就職に安定を求める学生が知っておくべきこと

頬杖をついて考える女性
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将来的に安定している業界とは?

学生に根強い信頼がある銀行、インフラ、旧財閥系企業

就職に関して、この先長く勤める企業だからという観点で安定した企業を選ぶための就職活動をすること学生も多いでしょう。しかし一体どんな企業が安定しているのかについて自己判断することは難しいですよね。安定している企業としてはやはり銀行が挙げられます

大手の銀行でしたら地方や都市を問わずに多くの取引先もありますし、倒産の可能性も一般企業に比べて低いです。また福利厚生の充実もあり、安定した人生を歩めるでしょう。

銀行に加えて安定企業とされるのはインフラに携わる企業です。電気、ガスに関連する企業は人間が生きるために必要なライフラインを支えている企業ですので、その安定度合いは抜群です。また大手企業として知られる旧財閥系を冠する企業たちも安定企業として広く認知されています。

安定とやりがいの両立について考える

安定する大企業での仕事にやりがいを感じるかどうかは、学生の皆さんの感じ方次第です。もちろん職種にもよりますので、安定企業=やりがいのない仕事というわけではありませんので、その点誤解しないようにしましょう。安定企業であるということは、健全な経営体制・事業体制があってこそ成り立っています。

その中で、常に自分を成長させる機会はありますし、安定企業であるからこそ様々な研修システムや社員への教育にお金をかけます。そういった環境は仕事にやりがいと刺激、成長機会を与える大きな要因となりますので、一概に安定企業はつまらないというわけではありません。

大学の出身学部によって将来の安定を考えるのは難しい

どういった学部出身だと将来が安定しやすいかということは言及はできません。何故なら理系であっても総合職やいわゆる事務職に就く方もいらっしゃいます。法学部を卒業すれば就職にも幅が効いて、安定した社会人生活を送れるだろうという見積もりは非常に甘いと言わざるをえません。自分がどのような企業を選び、どのような価値観で仕事をするのかということですので、学部と将来の安定は直接的には関連していないといえるでしょう。

本当の安定企業はもう存在しない?

大手が必ずしも安全な選択肢ではない

大企業への就職が必ずしも安定につながるわけではないことにも注意しましょう。最近では、日系大手家電メーカーの買収騒動など日本のメーカー神話は崩れつつあります。現在安定している企業が20年後も安定企業ではありません。自分自身のキャリアパスと成長機会を見極めて企業選びをしましょう。