現役大学生に聞いた!大学はつまらない?それとも楽しい?

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楽しい大学生活を送りたい!

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大学生になると、友人宅での飲み会や友達や彼氏との泊まりがけでの旅行など、自由に楽しいことをして過ごせる時間が増えるもの。バイトや恋愛、サークルなど思い思いの充実した大学生活を送っているのではないでしょうか?

しかし一方で、「大学はつまらない」と感じている人も意外と多く、何をやっても楽しくないと悪循環に陥りがちなケースもあります。そこで今回は私から、楽しい大学生活を送るためのちょっとしたアドバイスをさせてください。

大学を楽しめる人とつまらないと感じる人の違いとは?

女性

「一緒に行動する友達もできたし、バイトも決まって毎日楽しい!」と感じる人と「何をやってもつまらない……」と感じてしまう人には決定的な違いがあります。それぞれの特徴を知って少しずつ変えていくことができればきっと、あなたも楽しい大学生活を送ることができるはずです。

〜楽しい人の特徴〜

大学生勉強

1.気の合う友達がたくさんいる

何と言っても1番はこれです。就活の相談や人間関係の悩みなど、胸の内を明かせる友人の存在は心の支えになります。

気に入られようとして変に気を遣ったり、自分を取り繕ったりすることなく、素の自分をさらけ出せる友達がいるだけで安心感を得られるもの。大学を卒業したあとも末長く付き合い続けられる、一生の友達になるかもしれません。

2.自分の居場所がある

サークルや部活動など、特定のコミュニティに参加していると自分の居場所ができたような安心感があり「楽しい」と感じる傾向にあります。「自分はここに居ていいんだ」という心理的安全性が高まると仲間意識も強くなり、特別なことをしなくても楽しいと思えるのです。

3.夢中になれる何かがある

ゼミやサークル、部活動など打ち込めるものがある人の方が毎日を楽しみながら大学生活を過ごすことができます。

放課後にその場所に行けば必ず仲間が居て、一緒に課題研究について考えたり、目標達成のために苦楽を共にしたり、成果を成し遂げようとするとき人は目の前のことに夢中になれるものです。

〜つまらないと感じる人の特徴〜

冬休み

1.気の合う友達が少ない

何でも話せる友達が少ない、あるいはいない場合、「何をやってもつまらない」と感じてしまいがちです。毎日誰かと一緒に行動をするわけではなくても、悩みがあったときに相談できる、冗談を言って笑い合える友達の存在はあなたの気持ちを楽にして「居心地がいい」と感じさせてくれるはず。

1人が好きだけどたまに一緒に過ごせる友達が欲しい場合は、自分と同じようにいつも1人でいる人に声をかけてみるといいですよ。共通の趣味などが見つかり、意気投合して仲良くなる、という展開も案外ありますよ。

2.人との関わりが少ない

ゼミやサークル、部活動などに参加していない人は交流の機会が圧倒的に少ないので、人との関わりが薄れがち。特定のコミュニティに参加していると、ノートを見せ合ったり、就活の情報を共有し合ったりできるので結果的に物事をスムーズに進めることができます。

しかし、他者との交流が少ないとコミュニケーションスキルが乏しく、いくら優秀であっても社会に適応しにくくなってしまうという可能性もあるのです。

3.打ち込めるものがない

「大学がつまらない」と感じる人に共通しているのが、打ち込めるものがないというもの。サークルでのイベント活動や県大会、地区大会に向けて練習に打ち込んでいる人が魅力的に見えてしまいます。そのうち相手と自分を比べて「あの人はあんなに頑張っているのに自分には何もない」と、打ち込めるものがない自分が嫌になってしまうのです。

まわりと自分を比べる必要はありません。「毎日15分散歩をする」「バイトをはじめてみる」などはじめは何でも良いので、生活にちょっとした変化をつけるだけで楽しめるものですよ。

4.将来に不安を感じている

学生団体を立ち上げて表彰されたり、ボランティア活動に積極的に参加していたり、自分よりも明らかに優秀な人がいると「自分には何もない」と将来に不安を感じてしまいます。

最近は、大学在学中にメディア運営をして何千万もの収益をあげる学生がいるなど、働き方が変化しています。自分でやろうと思えば何でも挑戦できるからこそ、頑張っている人を横目に「自分には何ができるのだろう」と不安を感じてしまうのです。

5.高校とのギャップを感じている

高校ではクラスメイト全員が同じ授業を受けるので、次の授業へ移動するときも基本的にはずっと一緒です。しかし、大学では専攻する講義は自分で自由に決められるので、思うように友達ができなかったり、選んだ講義がつまらなかったりと、大きなギャップを感じてしまう人が多くいるのです。

より充実した大学生活を送るためには?

虹

「楽しい」と感じる人もいれば「毎日全然楽しくない」と感じてしまう人もいる大学生活をより楽しく過ごすためには、自分から積極的にアクションを起こしてみることが何よりも大切です。では一体、どのようなアクションが必要なのでしょうか?

