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インターンとアルバイトの両立は可能
給料的にはインターンとアルバイトの両立の必要はないことも
現在アルバイトをしていて、これからインターンも始めようかと考えている学生は、アルバイトとインターンの両立はできるのかどうかと心配になる方もいると思います。最近ではインターンにも、バイトとの違いが分からないような長期インターンも増えてきており、バイトを2つ掛け持つよりも大変なイメージがありますよね。そんな長期有給インターンは給料が支給されるインターンがほとんどです。
そのため、金銭的な話だけだとそもそもアルバイトとの両立が必要ないということもあり得ます。まずは自分の希望するインターン先が、給料の支給があるのかどうかを見極めましょう。ちなみにインターンに支給される給料は平均時給1,000円ほどですので、アルバイトとほぼ同額程度もらえることも少なくありませんよ。
バイトが辞めにくい、インターン先が無給なとき両立は可能?
両立しないでどっちかに絞れば大丈夫! とは言われても
- 今やっているバイトが辞めにくい
- バイトはバイトで楽しいから続けたい
- そもそもやろうとしているインターンが無給
といった理由でインターンとアルバイトを両立しないと、なんてこともありますよね。やはりインターンとアルバイトの両立が必要だという結論に至った場合、果たしてそれは可能なのでしょうか。
条件だけを言えば、インターンとアルバイトの両立は可能であることが多いです。多くの企業はアルバイトとの兼務を容認しています。(中には兼務を禁止している企業もありますが)
ただし正確にはやはり、アルバイトとインターンの労働条件によるとしか言えません。例えばインターンで平日週3以上勤務、アルバイトで週3以上勤務となると夏休みなどの長期休み期間ならまだしも学校があるとてんてこ舞いになってしまうのではないでしょうか。
またアルバイトとインターンの両立は身体的にも精神的にも、かなり負担が大きいのも事実です。
私自身インターンとアルバイトを掛け持ちした経験がありますが、長期休みの間は続きましたが学校が始まったタイミングでアルバイトを辞めた思い出があります。
では、どのようにすればインターンとアルバイトの両立が可能なのか。
インターンとアルバイトを両立するコツ3つ
インターンとアルバイト、そして学業を両立させるコツは以下の3つです。
- 授業の割り振りを工夫する
- シフト制のインターン先を選ぶ
- 担当者に相談する
1.学業、インターン、バイトの両立。授業割を工夫しよう
インターンとアルバイト、さらに学校を両立させるコツで最も重要になってくるのは授業の割り振りです。
大学生はインターンやアルバイトといった活動の他に当然のことながら学業をこなす必要があります。本来あり得ませんが、もし仮に授業がまったく無い場合は週3日をインターンに使い、週2日をアルバイトに使うといった割り振りをすれば良いだけです。
しかし、そこに学業が入ってくるので両立が難しいと思われがちなのですね。ではインターンとアルバイトを両立する為には、学業をどのように行えば良いのでしょうか。
そのポイントは授業を集中させることです。大学の授業の多くは、自分で時間割を考えることができます。その際、授業をなるべく集中させることが大事です。
例えば、一限が授業で、二限が休み、三限が授業といった時間の組み方は、大変もったいないです。その空いた時間にはインターンもアルバイトも入れることができません。比較的自由がきく大学生と言えども、時間は有限です。そういった空白の時間を作らないことがインターンとアルバイトを両立させる上で最も大切な考え方なのです。
そして、授業はなるべく一日を通してみっちり設定するようにしましょう。その方が一日学業に専念できるので、学習の効率が上がります。そして、空いた日にインターンやアルバイトを入れましょう。
2.そもそも両立可能な労働条件のインターンを選ぶ
そもそもインターン先を選ぶ際に、就業時間について確認しておくことは大切ですよね。自分は今の生活にインターンを加えたときに週何日なら出勤できるのか、1週間のうちにどれくらい時間が使えるのか考えると良いと思います。1週間に、自分がどれだけの時間が使えるのか考える方法もオススメです。1週間=168時間(24時間×7日)のうち、現在睡眠に42時間(6時間×7日)、バイトに10時間(5時間×2日)、授業に移動に……など考えていくと自分にどれくらいの余裕があるのか見えるようになると思います。
労働条件を見る上で、シフト制のインターン先は非常におすすめです。一日を通してではなく、午前中や午後のみ、あるいは3時間だけなど、シフト制を採用している企業をインターン先として選択すれば、インターンとアルバイトの両立はさほど難しいものではなくなるでしょう。
また柔軟に対応してくれるインターン先を選ぶことも重要です。
働き始める前に、
- テスト期間は出勤に融通を効かせてくれるのか
- 夏休みや旅行の対応は?
など質問しておくと良いでしょう。
3.アルバイト先、インターンシップ先の担当者に相談する
仮にシフト制を採用していない企業でも、担当者の方に事情を説明すれば対応してくれることも少なくありません。インターンを募集しているような企業は当然のことながら学生を採用するということに前向きなので、大学生の特性に合わせて対応をしてくれることがあるのです。
また、シフト制以外にも、土日にインターンを行っているような週末参加型のインターンもありますので、まずは自分に合ったインターンがないかどうか探してみましょう。
インターンとアルバイト、辞めるならどっち?
これまでご紹介した方法を検討しても、どうしてもインターンとアルバイトの両立が難しいという場合もあるでしょう。アルバイトとインターンを掛け持ちしたものの、両立が難しくなったらどっちを優先すれば良いのでしょうか。
率直に言ってしまえば、その場合は長期インターンを優先することをおすすめします。
インターンに参加することはこれから先に待っている就職活動において、非常に重要な経験になってきます。なぜならば、インターンに参加し、これから先、大学を卒業した後に働く場合に近い経験をすることは自分の本当にやりたい仕事を考える上で非常に重要な経験になるからです。インターンは、就職活動を始める前に社会人として働くということを実感できる数少ないチャンスなのです。
大学生活は4年間しかありませんが、その後、働く年月は非常に長いものです。多くの人にとって、人生の大半の時間は働く時間になるでしょう。その長い年月をどのように働くのかを決めるのが就職活動です。
そして、就職活動をより満足のいくものにする為にはインターンへの参加が非常に重要なのです。