就活中のアクセサリーってあり?なし?私服面接の場合はどうする?

アクセサリー
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就活中のアクセサリー問題

ブレスレット

「人は見た目が9割」と言われることがありますが、それは本当にその通りで、第一印象はとても重要です。フレッシュ感が鍵を握る就活の場では、髪型や着る服、カバンなど、特に身だしなみに気を遣うでしょう。もちろん、アクセサリーもNGです。

ただ、私服面接を実施している企業や、アクセサリーOKとしている業種もあるため、どこまでだったらセーフなのかが分かりづらいのです。そこで今回は、就活におけるアクセサリー事情について解説していきます。

なぜ就活ではアクセサリーはNGだと言われているのか?

面接

就活シーズンになると電車内では、黒髪、リクルートスーツ姿の就活生をよく見かけます。個性をおさえたこれこそが、日本の就活スタイルです。よって、きらびやかなアクセサリーを付けるのは言語道断と言えるでしょう。

第一印象が良くない

アクセサリーがNGとされている1番の理由はこれでしょう。アクセサリーをつけて就活に挑む人は第一印象があまり良くないということです。

面接では、「清潔感」「真面目さ」「清楚」「上品」といったけがれの無いフレッシュな印象を与えられるかどうかで合否が決まる、と言っても過言ではありません。アクセサリーをつけていると、どうしてもチャラチャラしたイメージを与えてしまうのです。

会社のルールを破るかもしれない

「この人は本当に仕事ができるのかな?」という不信感を与えてしまう可能性があります。企業によっては、規定としてアクセサリーを禁止しているところもあるため、面接の時点でルールが守れていないと「ルールを破るかもしれない」とマイナス評価につながることも。

結局のところ、就活中ってアクセサリーはつけてもいいの?

考える女性

お察しの通り、基本的には就活でアクセサリーをつけるのはNGです。ただし、職種によっては「個性をアピールできていて素晴らしい」「おしゃれの見本になる」と好感を持ってもらえる場合もあります。

それは特に、アパレル業界や外資系企業で、おしゃれをしていた方が面接に受かりやすくなる、というケースもあるようです。ですが、これも一概には言えないので、面接を受ける企業の特徴を下調べしてから判断しましょう!

就活中につけても影響が少ないアクセサリーは?

アクセサリー

ここまで散々「アクセサリーはつけるとマイナスな印象」「面接官に不信感を与える可能性がある」とお話してきました。ですが、つけても良いアクセサリーもあるんですよ。

ただしここで注意点があります。これは、アクセサリーを良しとしている企業のみに通用するものなので、公務員や金融業などの就活に挑む方は避けた方がいいです。

細めのネックレス

細めのチェーンで、小さなワンポイントが付いているタイプであれば許容範囲と言えるでしょう。細いチェーンはブラウスやワイシャツでも目立ちにくいので、印象を悪くしてしまうということはあまりないはず。ちなみにチェーンの色ですが、シルバーがオススメ。

シルバーは上品で落ち着いたカラーなので、チャラチャラした印象を与えにくいからです。ワンポイントとなる宝石の色は、赤、緑、ブルーなどの派手な色合いは避け、透明や淡い黄色、淡いピンクなどが良いでしょう。

小ぶりのピアス

私服面接の場合は、小ぶりのピアスくらいであればつけていても大丈夫です。ただし、派手な装飾のものや大ぶりのものは避けましょう。

また、チェーンが垂れているタイプはお辞儀をしたときに見えてしまう場合があるので、つけない方がいいです。ネックレスと同じく、淡いブルーや黄色など、落ち着いた色合いを選ぶのが目立ちすぎないポイントですよ。

腕時計

これは就活生の必須アイテムですね。今はスマホを時計代わりにしている人が多くいますが、会社説明会やセミナーの最中にスマホをいじるのはマナー違反。カバンからスマホを取り出すこと自体が非常識な行動、として見られてしまいます。

また、就活中は1日に何個ものセミナーや面接の予定が入ることが多々あるので、片手でサッと時間を確認できる腕時計は重宝しますよ。ちなみに下記の記事で、就活にオススメな腕時計を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

【女子大生必見】おしゃれなレディース用腕時計20選!

おしゃれでリーズナブル!就活にオススメなメンズ腕時計15選!

転職の際の結婚指輪はOK

大学生にはあまり関係ないかもしれませんが、覚えておいて損はないはずなので紹介させてください。アクセサリー問題の例外として、既婚者が結婚指輪をはめている場合は、面接のときもそのままでOKです。

当然といえば当然かもしれませんが、結婚指輪をしていたから不採用にする、という企業はほとんどありません。ただし、お堅い企業の中には「男性が指輪をつけるなんてありえない」という考えを持つ人がいる場合もあります。リスクを負うより外しておく、という選択も場合によっては必要かもしれません。

「私服で来てください」と言われたらアクセサリーはどうする?

