就活中は太りやすい?肥満は選考に影響するの?オススメなダイエット方法とは?

ダイエット
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ストレスが原因で……就活中に太ってしまった。

大学生

就活中って本当に大変ですよね。毎日何社も歩き回ったり、思うように選考が進まなかったり。ストレスが溜まっていつもよりたくさん食べ過ぎちゃった経験ってありませんか?

でも、勢いに任せて食べていたらあっという間に太ってしまいます。しかも、太っていると就活に不利になるとか……。今回は、体型が与える印象や筆者オススメのダイエット法を紹介したいと思います。

就活中に太りやすい3つの原因

考える女性

とある企業が就活生を対象におこなったアンケートでは、「就活中に太った」と答えた人の割合は約4割。半数近くの人が、就活中に太ってしまった経験があるというわけなんです。一体なぜ就活中は太りやすいのか、詳細なアンケートをとり、その原因を調査してみました。

やけ食い

アンケートの中で1番回答が多かったのが、むしゃくしゃした気持ちを食事で解消するケースです。イライラするといつもよりたくさん食べてしまうのは、脳のコレチゾールというストレスホルモンが関係しています。このホルモンの分泌が増えると同時に食欲も増すため、ついつい食べ過ぎてしまうのです。

甘いものばかり食べてしまう

「歩き疲れたからちょっとカフェでひと休みしよう」が繰り返されて太ってしまうパターンです。疲れると甘いものが欲しくなりますよね?最初のうちは「太るからやめておこう」とも思えるもの。

ですが、しばらく繰り返すと「頭が働かないから休まなくちゃ」と時間を見つけてはまた休むのが当たり前になってしまいます。とは言え、1日に何社もの会社説明会や面接で疲れていることは確かだと思うので、無理はせず、定期的に休むのはとても大切なことです。

運動不足

黙々と自宅で作業をしていたら太った、という運動不足が原因の人もいました。テーブルの上にポテチとコーラをセットし、ひたすら企業研究やエントリーシートの記入に明け暮れる日々。

そんな生活を何日も続けていたら、お腹まわりのお肉は着実に増えていくでしょう。ただこの場合は、むくみが原因ということも考えられるので、生活習慣を見直せばすぐに快方に向かうはずです。

太ってると就活は不利になるの?

スマホをいじる女性

ここからが本題です。「太っているとマイナスなイメージを持たれやすい」「自己管理ができないと思われる」などの理由から、就活に不利になるという話を聞いたことがあります。

自己管理ができないと思われる

これは個人の考えにもよりますが、大体の面接官は「太っている」=「自己管理ができない」と捉えるようです。自己管理能力の低い人には共通して、ストレスを溜めやすく、うまく発散できないという特徴があります。つまり、自分をうまくコントロールする力が低いため、暴飲暴食に走ってしまうのだと考えられるのです。

自制心がないと思われる

自制心の強い人は「ここまではいいけど、これ以上はよくない」と自分をきちんとコントロールすることができます。一方、自制心の弱い人は自分の感情のままに動いてつい楽な方に流されてしまいがち。

結果的に、「食べたい」「飲みたい」「寝たい」という思ったままの感情の通りに行動してしまうのです。社会に出れば、理不尽なこと、悔しいこと、辛いこと、たくさんあります。そういった状況でも自分の感情を抑えながら、周りとうまく付き合っていかなければならないのです。

不摂生な生活をしている

太っている人はこんなイメージを持たれる傾向にあります。「不摂生な生活を送っている」→「病気で会社を休む」→「仕事を任せられない」という具合に、根拠のないイメージを勝手に持たれてしまうのです。 本当はそうじゃないかもしれないのに、見た目だけで判断されるだなんて、あまりにも悲しすぎます。

太っている人が面接を成功させる方法とは?

歩く

「太っている」という理由で不採用にする人はまずいません。ですが、「不採用になりやすい」という事実は存在します。では、太っている人が面接を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか?

コミュニケーションスキルを磨く

1番手っ取り早い方法ですね。人と人とが何かを成し遂げるためには、コミュニケーションが必要不可欠です。円滑なコミュニケーションが取れるということは、私生活だけでなくビジネスの面でもとても重要となります。

すれ違った人には自分から挨拶をする、何かを伝えるときは必ず例え話を用いるなど、相手に話を理解してもらうためにはどうすれば良いのか。常にこのことを考えながら話すだけで、コミュニケーションスキルは確実にアップします。

自己PRにつなげる

面接で必ず聞かれる代表的な質問のひとつに「学生時代にもっとも頑張ったことは何ですか?」というものが挙げられます。例えばこのとき、「海外ボランティアに参加してマングローブの木を植えたことです」というアピールは相手の興味を引きつけるでしょう。

「え?それどういうこと??」という質問が返ってきたらチャンスです。ここからどんどん自分の世界に引き込んで「面白いやつ」と思わせることができたら勝ち。キャラで勝負する、というのも面接に打ち勝つための重要なテクニックですよ。

ワイシャツはストライプを選ぶ

これは、目の錯覚を利用するという方法です。縦ジマ(たてじま)の服はほっそり見え、横シマ(よこしま)の服は太って見える、というのはよく聞く話。

細めのストライプのシャツは、体型をカバーしてスリムに見せてくれるはずです。ただ、就活ではデザイン性の高いシャツは基本的にNGとされています。淡いブルー、ピンクなどの極力目立ちにくいカラーを選ぶことをオススメします!

