一人暮らしと実家暮らし、大学生におススメなのは?それぞれのメリットデメリットを紹介!

Pocket

「大学生の一人暮らしは大変」ってよく聞くけど、具体的には?

「大学生になったら一人暮らしがしたい!」と憧れる学生は多いもの。
実家が遠方で通学が困難だから仕方なく…という人もいれば、そもそも東京で一人暮らしするのが夢で大学受験をする人も少なくないでしょう。なかにはなんとなく大学生になったら一人暮らししなきゃと考えている人もいるのではないでしょうか。
人それぞれ色々な事情があるかと思いますが、今回は一人暮らしをするかしないかで今まさに悩まれている方へ、一人暮らしの具体的なメリットデメリットについてお伝えできればと思います。

一人暮らし、してますか?


いんため編集部が現役大学生30名にアンケートをお願いしたところ、一人暮らしをしている or 一人暮らしをする予定があると回答したのはわずか3割。なんだかんだでやっぱり実家暮らしの方が多いようですね。「実家はラク」なんて言葉もよく耳にしますが、実家暮らしのメリットって具体的にはどんなことが挙げられるでしょうか。

実家暮らしのメリットってなんだろう

ご飯を作って帰りを待ってる人がいる

実家暮らしの最大のメリットといえば、家で家族がご飯を作ってあなたの帰りを待っていてくれているということ。これは自炊をしなくていいという気楽さに繋がるものでもあれば、食費が掛からないという金銭的なメリットでもあります。
ご飯に限らず、人が生きていくに欠かせない衣食住にはそれぞれに付随する”家事”というものがあるのです。毎日家事をするかしないかでは、肉体的・精神的に大きな違いがあるでしょう。

何より、安らげる

普段なかなか気付くことのできない当たり前の幸せ。家のドアを開けると誰かが「おかえり」と言って出迎えてくれる環境は何よりあなたの心に安らぎを与えているはずです。

セキュリティー面で安全

あなたが女性である場合は特に、1人で住んでいるより誰かと一緒に住んでいる方が確実にセキュリティー面で安全であるということも実家暮らしのメリットといえるでしょう。

一人暮らしのメリットはやっぱり…


さて、実家はとても安心で居心地の良いところということを改めて理解した上で、話を元に戻しましょう。
先ほどのアンケートに答えてくれた大学生30名に、引き続き一人暮らしのメリット・デメリットについて具体的に挙げてもらいました。まずはメリットからみてみましょう。回答数が多かった順にトップ3をお伝えしたいと思います。

第1位:好きなことを好きなだけできる。自由な1人の時間がある。<14人>

圧倒的に多かったのはこの意見。昨今は「ソロ充」なんて言葉も流行するほど、自ら1人で過ごしたがる人が増えてきました。誰かに気遣うことなく、自由に自分の時間を楽しめることは、とても満足感の高い時間です。一人暮らしをすれば、仮に家で一日中ゴロゴロしていようとも、「いつまで寝てるの!?」なんて誰かに怒られることはないのです。ゲームだってし放題ですよ。

第2位:家に人を呼びやすい。(=恋人ができやすい?)<6人>

次に多かったのはこの意見。夜遅く、あるいは朝方まで飲み明かしたあと「始発まで家(うち)に来る?」なんて気軽にみんなの救世主となることができちゃいます。
これは他に迷惑がかかる人が家にいないという一人暮らしのメリットを最大限に活かすことのできる場面です。実際に家の遠い人はとても助かりますし、それがキッカケでお互いの仲がより深まることは間違いありません。

第3位:学校・職場(バイト先、インターン先)までの距離が近い。<5人>

実家から近い学校・職場を選べればそれに越したことはないですが、なかなかそうもいかないもの。ですから「一人暮らし」という形で、できるだけ自分の通う学校や職場に近いところに住むわけです。
近くに住むことで得られるメリットは通学・通勤時間の短縮。移動時間が短いということは家を出る時間が多少遅くても間に合うということ。ギリギリまで睡眠時間を確保したり、身支度をゆっくり進めたりすることが可能です。
都心であれば終電の時間が遅かったり、電車の乗り換えが少なくなったりすることでストレスの緩和や交通費の削減にも繋がります。徒歩圏内ならジョギングしたり、自転車を買って運動することもできますね。

一人暮らしにはデメリットもある


一人暮らしのメリットを聞けば聞くほど、一人暮らしへの憧れは強くなることと思います。でもメリットがあれば当然デメリットも伴うものです。
こちらもアンケートの回答数が多かった順にトップ3をお伝えしたいと思います。

