【例文テンプレートあり】面接官の質問にうまく受け答えする方法とは?

ラベンダー畑
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面接官の質問にちゃんと受け答えできてる?

面接

就活の一番の難関といえばやっぱり面接ですよね。面接官からの質問にきちんと受け答えができているかどうかが面接ではとても重要です。

そうは言っても、構えて緊張しすぎて言いたいことがうまく伝えられなかったり、言葉に詰まったりして、悔しい思いをする人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、そんな就活生のために面接での正しい受け答えの方法をご紹介します。

受け答え=キャッチボール

キャッチボール

面接と聞くと難しい質問や答えにくいことを聞かれたりするため、苦手意識を持つ人が多いと思います。でも、面接官もひとりの人間です。決してあなたを追い詰めようとしているのではありません。

「この人はどんな人なんだろう?」「どんな性格の人なんだろう?」と思うからこそ、あれこれと聞いたりして話を深掘りしたりするんですよ。

つまり、聞かれた質問に正直に答えればいいんです。いいことを言おうとしたり、良く見せようとする必要は全然なくて、面接の受け答え=言葉のキャッチボールだと思って挑みましょう。

面接の受け答えの仕方が悪いと不採用になる?

考える女性

結論から言ってしまえば、不採用になってしまう場合もあります。冒頭でもお話した通り、面接では質問に対して的を射た答え方ができているかどうか、というのが合否を分けるポイントとなります。

「なぜその質問をするのだろう?」「自分が答えた内容は、企業が求める人物像とリンクしているのか」と質問の意図を汲み取った答え方を強く意識する必要があります。緊張で言葉に詰まる、どもるというのは誰でにもあることなので、それはそこまで気にすることはありません。

面接での正しい受け答えのコツは?

登頂

面接までは進むけどなぜか受からない……。だとしたら、受け答えに問題があるのかもしれません。ここからは、面接での正しい受け答えのコツについて紹介していきます。今後面接を受けるときの参考にしてみてください!

髪型や服装に気をつける

第一印象の9割は見た目で決まると言われています。したがって最初に会ったときに「あ、この人なら安心して仕事を任せられそうだな」「清潔感があって真面目そうだな」と思ってもらえる最初の印象付けがとても重要です。

特に人の印象に残りやすい髪型は、目にかからない、顔まわりは出すなどして清潔感を意識しましょう。また、シワだらけのワイシャツやブラウスも評価を下げてしまうので、アイロンをかけてパリッパリにしておくといいですよ。

答えるときは「はい」からはじめる

面接官から質問されたら、答える前に「はい」と返事をしましょう。「はい、私は〜」と話はじめることで、「あなたの話をきちんと聞いていますよ」というポーズになります。

それに一瞬ではありますが、「はい」と言うことにより頭の中を整理してから話すことができるんです。一旦心を落ち着かせられるので、つっかえることなくスラスラと話せるはず。

話がねじれないように意識する

「あなたの長所を教えてください」と聞かれ「私の長所は忍耐強いところです。以前〜……」と話を続けて自己PRにつなげていきます。

ですが、途中から話が脱線して何について話しているのか、そもそも何をきかれたのかわからなくなるパターンは意外に多いのです。話がねじれてしまわないように、結論と理由はセットで答える、と覚えておくといいですよ。

わからない質問は無理に答えようとしない

予期せぬ質問をされて戸惑ってしまった経験ってありませんか?「わかりません」とは言えないし、かと言って知ったかぶりをすればすぐに見抜かれてしまう。そんなときは、無理に答えようとせず正直に「勉強不足で申し訳ございません。

今後、答えられるようにいたします」や「今すぐには分かりませんが、帰宅後に確認してご報告してもよろしいでしょうか」という具合に、前向きな答え方を心がけましょう。

口角をあげながら話す

受け答えの表情にも気をつけたいですね。緊張するとどうしても、眉間にシワが寄っていたり、力みすぎて口角が下がってしまったりします。自分ではそんなつもりはなくても、面接官から見ると「怒っているのかな?」「何か気に触るようなことを言っただろうか」と気を遣わせてしまいます。

かと言って、口角をあげすぎると笑っているように見えて「我々をバカにしているのか」と勘違いされてしまうこともあるので、鏡の前で表情づくりの練習をしましょう!

成果だけではなく向上心をアピールする

「在学中に海外ボランティア活動に参加して表彰されました」「家庭教師のアルバイトで生徒と真剣に向き合った結果、成績が向上しました」など、成果を話すだけでは強みのアピールとしてはややインパクトに欠けています。

うまく受け答えできない人の改善方法

大学生

面接官との会話が成立しなければ、表面的な話だけで終わってしまいます。「自分を売り込みたいけど、どう答えていいのかわからない」という方のためにオススメの練習方法をご紹介します。

人と話すことに慣れよう

うまく受け答えができない、という人はそもそも話すことに慣れていない場合が多いです。この場合の一番手っ取り早い克服方法は、大学の先生やキャリアアドバイザーにお願いをして、模擬面接を繰り返すのみ。これに尽きます。

ある程度回数を重ねれば、人前でもスラスラと話ができるようになるものです。慣れてきたら、友人や家族にお願いをしてフィードバックをもらう、というのも効果が見込めます。PDCAを繰り返すことで、驚くほど改善できますよ。

