インターンシップはいつから始める?最適な時期を教えます!

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インターンっていつから始めればいいの?

ゼミ

突然ですが、あなたはインターンに参加していますか。数年前までは、まわりの人が参加しているから、面接のときの話題づくりになるからなど、就職活動の一環として参加している傾向にありました。

しかし、近年では「何か打ち込めるものを見つけたい」「専門的なスキルを身に付けたい」という理由から、長期のインターンに参加する学生が増えています。けれど、一体いつどのタイミングで始めればいいのでしょうか?インターンの種類や参加するタイミングについてご紹介します。

応募前にまずはインターンの種類について把握しよう!

笑顔の女性

インターンに応募する前にまずは、インターンの種類と募集時期についておさらいしましょう。以下の表をご覧ください。

長期インターン 短期インターン
実施期間 数ヶ月から一年以上 1日から数週間
開催時期 時期を問わずいつでも 8月、12月、2月
募集時期 時期を問わずいつでも 開催時期の1〜2ヶ月前

まず、長期インターンは企業によっては時期を問わず、いつでも募集をしています。それまで働いていたインターン生が就活や卒業などでいなくなった場合に追加で募集をかける、というケースが多いようです。

続く短期インターンは、学生の長期休みを利用しておこなわれることが多い傾向にあります。特に8月頃、多くの企業が短期インターンの募集を開催します。

そして、その応募や選考は開催時期の1ヶ月前もしくは2ヶ月前あたりからスタート。つまり、サマーインターンに参加したいと考えている場合は、5月頃からインターン先を探しはじめ、6月からは書類応募や面接などの選考に進むというスケジュールとなります。

また、サマーインターンのほかには、ウィンターインターンとして開催されるものもあり、その場合は12月や2月に開催されることが多いようです。

長期インターンの募集時期や開催時期は?

カップル

長期インターンの募集時期と開催時期

長期インターンは1年を通じて募集をおこなっています。また、会社によっては、ある特定の期間に集中的に募集をおこなっているケースがありますが、その時期は企業によってさまざまです。もし、興味のある業界や企業が決まっているのであれば、サイトをこまめにチェックするようにしましょう。

開催時期についても、募集時期と同じです。時期を問わずに開催している企業が多くあります。ほとんどの長期インターンの場合は、数ヶ月単位で就業することが多い傾向に。また、場合によっては大学1年生から始めて、3年生までの2年間ずっと同じ企業で長期インターン生として働くというパターンもあります。

長期インターンの選考フローと開始時期

会議

長期インターンの選考は、アルバイトとほぼ同じ。簡単な面接だけというケースもありますが、ほとんどの企業では、就職活動の本選考と同じように面接やエントリーシートによる選考がおこなわれます。

面接自体はアルバイトの面接と形式は変わりませんが、「どんな業界に興味があるのか」「将来のキャリアビジョン」といった質問が中心で、アルバイトよりもしっかりとした選考内容です。なかには「小中高時代にもっとも力を注いだこと」「これまでの人生のなかで一番大変だったこと」など、人間性と向き合う質問をされることも。

いつどんな角度から質問をされても大丈夫なよう、企業研究や志望理由などといった事前準備はしっかりとしておきましょう。ちなみに、長期インターンの面接は複数回おこなわれるケースもあります。選考だけで考えると、申し込みから1〜2週間程度で合否が出るという場合がほとんどです。

開始時期については、長期インターンへ参加する申し込みや手続きを踏んで、そこから1週間前後で初出勤となるケースがほとんどです。

初出勤するまでの間は、長期インターンに参加するうえで必要になるもの(服やカバンといった装飾類やメモなどの小物)を用意しておくようにしましょう。ちなみに、下記の記事で詳しい持ち物を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!

【インターン持ち物リスト】完全保存版!入社初日の必須アイテム

長期インターンはいつ始めるのがベスト?

スマホをいじる女性

長期インターンは、1年を通じて募集をおこなっているとご説明しました。特にオススメなのが、夏休みなどの長期休暇の前に始めることです。長期休暇の時期は、大学の授業もなくインターンに打ち込めるので、業務にフルコミットすることができます。こうして、インターン先の企業や業務に慣れておくことで、仕事のサイクルが把握できるようになり効率もどんどん上がるのです。

また、長期インターンへの参加を検討している場合は、できるだけ早い時期に参加すると良いでしょう。長期インターンは、長く参加すればするほど得られる経験やスキルが多くなるので、早く始めるに越したことはありませんよ!

