【必要?】理系大学生の長期有給インターンについて

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理系の学生にインターンは必要とは限らない

文系の学生に比べて、授業や課題が忙しい理系の学生、バイトに比べて時間の取られそうな長期インターンをする必要はあるのでしょうか。

本当に授業や課題だけでてんてこ舞いなら必要なし

最近は就業体験だけではなく、成長機会や経験として流行りの長期有給インターンですが、理系文系問わず、就職活動の一環としてではなく何か熱中できるものがほしい学生がやることを強くおすすめしています。

もしあなたが本当に、授業や課題で満足しているのであれば長期インターンは負担になってしまうのでやる必要はないかもしれません

就職活動だけを考えるなら短期インターンへの参加を

学生生活にそんなに余裕がないとはいえ、やはり就活は不安という理系学生なら短期インターンに参加してみるのをおすすめします。ただしあくまで、あなたが内定を獲るために就活の準備をしたいという理系学生ならばです。
理系学生で入りたい会社があって、その会社の短期インターンに行くことは間違いなく、就活は有利になるしアピールポイントになります。

ただし就活のゴールは内定ではないことに注意が必要です! 大学を卒業した後にどんな働き方をしたいか大学にいるだけではわからないものです。また研究や講義と実際のビジネスは全く違うため、そのような将来への不安をかかえている学生は長期インターンをしてみるのも良いと思います。

理系学生にはアルバイトと長期有給インターンどっちがいいの?

せっかくバイトするなら長期有給インターンの方が良いのではないかと考えている理系の学生もいるのではないでしょうか。
正しいです! 普段大学で専門的なことを学んでいるのに、バイトではなんの頭も使わずお金のために時間を浪費するのはもったいないです

少し前では無給の長期インターンも多く、いわゆるタダ働きでもやるという成長意欲の高い学生しかインターンをするイメージがありませんでしたが、最近のインターンは給料のでる有給のインターンも多いです。
最低賃金はクリアしているものの、まだまだアルバイトの方が短い時間で高く稼げるものも多いです。ただお金を効率的に稼ぎたいなら、バイトの方が良いかもしれませんね。

理系の学生におすすめの長期インターン

長期インターンに理系と文系で決定的な違いはない

そもそも、長期インターンにおける理系と文系の違いはあるのでしょうか。

実は、長期インターンには理系と文系の大きな違いはありません。企業側としては学生の頃の専攻よりも、企業に属してからの伸びしろに期待している場合も多く、理系、文系関係なく採用を行っている企業も少なくないのです。

しかし一方で、理系だけを歓迎する長期インターンがあるのも確かです。そういった場合は専門スキルが求められてくる場面が多いのが特徴です。専門スキルとは、プログラミングや専門ソフトの取り扱いなどです。

では、理系の学生にとっておすすめの長期インターンとはどのような長期インターンなのでしょうか。

もし大学の専攻分野に興味があるならそのインターンに

理系の方は、まずは自分の専攻している分野の長期インターンに参加されることをおすすめします。
文系の学生は専攻内容によって、長期インターンやその先の職業が変わってくるというのは稀なケースですが、理系の学生は、大学で専攻している内容がそのまま将来の職業に強く関連してくる傾向があります。長期インターンとして卒業前にその分野に関する就業経験をしておくと、卒業後も実際の仕事とのミスマッチが少なくてすみます。

また、同じ分野のなかでの長期インターン先の探し方ですが、理系の学生は一般的に授業や研究、レポートや発表会などで文系の学生よりも時間を取りづらい状況にあるという特徴があります。
ですので、分野で絞り込んだら、その後に募集条件から絞り込むと良いでしょう。

具体的に申し上げますと、就業形態が比較的柔軟な企業を選ぶと良いでしょう。理由は単純明快で、その方が学業との両立がしやすいからです。授業やアルバイトとの両立を考える際、自分で自由にシフトを組めたりといった比較的柔軟性のある企業を選んだ方が後々助かります。

理系の特権!? プログラミングのインターンは超オススメ!

また、特に業界が絞れていないという場合は職種のみエンジニアに絞って、自分が活躍できそうな企業を探してみるのはいかがでしょうか。
理系歓迎の文言がある長期インターンは、その多くがエンジニアという職種での募集がされています。エンジニアは数字を扱ったりする場面が多く、理系が歓迎されやすい傾向があるのです。
システムエンジニアwebエンジニアなど職種に違いはありますが、営業やマーケティングなどではなく、エンジニアとして物作りに参加できるインターンが多いのが特徴です。

その分野ごとに求められるスキル(システムエンジニアであれば扱う言語など)が異なりますので、自分の特性に合ったインターン先を探してみましょう

また、中には専門ソフトを使うデザイナーとしてインターン生を募集している場合もあります。その場合は使用するソフトに関する基礎知識が求められます。
その分野について極めたいという希望がある場合は願ってもない長期インターン先となるでしょう。

理系学生がインターンで重視すべきこと3つ

理系の学生が長期インターンに参加する時に重視すべき点は以下の3点です。

  • 実績を作る
  • 働くことを学ぶ
  • 学業との両立

モノ創りのインターンなら必須! 実績を作ろう

理系の学生が長期インターンで気をつけるべき点は、その分野における実績をきちんと作っておくことです。インターンで実績を作っておくことは、将来に控える就職活動でアピールできる大きなポイントになります

例えばシステム開発であれば、どのようなシステムを開発し、運用したのか。そういった実績を、しっかりと就職活動の際にアピールできるようにしましょう。
そういった実績があれば、自分の出来ることや自身の裏付けになります。

研究≠ビジネス。会社で働くことを学ぶ

実際に働くということは、大学で勉強することとは全く違います。インターンとしてでも実際のビジネスに参加することで自分はどんな働き方がしたいのか、また何を大事にしているのかをしっかり見極めることは大切なことです

理系学生の宿命!? 学業との両立はしっかりしよう

これは理系文系に限らず全学生に言えることですが、学業との両立をきちんと行うようにしましょう。
学生の本分はあくまで学業ですので、きちんと学業に励みつつインターンに参加するように心がけてください

ベンチャー企業でのインターンでは即戦力に

上記で解説した3つの点のうち、特に”実績をつくる”という点においておすすめなのがベンチャー企業での長期インターンです。ベンチャーでは、大手の企業では任せてもらえないような仕事を任せてもらうチャンスがあります。ベンチャー企業側も知識が豊富で専門性の高い理系学生は大歓迎です。

自分の専門分野と将来志望する職業の両面から考察して、自分の成長につながる長期インターンを探してみましょう。