第1位:家事が面倒で大変。<11人>

今さらですが「一人暮らし」とはその名の通り、”一人で暮らす”ということ。身の回りのことを全て自分自身でしなければならないということです。それは想像以上に大変なこと。でもポジティブに考えれば、責任感が生まれ、サバイバル能力が身につくメリットでもあるといえるかもしれません。

第2位:お金がかかる。<8人>

一人暮らしをするためにはまず、別の家(部屋)を借りるわけですから、そこには家賃というものが発生します。交通の便が良くて人気のあるオシャレな街であるほど家賃相場は高いです。それからそこで生活するにはガス・電気・水道も必須ですよね。食事代も朝昼晩、1日3食分必要です。そう、こうして生活基盤を作るだけで、たくさんのお金を消費するということに一人暮らしを始めることで気付いてしまうんです。

*2月に引っ越しを考えている方へ!お得に引っ越しする方法をご紹介*

・第3位:生活リズムが崩れがち。<5人>

1位2位の結果として、外食が増えたり、偏った食べ物ばかりになってしまったりして栄養バランスが保てなくなるという意見も幾つかありました。自分以外いないという状況は自分次第で良くも悪くもなるという状況です。つい無理をしてしまうこともあれば、逆に少しずつ手を抜くようになってしまうこともあります。バランスを取るって簡単なようでとても難しいことなんですね。

実家暮らしは自立から遠のく?


一人暮らしの現実を知り、実家暮らしのありがたみを知ると、「やっぱり実家が一番」となるのが人の性(さが)ですよね。でもあなたは本当に、そのままで良いでしょうか。

そもそも一人暮らしをしたいと思ったキッカケは何でしたか?

親の詮索が鬱陶しい、実家が遠くて行き帰りがだるい…。一人暮らしをすることでそうした煩わしさから解放される瞬間はまさに「自由」を感じる瞬間でもあります。
同時に、いざ一人暮らしをして気付くこととして一番多いのが「実はやり方がよく分からないことが多い」ということです。
例えば光熱費の支払い一つとっても色々とあって、「実家ではどうしていたんだろう?」と思うことがあります。他には、いつも食べていたあの味を食べたくなったけれど作り方が分からなかったり、いつも来ている服を自分で洗濯したらなんだか変な仕上がりになってしまったり。ふとした瞬間、自分の非力さに気付くことがあるはずです。
あなたは分からないことが多いまま、大人になってしまって良いのでしょうか?
つい楽な現状に甘えてしまう方にはこんな有名なことわざもありますよ。

【いつまでもあると思うな親と金】

考えたくはないことですが、今あなたを養ってくれている親は不死身ではないですし、お金も使えばなくなるものです。
やむを得ず実家暮らしをしている方も、誰かにやってもらうことが当たり前になっていないか、自分自身の生活を振り返って確かめてみましょう。
うっかり見失いがちな大切なものにもきちんと気付ける、自立した大人を目指したいものですね。

一人暮らしと実家暮らしのメリットデメリットまとめ

最後に、それぞれのメリットデメリットを少数意見も含め、まとめてみました。

一人暮らし 実家暮らし
メリット ・好きなことを好きなだけできて自由だし、1人は楽

・家に人を呼びやすい(=恋人ができやすい?)

・学校・職場までの距離が近くなる

・責任感が生まれる

・サバイバル能力が身につく

・家事をしなくて良いので楽

・食費が浮く

・何より、安らげる

・セキュリティー面で安全

・最悪、働かなくても生きていける

・目の届くところに子供がいた方が親もきっと安心すると思う

デメリット ・家事が面倒

・お金がかかる

・生活リズムが崩れがち(食生活が偏る、朝起きれない etc..)

・体調が悪いとき誰も助けてくれない(もしこのまま死んでしまったら誰がいつ気付いてくれるのか考えちゃう)

・寂しい

・親の詮索が鬱陶しい

・家が遠くて行き帰りがだるい

・なかなか自立できない

・お腹が痛いときに限ってトイレが塞がっているときがある

・いま食べたくないものが出てくるときがある(昼も夜もカレー)

 

一人暮らしと実家暮らし、どちらを選んでもメリットとデメリットがある


一人暮らしと実家暮らし。どちらを選んでも必ずそれぞれにメリットデメリットがあります。決してどちらかが幸か不幸かということではありません。上に挙げたことが全てでもないですし、人によってメリットデメリットの感じ方も違います。ですから、もしも一人暮らしか実家暮らしかで迷っているのなら、今一度じっくりと時間をかけて考えて、後悔しないように未来を見据えた選択をするようにしましょう。とりあえずは引っ越しするのにどれくらいかかるのか、現実を知るところから始めてみてはいかがでしょうか?

*実家を出て一人暮らしは不安…引越しの準備や手続きは1か月前から*