サークルや部活動に参加する

やはり1番効果的なのはこの方法です。サークルや部活動には、さまざまな学部や学科、学年の学生が集まるので、より多くの人と交流する機会に恵まれるのです。好きな人をデートに誘う方法やLINEの返し方を異性に相談してみたり、テストに出題されやすい箇所のアドバイスをもらったり。

いろいろな情報交換を多くの人としながら関わりを深めていくことができます。こうしたコミュニティを通して仲良くなった人とは、社会人になってからも気軽に相談し合えたり、困ったときに手助けをしてくれたりするものです。

ゼミに参加してみる

専門分野を学ぶことができるゼミに参加してみる、という方法です。ゼミにもまた、自分とは違う学部や学科の学生が複数名集まりますが、同じ志を持つ仲間との出会いはあなたを成長させてくれるはずです。

卒業前の卒論という試練はあるものの、就活に必要な資料や情報をかき集めて情報共有をし合ったり、エントリーシートの添削を手伝ってくれたり、必ずあなたの支えになってくれるはずです。

長期インターンやアルバイトをする

長期インターンやアルバイトはお金を稼げて、しかも幅広い年齢層の人と関わることができるので、人脈を広げる絶好のチャンスだと言えるでしょう。いくらサークルやゼミ、部活動に参加しているとは言え、やはり大学生同士だとコミュニティは狭くなってしまうもの。

しかし、企業での長期インターンやアルバイトでは自分よりも社会人経験も人生経験も豊富な大人たちに混じって働くことができます。もちろん、叱られて悔しい思いをしたり、褒められたり、いろんなことがあるはずです。そのひとつひとつがあなたを成長させる機会であり「働くこと」「お金を稼ぐこと」の大切さを経験できる貴重な機会となります。

海外留学をする

時間とお金に余裕がある場合は、長期の休みを利用して海外留学をしてみるというのもアリなのではないでしょうか。言葉も通じない、土地勘もまったくない、習慣も違う場所での生活はあなたの視野を広げたり、語学を学んだりするにもいいきっかけになるはず。

社会人になってからだとまとまった休みを取りづらく、時間を作るのが難しいため、時間に余裕のある学生のうちに海外留学をすることをオススメします。

飲み会に参加してみる

サークルでは事あるごとに打ち上げや親睦会といった飲み会が開かれています。程よくお酒が入って気持ちよくなると、普段は敬語なのにタメ語になったり、普段は話せないようなぶっちゃけトークで盛り上がったりして、サークル内の人たちと仲良くなれるきっかけでもあるのです。

もちろん、騒がしいノリが苦手な人は無理に参加する必要はありませんよ。たまに参加するくらいの軽い気持ちで、参加したくない場合は「予定があるのですみません」と丁重にお断りしましょう!

現役大学生に直撃取材!大学生活って楽しい?

それではここからは、都内の某大学に通う女子大学生R.Tさんに「ぶっちゃけ大学は楽しいのかどうか?」ということについてお話を伺っていきます。

こんにちは、渡辺です。早速ですが、R.Tさんは大学生活を楽しめていますか?

はい!楽しいですよ!

「最近つまらないなぁ」とか「今日は大学へは行きたくないなぁ」とか感じることってあったりしますか?

う〜ん……。時と場合によります。次の日1限からってわかってて朝方まで飲んじゃったときは「だるいなぁ」って思うし、友達と喧嘩したときは気まずいから行きたくないって思います。

二日酔いだったり、友達と気まずくなったり、そういう要因がなければ「大学は楽しい場所」だと思えるということですね。

そうですね。放課後に友達とご飯を食べてからバイトに行ったり、休みの日も一緒に出かけたりしてるので。

R.Tさんのまわりのお友達はどうですか?

「つまらない」って言ってる人もいますよ。休みが多すぎてすることがないとか、自分だけ取り残されたような気がして虚しいとか。やっぱり一定数いますよ。私の仲の良い友達も前は「大学はつまらない」ってずっと言っていました。

R.Tさんと出会って何か変化があったということですか?

単純に友達ができたことが「楽しい」って思えるようになった一番の理由だって言ってました。特別何かするわけじゃなくても一緒にいるだけで居心地がいいって感じられるとか、気を遣わずに自分をさらけ出せる人の存在って大きいですよね。

そうですね。「この人になら何でも言える」って人がいるだけで安心感があります。R.Tさんもお友達も大学生活を満喫していらっしゃるんですね。

自分のやりたいことを見つけるのってなかなか難しいかもしれないけど、友達がいると案外何でも楽しめますよ。

頭ではわかっていても、人見知りだと「無視されたらどうしよう」って考えてしまってなかなか声をかけづらいみたいです。

そういう人はいつも1人で行動している人に話しかけたらいいと思います!私の友達もいつも1人でいたので、「もしかしたら気が合うかも!」って思って話しかけました。あと、バイト先の人はシフトがよくかぶる人とかだと打ち解けやすいかもしれないですね。

そうなんですね。やっぱり大学生活を楽しいものにするためには、友達の存在が大きいものなんですね。本日は貴重なお話の数々ありがとうございました!

思い切って1歩を踏み出してみる

スマホを眺める女性

大学生活をより充実した楽しい時間にするためにはやはり、何事も自分から行動を起こす積極性が大切なのではないでしょうか。「つまらない」「あの人は◯◯だけど自分は……」と指を加えてただじっとマイナス思考に待っているだけでははじめりません。

自分から話しかけたり、バイトをしたり、サークルや部活動に参加したりして、思い切って新しい何かにチャレンジしてみましょう!