資するということですね！
宮元：そうです！そういうことです！
ー少しずつFXのことが分かってきました！そういえば、サイトを見ていて気が付いたのですが、会社ごとの比較で、サービスのデメリットまで詳しく書いてあることが印象的でした。
宮元：そうですね、FX会社の公式HPにはあまり書いていないようなデメリットに関してもユーザーにお伝えすることで、ユーザーにより納得してFXをはじめてもらえるように努めています。
ー確かに、メリットだけでなくデメリットまで書いてくれていると逆に安心できるというのはありますよね！
宮元さんは長期インターンとしてどんな仕事をしているの？
ー『エフプロ』がどんなメディアなのか分かったところで、次は宮元さんが普段どのようにメディア運営をしているのか聞きたいです！
宮元：そうですね、僕はサイト内の記事ページの分析や改善がメインです。たくさんのひとに見てもらえるようなページにするために、日々試行錯誤しています。”検索する”って、”疑問を解決する”ということだと思うので、ユーザーの疑問に対して的確に答えられるようなコンテンツ作りを心がけています。
ーあまりにも完璧な答えにびっくりしてます……本当に大学生ですか？しっかりしてますね。
宮元：そんなことないですよ（笑）。日々、たくさんの課題と戦っています。
ー例えば？
宮元：やっぱり、ターゲットが40代であるとはいえ、もう少しFX初心者に寄り添ったメディア作りをできたらと思うんです。以前、『エフプロ』の運営を任されたばかりで、FXの知識がまだ浅かったインターンに「エフプロを見ても、よく分からないところがある」と言われたんです。僕は経済学部で、もともとそれなりに株や投資の知識がありました。だから、分からない人の気持ちが、分からなかったんですね。そのインターンの言葉がきっかけで、もっともっと、誰が読んでも分かりやすいページにしよう、と意識してエフプロを作るようになりました。そして、まだそこは課題として継続していますが、これからもっと良くなると思っています。
ー一緒に働いているチームの仲間に気づかされることがあるんですね。素敵なお話です。では、仕事をしていて、嬉しいときってどんなときですか？
宮元：自分が考えぬいて作ったページをユーザーが見て納得してもらった結果、口座を開設してくれたときは本当に嬉しいです。
ー実際に行動にうつしてもらえたら、嬉しさもひとしおですね！具体的には、どのようにページを作っているんですか？
宮元：そうですね……ネットでページをスクロールしてて、文字がいっぱいだと、なんとなく読む気が失せてしまうと思うんですね。だからそうならないように、画像を使って分かりやすくしたり。あとは、赤文字の部分だけ読んでも内容が伝わるようなページになるように心がけたり。
ーひとつひとつのページに、宮元さんや『エフプロ』チームが培ったユーザー目線のノウハウが活かされていたんですね……。
長期インターンが、自分を変えるキッカケになった
ーそれでは、長期インターンを考えている学生に向けて何かアドバイスがあればお願いします！
宮元：僕は自分の成長に繋がるのであれば、長期インターンじゃなくて、短期インターンでも、アルバイトでも、良いんじゃないかなって思ってます。ただ、僕にとってキュービックでの長期インターンは、自分が変われる場になりました。
ー宮元さんは長期インターンの経験を通して、どんな風に変わったんですか？
宮元：キュービックで長期インターンをはじめるまで僕は、それほど仲間と一緒に何かをするという経験をしたことがなく、人と会話をすることもあまり得意ではありませんでした。だから、長期インターンの経験を通して本当に自分を変えることができたと思います。
具体的にいうと、チームの一員として、チームで目標を達成する、という目的意識を持って行動できるようになりました。会社ではいつも、チームの連携をより良くするためになにをすれば良いか考えています。例えば、チームのルーキーだけでMTGをして現状把握に努めたり、業務に差し支えない程度の雑談をメンバーと交わすようにして場の雰囲気を良くしてみたり……。
ーでは最後に、宮元さんにとって、長期インターンとは？
宮元：キュービックの長期インターンは、自分の仕事における裁量が大きく、自分のしたいことを責任を持ってできる環境だと思います。少し広いフィールドを見たいという人は、一度挑戦してみても良いんじゃないかなと思います。
まとめ
宮元さんをはじめとする運営チームのメンバー全員の頑張りがあって、業界における『エフプロ』の知名度はぐんぐんと上がってきています。取引先からも「キュービックのFXメディア、最近よく見かけます」と言ってもらえるようになったのだと、宮元さんは笑顔で話します。
サイト内からFXの口座を開設してくれるユーザーも軒並み増えているのだとか。その理由としては、他社の類似サイトよりも、さらにもう一歩奥深くユーザー目線に立ったメディア作りを心がけているからだと言います。
「僕はこのメディアと一緒に成長してきました。ただ最近は、メディアの成長速度に自分が追いついていないと感じることもあります。置いて行かれるのは嫌ですね……。振り落とされないように、頑張ります」そう言った宮元さんは、そんな自分に対する厳しい言葉とは裏腹に、とても楽しそうに目を細めていました。
これからも『エフプロ』、そして宮元さんの成長が楽しみです！！