面接前は汗を拭いておこう

建物の外で、おでこや首元、胸元の汗はハンカチできちんと拭いてから受付しましょう。太っている人に限らず、汗でおでこや前髪がビショビショだと、何となく不潔な印象と与えてしまいます。しかも、冬場の建物の中は暖房がきいていて暑いので、外でクールダウンする時間も加味して行動するといいですよ。

背筋を伸ばす

男性でも女性でも、背筋が伸びている人って妙にかっこよく見えることってありませんか?それはあなたも同じです。

緊張すると表情や言葉遣いにばかり意識が集中しがちですが、背筋がピンっと伸びているだけで、「真面目そう」「仕事ができそう」「上品で清潔感がある」などと好感を持ってもらえます。面接官の目をまっすぐ見て、自信を持って堂々と背筋を伸ばして話しましょう!

健康をアピールする

繰り返しになりますが、太っている人は不摂生で不健康と思われがちです。「中学生の頃から一度も風邪を引いたことがありません」とか「一度も学校を休んだことがありません」とか健康を自らアピールするというのも手です。

過去の実績を証明することによって「健康なら病欠の心配もなさそうだし、仕事に穴をあけることはないだろう」という具合に、面接官の不安を払拭することができるかもしれません。

就活生にオススメなダイエット法

冬の散歩道

それではここで少し「最近ちょっと太ってきたかも」と感じている就活生に向けて、筆者オススメのダイエット方法をご紹介します。どれもストレス解消になるので、ぜひ実践してみてください!

歩いて移動する

会場から次の会場への移動。本来であれば電車で移動する距離も、いっそのこと歩いて移動してみるという方法です。ただし、次の開始時間まで余裕があればの話ですが……。歩くことで普段気にならなかった景色も新鮮に感じられるもの。

それに、学校のこと、就職のこと、人間関係のことなど、色々なことを案外じっくり考えることができます。結果的に頭の中が整理されてスッキリするので「頑張ろう」と前向きな気持ちにもなれるのです。

半身浴をしてみる

入浴をシャワーだけで済ませていると、なかなか疲れが取れないので疲労が慢性化してしまう人は多くいます。お湯を溜めるのは面倒ではありますが、湯船に浸かりながらじっくり考え事をできるので頭の中がスッキリしますよ。

レモングラス、ミント、ラベンダーなど、好みの香りのバスボムを入れるとリラックス効果が高まります。良い香りはストレス解消効果が高いと言われているので、是非お試しあれ!

趣味を見つける

太ってしまう原因の大半はストレスによるもの。そのストレスのはけ口さえ見つけることができれば、やけ食いや甘いものの食べ過ぎを防ぐことができます。つまり、気分転換できる気持ちの切り替え場所を作ればいいのです。

友達とご飯を食べに行く、旅行に出かける、公園で読書をする、近所を散歩するなど。いつもと違うアクションを取り入れてみることで、簡単にストレスが解消されることもあるので、是非実践してみてください!

経験者に直撃!就活中、ダイエットってどうしてました?

大学生

ここからは、就活中に太ってしまったという大学生N.Sさんにお話を伺っていきます。

ーそれではN.Sさん。早速ですが、就活中に太ってしまったということですが、何キロ増えてしまったんですか?

N.Sさん:1ヶ月で4キロも太りました。それまで着ていたリクルートスーツが入らなくなり、新しく買い換えた記憶があります。

ー1ヶ月で4キロとはなかなかですね……。原因はストレスですか?

N.Sさん:間違いなく。書類選考にすら通らないし、通ったとしても1次面接で落とされるし、そんな日々が続くにつれてストレスが溜まっちゃって。それで、毎晩コンビニでチョコレートケーキを買って食べてたらいつの間にかぶくぶくに太ってしまったんです。

ー当時は何か趣味とかストレスを発散できるものとかってなかったんですか?

N.Sさん:ありました。就活が始まる前まではずっとヨガ教室に通ってたんです。けど、就活が始まってから行く時間がなくなってしまったんですよ。でも今思い返してみれば、行こうと思えば行けたと思うんですよね。ただ言い訳してただけだと思うんで。行くのが面倒くさいから。

ー忙しさにかまけてサボってしまった、ということですね。

N.Sさん:ですね。でも、「太ってると不採用になる可能性が高い」っていう話を友達から聞いて、さすがにマズイと思って食事制限と運動で元の体重に戻しました。

ー置き換えダイエットとヨガ教室ですか?

N.Sさん:ですね。1食置き換えと、移動手段を可能な限り歩きに変えました。家に帰るときは3駅くらい手前の駅で降りて、歩いて帰るようにしたんです。意外と歩けるものなんですね。1ヶ月で2キロおちました。

ー私も基本的に実は普段電車は使わず、歩きかランニングで移動しています。慣れると結構気持ちがいいですよね。

N.Sさん:本当に。ストレス解消にもなりますし。結局、自分のストレスをうまく吐き出せてなかっただけだったんだなぁって気づくキッカケにもなりました。今は無事内定も決まって、辛い就活から抜け出せたので、本当に気が楽です!

ーおめでとうございます!今後とも陰ながら応援しています!

太っている=就活が不利になるわけではない

春の丘

太っているからといって、選考が不利になるわけではありません。ですが、人によっては「自己管理ができない人」と捉えてしまう可能性もあります。

就活中は、選考が思うように進まないというストレスからやけ食いしてしまもの。しかし、食べ過ぎた翌日は歩いて移動する、野菜を多めに摂るなどして自己管理を徹底しましょう。