サマー、ウィンターなどの短期インターンの募集時期

頬杖をついて考える女性

長期インターンに対し、短期インターンはどうでしょうか?短期インターンの場合は、開催時期がほとんど決まっています。しかし、短期インターンの中でもサマーインターンとウィンターインターンでは、開催時期とその目的が違うんですよ。

サマーインターンとウィンターインターンの違い

太陽とひまわり

サマーインターンとは、主に大学3年生が8〜9月の夏休みを利用して参加するインターンです。まだ就職活動が本格化するまでには時間があり、学生、企業ともに選考を意識したものではありません。

したがって、就業体験という意味合いが強いインターンシップとなっています。ただ、一部の企業では、このサマーインターンの時点で内々定を出すことあるようです。

対して、ウィンターインターンは12月、2月といった就職活動を間近に控えた時期に行われるインターンで、学生側も企業側も就職活動を強く意識している傾向が強くなります。インターンの募集に対して応募も倍率が高くなるようです。また、インターンに参加してそのまま内定が出る「採用直結型」のインターンもこのウィンターインターンでは多くなってきます。

短期インターンの募集時期

短期インターンの募集は、開催時期の1ヶ月から2ヶ月前から開始されます。サマーインターンであれば6〜7月頃から募集を開始し、説明会を実施する企業が多いので、5月中からリサーチを開始しておくと良いでしょう。

ウィンターインターンの場合は早いところは10月から、遅いところでも12月には募集を開始することがほとんどです。

短期インターンの選考フロー

短期インターンは長期インターンに比べれば比較的簡易的な選考フローになっている場合が多いです。面接一回のみという場合も多いのですが、ウィンターインターンで、なおかつ採用直結型のインターンの場合は面接が複数回に及ぶ場合もあります。

サマーインターン ウィンターインターン
開催時期 8〜9月頃 12月、2月
選考スケジュール 5〜7月頃 10月〜12月

短期インターンはいつ頃から始めるのが良いの?

デスクでキーボードを打つ人

短期インターンは、可能であればサマーインターンから参加しましょう。サマーインターンの場合はまだ企業も学生側も選考とは切り離して考えているケースが多く、余裕を持ってインターンに取り組むことができます。

また、インターンを経験しておくことによって、社会人と接点を持つということに慣れ、ウィンターインターンや本選考で良い結果を残すきっかけにすることもできます。

また、比較的簡易な選考が行われるサマーインターンで面接の練習をしておくことなども、ダイレクトに本選考の結果に関わってくるのでサマーインターンへの参加を検討してみましょう。

短期インターンの開催時期がかぶってしまった場合

辞書

短期インターンの開催時期がかぶってしまった場合は、まず優先順位を確認しましょう。より自分にとって志望度の高い企業のインターンを受けるべきです。また、どちらかのインターンが複数回開催されている場合は、別日のインターンに参加できないか調べてみましょう。

もし複数回開催されており、その日程に変更することができれば両方のインターンに参加することができる場合は日程変更を願い出ることもできます。ただし、インターンの日程変更を願い出る場合は、他社のインターンへ参加する為、といった理由を伝えてはいけません。

自社よりも他社を優先されたと思ってしまった場合、あなたへの心証が悪くなってしまう可能性がありますので、理由については十分に留意するようにしましょう。

1年生からインターンに参加した方がいいの?

これまでは、インターン=大学2〜3年生が参加するという傾向にありました。しかし、ここ数年、大学1〜2年生などの早い段階から参加する学生が増えています。「社会人っぽさを味わいたい」「将来に役立つスキルを身に付けたい」「やりたいことはひと通りやったから新しことに挑戦したい」など、始める理由は人それぞれ。

しかし、大学1〜2年生のうちから早期でキャリア形成をできることにより、「自分のやりたいこと」「自分の興味がある分野」などを発見できる機会になるのではないでしょうか。早い段階で、長期インターンやウィンターインターンに参加して成長機会を得られることで、実務経験やスキルが蓄えられていきます。そこで学んだことは、今後、就職活動をおこなううえで武器となるはずです。

インターン参加は早ければ早いほどいい

インターン

「大学1年生だからまだ参加しなくて平気」「大学2年生だからそろそろ始めないと」と学年や時期に関わらず、参加したと感じたときに参加しても良いのではないでしょうか?早い段階から参加すればその分、校外での活動の幅やコミュニティもどんどん広がっていきます。学年や時期にとらわれず、早いうちにインターンに参加してキャリア形成に役立ててください!