ビジネスウーマン

リクルートスーツでの面接が一般的ではありますが、「当日は私服でお越しください」と私服面接を実施する企業があります。ですが、ネックレス、ブレスレットをじゃらじゃら付けるのはNGですよ。

私服=普段着と勘違いしてしまう就活生が多くいますが、違います。ここで一度、面接における私服とは一体何なのかをまとめてみました。

企業の考える私服=オフィスカジュアル

オフィスカジュアルとは、その名の通り仕事をするときの服装のこと。ビジネスカジュアルとも呼ばれています。つまり「私服でお越しください」と言われたときは、「スーツほど堅苦しくなくてもいいけど、ビジネスにふさわしい服装で来てくださいね」ということです。

オフィスカジュアルの服装例

一般的なオフィスカジュアルは、女性の場合はジャケット(カーディガン)、ブラウス、コットンパンツ、パンプス。一方で男性は、テーラードジャケット(カーディガン)、ワイシャツ、チノパン、革靴などのきれいめスタイルが基本。

尚、女性も男性もアクセサリーは基本的にNGですが、シルバー系の時計などであれば問題ありません。また、A4サイズの資料が入る、ブラックやブラウンなどの落ち着いたカラーのカバンが無難ですよ。

ピアスの穴や跡も合否に関わる!?

落ち込む女性

アクセサリーは付けないにしても、ピアスの穴が目立つ場合はどうでしょうか。ピアスの穴が空いていること自体は問題ありません。小さな穴であればそこまで合否に影響するわけではないのですが、穴がいくつもある、大きめの穴があるという場合は、多少隠す努力が必要です。

というのも、面接官に見えてしまうと「学校の生活態度はあまり良くないのかもしれない」とマイナスイメージを与えてしまうかもしれないからです。もちろん、面接官個々の考えにもよりますが、ピアスへの馴染みがあまりない中高年の面接官が採用を担当している企業は未だにあるので、リスクヘッジを考えることは大切ですよ!

ピアスの穴を見立たなくする方法

音楽を聴く女性

公務員金融業界などを目指しているのであれば、就活中はピアスの穴は隠しておいた方が賢明です!

(1)透明ピアスをする

一番手っ取り早いのがこの方法です。よほど大きめの穴が空いていて目立つわけでなければ、これで対応できるでしょう。近い距離だと気づかれてしまいますが、面接官と至近距離で接することはそうそうないので、ある程度は透明ピアスで切り抜けられます。

(2)ファンデーションを厚塗りする

続いて紹介するのが、リキッドファンデーションをピアスの穴周辺に塗って目立ちにくくするという方法。小さい穴であれば、ファンデーションを塗って上からパウダーを叩けば完璧です。パウダーだけだと汗で取れてしまうので、汗にも強いリキッドを塗ってからがオススメ。

(3)隠すシートを使う

専用のシートを使ってみる、というのも手です。医療用なので肌が敏感な人にも安全で、薄くて、耐水性もあるので使いやすいのではないでしょうか。ハサミで切って目立つ部分に貼るだけで、きれいに隠すことができます。違和感なく自然な仕上がりで、手も汚れないので面倒くさがりの人にはこちらがオススメです。

(4)顔まわりを耳にかけなくてもいい長さに整える

最終手段はこれです。耳を隠してしまう、という方法なので、髪の毛の長さがショートやボブの人だけに限定されてしまいます。ただ、耳が隠れていると、面接官に野暮ったい印象を与えてしまう可能性が高いので、あまり現実的ではない気もします。

採用担当者に直撃!就活中のアクセサリーってどこまでならOK?

雑談する男女

ここからは、某企業の新卒採用を担当しているAさんにお話を伺います。

ー就活中ってそもそもアクセサリーはNGだと思うのですが、実際のところはどうでしょうか?

Aさん:腕時計程度であれば身に着けていても全く問題ありません。ただ、腕時計もピンクやブルーなどカラフルな色柄ものはイメージとしてあまりよくないですね。オススメは本革仕様のものか、シルバーのベルト。

ーゴールドはどうですか?

Aさん:ゴールドは単純に目立ちすぎてしまうと思います。あと、高級感があるので少し生意気な印象を持つ人もなかにはいるからです。全員がそんな風に考えるわけじゃないんですけどね。

ーそうなんですね。さすがにピアスとかネックレスはアウトですよね?

Aさん:うちは外資系企業なのでそこまで厳しいわけではないですけど、基本的にはアウトでしょうね。以前面接にネックレスをつけてきた女の子がいたんですよ。「私たちからは見えないし大丈夫」と思っていたのかもしれないけど、お辞儀をしたときって意外と首元のチェーンって見えるものなんですよ。

ーそれで印象が悪くなったり、不採用になったりするんですか?

Aさん:その女の子は受け答えも丁寧で身なりもすごくしっかりしていたので、不採用にはならなかったです。今は営業部でバリバリ働いてます。でも、アクセサリーをつけていると「チャラチャラしてる」って思われてしまう可能性はないとは言えないので、多少なりとも採用に影響することはあるんじゃないかな、と思います。

ーおしゃれは忘れて就活に集中しなくてはならないですね。お話ありがとうございました!

就活中はおしゃれを封印しよう

面接

自分らしさは確かに大切ですが、就活においては、見た目で個性をアピールする必要はありません。アクセサリーを付けて着飾ったり、きらきらして見せるよりも、おもしろいエピソードを話せる人の方がキャラ立ちして強い印象を残すことができます。面接官に好印象を与えられるよう、ファッションではなく、話術に磨きをかけましょう。