エレベーターピッチの練習をしよう

『瞬間のプレゼン法』と呼ばれているエレベーターピッチ。このエレベーターピッチとは、15秒~30秒の時間で相手を引きつけ、千載一遇のチャンスをつかむための短い話術のこと。

短い時間のなかで、余計な情報を削ぎ落として言いたいことを相手に伝えなければなりません。この練習を繰り返しおこなうことで、簡潔に話をまとめられるようになるんですよ。回答時間が決まっている面接や商談、プレゼンなどでとても役立ちますよ。

自己分析をしてみよう

働いた経験が少ない学生にとって、どんな仕事が自分に合っているかどうかは正直わかりません。せっかく第一志望の企業の内定をもらったのに「思っていたのとなんか違う」「人間関係が合わない」というミスマッチだけは避けたいところ。

そうならないために、「自分は何になりたいか」「どんな人になりたいか」ということを考えておくことはできるはずです。『年収◯◯◯万円はほしい』『安心して仕事を任せてもらえる人になりたい』『多くの人から好かれる人でありたい』など、なんとなくでも頭の中で考えていることを紙に書いて自己分析しましょう。説得力のある志望動機、自己PRにつながりますよ。

話す内容は事前にまとめておこう

面接は一問一答で終わる「YES」「NO」クイズではありません。面接官の質問にひとつ答えたら「どうして?」「そのときあなたはどう思いましたか?」「その経験から何を学びましたか?」などと、掘り下げた質問が次々に飛んできます。

何を突っ込まれても大丈夫なように、参考書を読んだりネットで調べたりして、質問内容を復習しておく必要があります。

面接官の鼻の頭を見て話そう

対面するとうまく話せない、人の目をまっすぐ見て話せない、ということが原因でうまく受け答えできないのであれば、面接官の鼻の頭を見て話しましょう。

鼻の頭、あるいは目と目の間を見るようにすると、面接官からは目が合っているように見えるんですよ。この方法であれば、緊張せずにうまく答えられるようになるはずです。

アンサーファーストを強く意識しよう

結論から話すアンサーファーストを徹底してください。というのも、結論から話はじめた方が、相手に『話の目的』を先に把握してもらえるので、これから話す内容がより伝わりやすくなります。

ダラダラおしゃべりを続けられると面接官は、「何を伝えたいのかわからない」となってしまうわけです。また、双方にとっての時間の無駄にもなってしまうので普段から質問にはアンサーファーストで答える、ということを強く意識しましょう。

間違った受け答えの例文

大学生

面接官に聞かれたことに的確に答える。当たり前のことではあるものの、緊張すると的外れな回答をしてしまうケースは多いです。

NGな回答例

面接官:学生時代にもっとも力を注いだことは何ですか?

あなた:大学1年から3年までイベントサークルに所属し、文化祭の運営をおこなったことです。なぜ私がイベントサークルを選んだのかというと、もともとイベント運営に興味があり、広告やイベント事業に関わりたいと思ったからです。イベントの企画から運営、撤収までそのすべてに携わることができ、非常に充実した大学生活を送ることができました。

 

スタートはよかったものの、面接官が質問した「もっとも頑張ったこと」について答えられていません。この方は、サークルを選んだ理由をダラダラ話しているだけなので、頑張った経験から得られた学び、その経験を業務にどう活かしていきたいかという自己PRにすらなっていないです。

正しい受け答えの例文

大学生

正しい回答例

面接官:学生時代にもっとも頑張ったことは何ですか?

あなた:大学1年から3年まで所属していたイベントサークルで、運営リーダーを担当したことです。文化祭を成功させるために、人員配置、スケジュール管理、外部の業者への連絡、舞台設営、照明、撤収など、イベントに関わる全ての業務をおこないました。

失敗が許されないため、各チームのメンバーと何度も打ち合わせをして連携をとり、進行スケジュールの見直しや、準備状況の把握など、徹底して管理しました。メンバー同士の意見をまとめることに苦労しましたが、同じ目標に向けてチームを動かすことに大きなやりがいを感じました。

 

この方は、「何を頑張ったのか」について的確に答えられています。自分の頑張りを話すだけではなく、その経験を通して「問題をどう改善したのか」「どう立ち直ったのか」「何にやりがいを感じているのか」という自己PRにもつなげられていますね。話を組み立てるときは、過去のエピソードを盛り込むと信憑性が増しますよ。

質問に対する適切な回答時間は何分?

腕時計

志望動機であれば30秒〜1分程度で、自己PRであれば1分以上が目安とされています。「短ければ短いほどよい」「30秒程度が目安」「長くても1分」など意見はさまざまですが、回答時間が細かく設定されているわけではないんです。

もちろん、短い時間で答えられることに越したことはありません。その方が無駄なやり取りが減るので、より深い話ができるからです。適切な回答時間は質問によって異なるため、面接官から具体的な指示があればそれに従いましょう!

面接準備は抜かりなくおこなおう!

スマホを眺める女性

面接官は「会社に入ったらどのように活躍してもらえるだろうか」「どんな利益をもたらしてくれるのだろうか」ということをさまざまな質問で見極めようとしています。こうした面接官の意図を理解しながら、自分の強みをアピールする受け答えをして内定を勝ち取りましょう!